2025年11月の記事
法務省による再審法改悪を許すな!

事実調べ 鑑定人尋問を今すぐ実施せよ!
  検察の再審妨害 引き延ばし弾劾!


10・13狭山現地調査、

  14高裁・高検要請行動をたたかう
   
10・13狭山現地調査に19人  

 10月13日、「狭山事件の再審を実現する大運動」は19人の参加で狭山現地調査を実施した。今回は小、中学生も参加して、捜査当局がでっち上げた犯行シナリオがいかにデタラメか、現地を歩いて確認した。   

                              





                           










10・14東京高検、高裁へ要請行動

   高裁前で訴え活動

 

 前日の狭山現地調査に引き続き、全国から25人が参加して狭山要請行動が取り組まれた。
 要請行動に先立ち、全国連・村上久義委員長から、「高裁・家令裁判長の来年3月の退官を前に、この日三者協議が開かれる。事実調べ―鑑定人尋問を決断するかどうかの最大の正念場であることをふまえ、その実現にむけ、本日の要請行動をたたかおう」と訴えた。

東京高検要請行動

 東京高検から、吉浪担当検事と公判事務課の神保と浜崎の3名が出席した。
 冒頭、村上委員長から、石川一雄さんの遺骨は事務所に置かれたままであり一日も早く石川家のお墓に入れるようにしてあげたい。東京高検は、弁護団の求める鑑定人尋問のこれ以上の引き延ばしは許されないと訴えた。
 吉浪検事は、決められた時間があるので簡潔にお願いしたいと発言。
 要請団からは7通の要請文が読み上げられ、その後、口頭での要請が行われた。
 要請団からは、「昨日、狭山現地調査を行った。警察は、石川さんを犯人に仕立てるため、ありえないことをよくも次々と重ねた。石川さんの部落に行きつくように、証拠の数々がでっち上げられていることを改めて感じた。当時の原検事は、石川さんが差別による貧しい生活を強いられた現実を、『悪の巣窟』と言った。断じて許されない」。
 「殺害現場とされた場所でのルミノール反応検査を証拠開示してほしい」。
 「(第3次再審から)検察は、19年間も事実調べをさせないよう引き延ばしを図ってきたことを自覚すべき」と弾劾した。

高裁前行動

 検察への要請行動を終えた要請団は、東京高裁前に移動して、お昼の東京高裁前で第4刑事部家令裁判長に向けて訴え行動を行った。
 石川さんの大きな写真を印刷した大横断幕を掲げ、ノボリを林立させ、チラシと署名行動が行われる中、マイクで高裁に向けて再審開始と事実調べを行えとアピールが行われた。この日は三者協議が行われる当日だ。訴えにも力が入る。
 チラシを配る人も署名を集める人も一人でも多くの人に知ってもらおうと限られた時間を、集中して訴え行動を取り組んだ。

東京高裁要請行動

 東京高裁から、荒川訟廷管理官、大島副訟廷管理官、総務課・笹原の3名が出席。
 冒頭、村上委員長から、今日三者協議が開かれるとのこと、東京高裁には鑑定人尋問の実施をぜひ決断してほしいと訴え、荒川訟廷管理官から、事件のことでこちらから話すことはないとの応答があった。
 村上委員長はさらに「問題は、石川さんが亡くなって早智子さんが第4次再審を訴えたこと。19年間引き延ばしておいて、さらに引き延ばすことは許されない。直ちに鑑定人尋問を始める決定をしてほしい。石川さんの死には、裁判所に責任の一端がある。裁判所が石川さんを殺したと言われても、弁解の余地はない。家令裁判長は決断をすべきだ」と裁判所を弾劾した。
 要請団から7通の要請文が読み上げられ、その後3人から口頭での要請が行われた。

法務省へ再審法改正の要請行動

 この間、法務省に出かけ再審法改正の要請を行ってきた。法務省は今まで要請書の受け取りを拒否し、郵送なら受け取るなどと勝手な解釈で請願権を捻じ曲げ国民の請願権を無視し続けてきた。
「ふざけるな!」受け取るまで何度でも抗議行動を続けるぞ。
 この日も手に手に要請書をもち、法務省前に集まって要請行動を開始した。今度も拒否してくるか、と思いきや「受け取ります」との回答。おや、今日は反応が違うぞ、と担当者を待っていると、やはり「受け取りません、事前の連絡がないので」ときた。前言を翻す法務省のこの対応に要請団は抗議のシュプレヒコールと再審法改正を訴えて引き上げた。次回こそ要請を受けさせるぞ。 


10/4~5 山口県宇部

第34回 全国連婦人部大会開催

五感(観る、触る、聴く、実験してみる)を使って

狭山を知らない世代にも拡げていこう

 10月4~5日山口・宇部「ココランド」において第34回全国連婦人部大会を開催しました。今回の全婦は、「なぜ今たたかうのか」「なぜ婦人部が必要なのか」を今の世の中の動きからさらに深く考えていきました。また、2日めには長生炭鉱のフィールドワークも行いました。
 大会は、開会宣言ののち、解放歌で始まりました。
 村上委員長が主催者あいさつに立ち、続いて開催地地元あいさつを山口・陶支部の井上善兼さんから行っていただきました。 次に来賓のあいさつを、在日本朝鮮民主女性同盟山口県本部副委員長の金静媛(キムジョンウォン)さんより行っていただきました。
 大会の最初に「共に生きよう~朝鮮学校の子どもに学ぶ権利を~」と題して山口朝鮮初中級学校保護者の徐スズキ麻弥(ソすずきマミ)さんより講演して頂きました。私たちが知らなかった今の朝鮮学校が置かれている現状を詳しくお話され、そこで学ぶ子どもたちの思いを聞かせていただき、共にたたかう決意をあらたにすることができました。
 続いて、「長生炭鉱遺骨収集のとりくみ~明日のフィールドワークにむけて」と題して、水非常を歴史に刻む会共同代表であり山口・陶支部の井上洋子さんからテレビ報道の上映を含めて講演して頂きました。
 次に、2024年の活動報告と2025年運動方針案を阪口事務局長が提案しました。今回の運動方針は、3月11日に逝去した石川一雄さんの無念を必ず早智子さんとともに晴らす。そのために狭山を知らない世代にも、五感(観る、触る、聴く、実験してみる)を使ってあらゆる手段でひろげていこう。また、参議院選挙で参政党が勢力を拡大したことから、差別排外主義と対決し、私たち婦人が団結して命と生活を守っていく。部落差別と立ち向かう。また、次世代の担い手をつくろう、そのためにやれることは何でもやろう、と提起されました。
 次に茨城の井橋真理子さんから、10月13日に行われる狭山現地調査への婦人の参加と翌日14日の狭山要請行動への結集が訴えられました。
 続いて狭山企画として、「万年筆の水洗い実験」を参加者全員で行いました。検察の主張する「水洗いしたらインクはなくなる」ことのデタラメさ、発見された万年筆がデッチあげられたものだということを確信するものとなりました。
 その後、全体の話し合いへと移っていきました。
 最後の大会議事として、役員人事、会計決算、会計予算、スローガン、狭山の決議文の提案、採択を行いすべて承認されました。最後に、小林副部長の団結ガンバローで、大会を終えていきました。
 夜は婦人あげての交流会を行い、おおいに盛り上がり一年の労をねぎらい親睦を深めました。

【2日め】長生炭鉱のフィールドワークを行う

 2日目は長生炭鉱のフィールドワークを行いました。
 「長生炭鉱の水非常を歴史に刻む会」の共同代表でもある、陶支部の井上洋子さんに案内していただきました。
まず、「長生炭鉱追悼ひろば」に向かいました。そこから、朝鮮半島から強制連行されて実際に収容されていた窓もない宿舎、墓地を回り、炭鉱の発見された坑口まで歩いて回りました。発見された炭鉱の坑口のある場所も、最初はただの雑木林で、そこをイチから切り開き、探知機を使って坑口を探り当て掘り起こしてやっとの思いで発見できたこと。その現場には、坑口を故意に塞いで逃げ場を失い命を落とされた、坑口を塞いだヒノキの材木も置いてあり歴史の重さと悲惨さを実感しました。ピーヤにむかって一人一人が献花していきました。写真や映像で見るよりも、あまりの近さに驚き、この足元の地底にまだ百数十人のご遺骨が眠っているのだと実感し心が痛みました。一日も早くご遺族のもとへご遺骨を返せるよう婦人部もともにたたかいぬく決意をあらたにするものとなりました。

 



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