2022年11月の記事
全国連からの緊急アピール
部落解放同盟全国連合会は、狭山事件の第3次再審請求が大詰めを迎えるにあたり、全国300万の兄弟姉妹と労働者人民に心から訴えます。
臨戦態勢に突入し、勝利に向かって総決起しましょう
石川一雄さん・弁護団の事実調べ請求に対して、検察の意見がもうじき出されます。さらに、裁判官の判断は、早ければ年内にも出されようとしています。
事実調べぬきの再審はありません。狭山事件だけが、45年間も事実調べが行われていません。下山博士など11名の鑑定人尋問を行え!裁判官みずからインクの鑑定を行え!これは狭山事件59年のすべてをこめた、血涙の要求です。事実調べをめぐるこの攻防で、すべてが決まります。
後戻りのきかない、やり直しもきかない決戦のゴングが鳴り響いています。「空気。めし。狭山」日々刻々、寝ても覚めても、事実調べのみを求め、生活と命をなげうって総決起しましょう。
狭山大運動を国民的大運動に発展させましょう
狭山闘争は尋常一様なたたかいではありません。実際に勝つためには、もっともっと大きな世論、力が必要です。
解同、住民の会、個人、いろんな動きがあります。大歓迎です。しかし「運動体は弁護団の後押し」だけでは勝てません。
狭山闘争は未曾有の権力犯罪に対する、差別糾弾闘争です。部落差別に気づき、怒る巨万の世論が裁判所を包囲・監視して、初めて勝機はあるのです。
5・8毎日新聞全国版の意見広告には、私たちの想像をこえた大きな反響がありました。そこにこめられた声なき声を東京高裁に届ける形にする、それが狭山大運動(狭山事件の再審を実現する大運動)です。今こそ、ムラに街頭に、友人知人にうって出て、狭山大運動を全国的な国民運動に成長させましょう。
毎月要請行動をやりぬき東京高裁を政治焦点の渦に
要請ハガキは、連日、全国各地から殺到し、第4刑事部の裁判官の目の前に山のように積みあがっています。あなたの思いをハガキにこめ、裁判官室を埋め尽くそうではありませんか。また、緊急20万人署名にもとりくみましょう。
その急先鋒として、要請行動で、検察、裁判所を直接に追求しましょう。11月は25日、12月は2日、1月は30日、東京高裁で会いましょう。
狭山事件の再審を実現する大運動が
狭山現地調査と東京高裁・高検への要請行動
カモイの低さにあらためて万年筆の デッチあげを実感する(2022年10 月30日)
出会い地点とされた場所で「自白」の 不自然さを指摘する本田豊・狭山大運 動共同代表(2022年10月30日)
現地調査の後、行われた集会であいさ つする長谷川直彦・狭山大運動共同代 表(2022年10月30日)
東京高裁・高検への要請行動にあわ せてカモイの模型を持ち込んで街頭 宣伝(2022年10月31日)