2013年11月の記事

狭山再審へ10・27中央闘争が成功! 

(2013年11月24日)

事実調べ、再審実現をかちとるために大衆的たたかいを更に飛躍させよう!
    寺尾判決39ヶ年を糾弾し、狭山再審を実現するために全国連は10月27日、狭山中央闘争をたたかいぬきました。
    石川一雄さんの不屈のたたかい、全国の心ある人々のたたかいのもとで三者協議がはじめられ、一定の証拠開示がかちとられてきました。い 寺尾判決39カ年糾弾! 狭山再審を実現するぞ! (10・27狭山中央集会) よいよその決戦局面となる第15回目の三者協議を目前にひかえたこの中央闘争には、全国の同盟員と共闘の仲間、150人が参加しました。
    東京・銀座にある「銀座キレイが丘」を満席にして中央集会がおこなわれました。主催者あいさつは中田潔書記長がおこないました。「第3次再審勝利への大きな飛躍の場とする。今日を大衆的たたかいの地平をさらに広げていく突破口としていきたい。全国連が日常繰り広げている様々なたたかいの課題と狭山闘争をしっかりと結合してたたたかう」と力強く開会を宣言しました。
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狭山再審へ、首都・東京で連続行動

(2013年11月24日)

10・27狭山中央闘争~10・28要請行動の報告
主催者あいさつ

中田書記長
    寺尾判決39ヶ年にあたり、重大な決意をこめ狭山中央闘争を呼びかけました。私たちはこのたたかいをとおして、第3次再審勝利への大きな飛躍の場としなければなりません。 勝利への決意を込め全国から結集した同盟員と共闘 明日は九州、中四国の仲間を中心に要請行動がたたかわれます。この2日間の連続したたたかいをとおして、大衆的なたたかいの地平をさらに広げていきます。
基調報告(要旨)
小森狭山闘争本部事務局長
    第3次再審ですでに14回の三者協議がひらかれ、10月に15回目がひらかれる。私たちは裁判所への幻想をふっとばそう。三者協議に手を突っ込んで、検察・裁判所の差別性と反動性を引きずり出して糾弾していくたたかいをやろう。波状的要請行動で証拠開示をせまっていこう。
  基調報告をおこなう小森狭山闘争本部事務局長    奈良・西宮を先頭とする住宅闘争と狭山闘争を掛け合わせてたたかいぬこう。奈良市の全市400戸の市営住宅への明け渡しを許すな。西宮16年間の裁判闘争への反動判決を許すな。石川一雄さんは何度も「有罪判決」をくだされながら、それに耐え抜きたたかっている。たたかい続けたものが勝利を手にする。
    安倍政権を打倒しよう。憲法改悪ー戦争のできる国づくりを絶対に許すな。根っからの差別主義者である麻生財務省(副首相)の「憲法の改正はナチスに習え」発言を徹底弾劾しよう。2020年東京オリンピック開催を利用した福島原発事故へのウソとペテンを許すな。すべての課題を狭山闘争の勝利で突破しよう。
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10・27狭山中央集会、28要請行動を連続して打ちぬく

(2013年11月24日)

10・31寺尾差別判決39カ年糾弾! 再審実現! 熱気あふれる会場!
狭山再審へ会場は熱気にあふれました     全国連は10月27日、寺尾判決39ヵ年糾弾、事実調べ、再審開始を勝ちとる全国総決起集会を開催しました。
    狭山第3次再審闘争の正念場の10月、年初以来、各地のたたかいを積み重ねながら波状的要請行動の連続したたたかいの成果を結集し、再審実現に向けたさらなる闘いへの総決起を誓いあいました。
    全国から集まった同盟員をはじめとした150名の狭山再審闘争勝利にかけた熱い思いで会場は熱気に包まれました。 また集会では、狭山とともに、同和住宅からの追い出し攻撃と闘う奈良、西宮のきょうだいのたたかい、福島現地の現状とたたかいの報告が行われ、部落解放運動のあらたな挑戦とその息吹が伝えられました。
    翌日の要請行動をたたかう九州、中・四の要請団から決意が述べられ、青年部を先頭に東京高裁に向かって、銀座・新橋を貫いてデモがたたかわれました。
    翌28日、狭山要請団は全国集会の熱気そのままに、高検、高裁への要請行動をたたきつけました。(詳報は「部落解放新聞」11月号参照)

三者協議と  証拠開示・事実調べの焦点 10・27狭山中央集会(特別報告)

(2013年11月24日)

    三者協議について、わたしたちはこの攻防が第3次再審の勝敗を決する重要な場ととらえ、波状的要請行動と地域での取り組みに全力を挙げてきました。
    この三者協議を通じて130点を超える証拠開示がなされ、特に石川さんの逮捕当日の「上申書」は 10・27狭山中央集会(銀座キレイが丘) 重要な筆跡資料です。
    しかし検察は、犯行現場のでっち上げを証明する「血液反応検査報告書」や現場の8ミリフィルム、死体のカラー写真など重要な証拠の開示を「見当たらない」「開示の必要がない」などと隠し続けています。検察の証拠隠しを徹底的に弾劾しなければなりません。
手ぬぐい調達は不可能
    まず、被害者を後ろ手に縛ったという手ぬぐいについて、警察、検察の証拠偽造が明らかになったということです。
    この手ぬぐいは市内の米屋が年賀用として得意先に配ったもので、石川さん宅にも1本配られており、5月11日に警察に提示されていま す。従って石川さんはこの手ぬぐいを犯行に使っていないので犯人ではあり得ません。
    しかし警察は石川さん不当逮捕のあとでっち上げのストーリーを作りあげ「親戚の家に2本配られたが1本しか回収されていない、11日昼のTBSニュースで犯行に手ぬぐいが使われたとの報道を見て親戚の家から1本もってきてこれを警察に提出した」というものです。
   しかしTBSニュースは11日の午後0時2分から1分間、証拠開示によって警察が石川さん宅で、手ぬぐいを確認したのは午後0時20分、わずか17分の間に、いつ警察が来るか知らない人が2本配られた家を捜し出してその1本を調達することなど不可能です。さらに開示された捜査資料には、2本配られたとされた親戚の家の本数が「1」から「2」に書き変えられていることが明らかになりました。(上写真)
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福岡、中四国のきょうだいが11・28狭山要請行動にたつ

(2013年11月24日)

証拠改ざんを追及! すべての証拠を開示せよ!
【広島支部】狭山中央集会成功の勢いのまま、10月28日、九州と山口、広島の同盟員そして関西の代表も合流し、総勢24名で狭山要請行動をたたかいました。
    11時から東京高等検察庁へシュプレヒコールをたたきつけて、要請行動をたたかいました。この日は、第15回目の三者協議が行なわれる日でもあり、要請団はより鋭い 中央闘争の熱気を受け、福岡・山口、広島のきょうだいを中心に要請行動 追及をつきつけるべく緊張感とともに要請行動に臨みました。
    狭山担当の白木検事は、三者協議開催を理由にあらかじめ欠席の連絡をしており、検察では事務官二人が対応してきました。
証拠改ざんを追及
    村上副委員長は「手拭いの捜査資料が明らかになり、配布メモが1が2に改ざんされている。検察はすべての証拠を堂々と出して、そこから有罪ならそう示していけばいいのではないか」と、証拠開示の必要性をつきつけました。 その訴えとともに「なぜ証拠を出さないのか!」「同じ人間じゃろうが。いつまで待たせるんか!」と、怒りの声がとび交います。
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速報 追い出し強制執行を迎え撃ち、住民が徹底弾劾闘争にたつ!

(2013年11月24日)

    11月12日、奈良市行政は西之阪の大橋中執の住宅にたいする「明け渡し」の強制執行をしました。この暴挙にたいして、大橋中執と家族、西之阪住民、 強制執行にたいし怒りの声をあげる西之阪住民と全国からかけつけたきょうだい そして全国からかけつけた全国連のきょうだいが徹底弾劾にたちあがりました。全国連のきょうだいは、10・27狭山中央闘争での「西之阪への全国結集」の緊急決議どおり、関西各支部はもちろん、福岡、山口、広島、長野、茨城から、もじどおり全国結集しました。
    午前8時、西之阪集会所に地域の住民、全国からあつまった仲間をまえに、大橋中執、家族が家をとられることへの悔しさを乗りこえ、「西之阪でたたかい続ける」「絶対に自分たちの家をとりもどす」と、これからも西之阪のたたかいの先頭にたっていく決意をあきらかにしました。中田書記長は、「西之阪で『自分たちの団結で生活と権利を守る』たたかいをつくり出す第一歩としよう」と訴えました。全国のきょうだいから、激励と共にたたかう決意が語られました。
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さよなら原発1000人集会に参加して

(2013年11月24日)

投稿・S(大阪)
    10月6日、伊丹市・いたみホールに1200人もの人々が参加していた。 福島原発事故から2年もたってしまった。福島は、今どうなっているのかを知り、どうしたらよいかを考えたいと思って参加した。同じ思いの人が関西にこんなに大勢いることに驚くとともに力強く感じた。 小出裕章さんの講演は、「福島原発事故は終わっていない、すべて原発の即時廃絶を」ということだった。小出さんは、原子力研究のすべてを通してわかることをていねいに説明された。
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東大阪国保と健康を守る会 介護保険料減免を集団申請

(2013年11月24日)

【荒本支部】東大阪国保と健康を守る会(国健会)は、10月29日(火)各地域・支部から会員30名が参加し、介護保険料の減免一括申請をおこないました。会場には市の高齢介護室長、医療保険室長、保険料課長など7名の幹部職員が出席し、申請者一人ひとりが自分の思いや要求をぶつけました。両室長は参加者の訴えに応え、その場で行政としての見解と姿勢を表明し、要望書に対する文章回答も約束しました。
    今、医療・介護・年金の大改悪が進められている。70歳以上の医療費・窓口負担の2割化、病院受診を抑制する定額負担、国保運営の市から府への移管。また、軽度(要支援)の介護サービスを保険給付から切り離して市町村事業としたり、年金を3年間で2・5%切り下げる上に、非課税控除を縮小するなど。これらの制度改悪を14~17年度にどんどん強行しようとしています。
    介護保険こそ、社会保障改悪、切り捨ての先導役です。とりわけ保険料の無茶苦茶な値上げと年金からの強制天引きは、高齢者の激しい怒りをかきたてています。荒本支部は、行政闘争や地域住民運動を、これからも国健会とともに、粘り強くたたかいます。

10・20三里塚現地集会に参加

(2013年11月24日)

TPP反対! 福島・沖縄と連帯
    10月20日、三里塚現地で7・29千葉地裁・多見谷裁判長による農地取りあげ判決を弾劾し、TPP絶対反対、福島・沖縄の怒りとともに闘おうと、三里塚全国総決起集会が開かれました。
    この日降り続く大雨の中、全国から700人、全国連からも参加し、集会デモを闘いました。
    空港敷地内で農業を営み、生活する市東さんに対して空港会社は市東さんに無断で農地を買い上げ、空港に転用しようと裁判を起こしたのです。しかし本来農地法は農地と耕作者の権利を守る法律として作られたものです。空港会社のこうした農地法違反は認められるはずがないのです。ところが千葉地裁の多見谷裁判長はデタラメな訴訟指揮のもと、「農地取り上げ」の不当判決を下しました。まさになにがなんでも「国策」のためには三里塚農民を犠牲にするやり方です。反対同盟は控訴審闘争で必ず一審判決を粉砕する決意を明らかにしました。
    三里塚反対同盟はこの市東さんの農地を守るたたかいが、同時にTPPによって犠牲にされる農業・農民や、原発事故によって避難を余儀なくされている福島の人々、「基地の島」にさせられた沖縄の人々の怒りを一つのたたかいにして、「国策」に反対する大きな統一戦線を作ろうと呼びかけました。
    わたしたちもこの反対同盟のたたかいに応えて、狭山第三次再審闘争はじめとする部落解放運動勢力がその先頭に立って、反戦・反核・反差別の大きな共同闘争をつくりだしましょう。

石川一雄さんの2013年10・31アピール

(2013年11月24日)

楽観することなく、再審開始の実現を目指し、全身全霊を傾注(見出しは編集部)
    39年前の今日は寺尾不当判決が下された日に伴い、各地で糾弾 集会が開かれるとのことで、決起下さった 皆々様に一言でも感謝の意を表せたらとペンを執ったものの、再審裁判の方も自分の描いた通りことが進まず、再審が実現したとしても来春に持ち越される公算が大であってみれば、支援を賜る皆様に大変申し訳なく思います。皆様方には大きなお力添えを頂きながら、なかなか進まないと感じておられるのではと思うと、本当に済まなく、アピールを書く私のペンも重く感じられます。
    しかし、腕時計のバンド穴の新証拠にひきつづいて、先般も、犯行に使われた手拭いが我が家の手拭いではなく、私を冤罪におとしいれるためになされた捜査であったことを示す新証拠が証拠開示によって明らかになり、東京高裁に提出されましたし、殺害方法が自白とは異なるという法医学者の鑑定書も出されたところです。寺尾判決以来39年間も事実調べがまったくおこなわれていないという不当性を強く訴えてまいりたいと思います。
    先日の三者協議でも、弁護団は、手拭い関係や筆跡資料などについて、強く証拠開示をせまったそうであり、検察官がおうじないために、つぎの三者協議に継続となってしまいましたが、今後の闘い如何で、残された証拠の開示は実現するものと確信しております。
    年明けに予定されている次回の三者協議で、裁判官の決断如何に因っては、事実調べに踏み込む公算も零ではないのですが、現時点では兎も角、楽観することなく、再審開始の実現を目指し、全身全霊を傾注して東京高裁前での訴えや支援の要請を展開して参る所存です。
    特に「SAYAMAみえない手錠をはずすまで」の映画も完成し、好評であってみれば尚更私の置かれている立場を知って頂く意味でも全国各地で上映運動にも力を注いでいかねばと思っています。冤罪を晴らす闘いも今が大きな山場であり、来春にも何らかの決定がでるのではという状 況にありますので、支援者皆様にもまだまだご迷惑、ご協力を賜 らねばなりません。
    元より私たち夫婦も例年にも増して、第三次再審請求で決着をつけるべく、全力で取り組んでまいりますので、どうか皆様も三次再審への道が拓かれますよう可能な限りご協力 下さいますように切に願い、簡単ですが、右私の不退転の決意と皆様に対し常日頃のご尽力と今日の集会に決起下さったことに対し心から感謝し、私のメッセージとさせて頂きます。
2013年10月31日
石川 一雄

11月狭山要請行動

(2013年11月24日)

11月25日(月)午前11時から    東京高検

                           午後1時15分から  東京高裁

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