福岡、中四国のきょうだいが11・28狭山要請行動にたつ

(2013年11月24日)

  証拠改ざんを追及! すべての証拠を開示せよ!
【広島支部】狭山中央集会成功の勢いのまま、10月28日、九州と山口、広島の同盟員そして関西の代表も合流し、総勢24名で狭山要請行動をたたかいました。
    11時から東京高等検察庁へシュプレヒコールをたたきつけて、要請行動をたたかいました。この日は、第15回目の三者協議が行なわれる日でもあり、要請団はより鋭い 中央闘争の熱気を受け、福岡・山口、広島のきょうだいを中心に要請行動 追及をつきつけるべく緊張感とともに要請行動に臨みました。
    狭山担当の白木検事は、三者協議開催を理由にあらかじめ欠席の連絡をしており、検察では事務官二人が対応してきました。
証拠改ざんを追及
    村上副委員長は「手拭いの捜査資料が明らかになり、配布メモが1が2に改ざんされている。検察はすべての証拠を堂々と出して、そこから有罪ならそう示していけばいいのではないか」と、証拠開示の必要性をつきつけました。 その訴えとともに「なぜ証拠を出さないのか!」「同じ人間じゃろうが。いつまで待たせるんか!」と、怒りの声がとび交います。     そして進行を務めた金平中執が「手拭いのニュース報道はご存知ですか」と問うと、事務官は「知っています」と答えました。「では,客観的な認識はどうなのか。どこが重要なのですか」と突きつめたところ、「内容については答えられません」と、必死に焦りを隠そうとしていました。要請団さらに、「偽造がまかり通っている。これをやっていいのか!」と糾弾をつきつけます。
各地からの要請
    各地区の代表が,要請書を読み上げました。山口の布上孝中執は、子どもを高校へ行かせられなかったことや山口・周南市の殺人事件を「部落ではないのか」との話しが広がったことを告げ「今も差別は生きている。狭山事件が起きたときと似ている。集めてきた署名は,市民が司法への怒りをつきつけるものだ! 証拠をだしてください!」と迫力ある大きな声で怒りの訴えをつきつけました。広島支部の中島さんも「ムラを出ないと結婚を許さないといった差別がある」。 福岡の梅木伸二さんは「部落はいつまで権力の犠牲者にならなければならないのか。在日、部落への差別の現実に悔しさを忘れることができない」と、現在の部落差別の実態をおりまぜながら証拠開示を訴えました。
    また共闘の教育労働者、芦原支部、荒本支部、福岡の県連準備会、あさくら支部、そして共闘と要請書を読み上げました。そして預かった376筆の証拠開示を求める署名を提出し、必ず要請書と署名をきょうの三者協議までに検事へ届けるよう事務官に約束させました。
事実調べをおこなえ
    午後1時15分からは東京高裁への要請行動を取り組みました。高裁側は訴廷管理官が対応しました。 はじめに村上副委員長が「寺尾判決39ヵ年を糾弾する。再審の早期実現、新証拠の事実調べと尋問を求める。最近開示された3種のインク瓶のX線分析の嘱託鑑定を強く求める。そして、欠番となっている全ての証拠開示命令を出せ」と迫りました。
    その上で金平中執は高検につづいて手拭い報道の核心について言及し、加藤は「報道されていることは知っています」といいつつ、「証拠については直接回答することはできません」という態度です。要請団からは「再審する気はあるのか!」との声がとびました。
    そして、支部代表や共闘,個人など要請書を持参された全ての方が読み上げました。福岡県連準備会では,要請書とともに天神で集めた署名375筆を提出しました。総数16通の要請書と627筆の署名を裁判長へつきつけ、要請行動を貫徹しました。
    総括では大橋中執がまとめで、昨日の集会とデモを受け、三者協議当日に重要かつ勢いある行動ができたと報告し、村上副委員長の音頭で団結ガンバローをおこない要請行動を貫徹しました。 権力に直接対峙し気迫のこもった姿勢で糾弾をつきつけるこの波状的な要請行動は、着実に裁判所や検察庁を揺るがしていることを実感しています。
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