2013年12月の記事

秘密保護法の可決徹底弾劾! 戦争体制づくりの安倍政権打倒へ!

(2013年12月19日)

強行採決を弾劾する
    自民党・公明党ら政府・与党は、12月6日、特定秘密保護法案を参議院で強行採決し、可決しました。 ほとんど審議らしい審議を 住宅追い出しに大衆的な反撃! 行わず、また学者、弁護士など多くの団体の反対声明を無視し、圧倒的多数の全国の労働者市民の怒りの決起を踏みにじり、強行採決したのです。絶対に許すことができません。
    そもそも、この特定秘密保護法は、国家安全保障会議設置法、国家安全保障基本法と一体で出されたもので、日本が侵略戦争をできるようにするための法律です。その中身は、戦前と同じように、戦争に反対する、あるいは、知らずに戦争情報に触れたものさえ、最高10年も監獄にぶち込もうとするものです。まさに、戦前と同じような侵略戦争と暗黒支配への道です。
    こんな法律はいりません。秘密保護法ともども安倍政権打倒までたたかいぬきましょう。
無制限に秘密を拡大
    特定秘密の範囲は、① 防衛に関する事項、② 外交に関する事項、③ 特定有害活動の防止に関する事項、④ テロリズムの防止に関する事項の4分野24項目で極めて膨大で、また、何が秘密かわからないのです。国民の知る権利を奪い、戦前と同じような大本営発表だけが一人歩きし、気がついたら防衛省と警察・内閣調査室の大暴走という事態になりかねないのです。
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秋のとりくみの総括と第23回全国大会にむけた課題-12・1中央執行委員会の報告

(2013年12月19日)

    さる12月1日、全国連は中央執行委員会を開催しました。10・27狭山中央闘争、11・12奈良市の「住宅明け渡し強制執行」とのたたかいを中心に秋のとりくみを総括し、 狭山再審を訴えデモ(10・27狭山中央闘争) 来春4月の第23回全国大会にむかって論議のスタートをきりました。安部政権による戦争と差別の攻撃、とりわけ国家機密法の制定を弾劾し、2014年にむけて決意を新たにしました。
波状的要請行動=狭山の日常化から中央闘争の定着化に成功
    まず私たちは、10・27狭山中央闘争を昨年につづいて、単独の力でやりぬいたこと、このことを胸を張って確認します。
    事実の詳細はすでに前号でお知らせしました。全国各地から、会場を満杯にする同盟員きょうだい、共闘の仲間がかけつけました。そのなかには、福岡からの久しぶりの顔ぶれ、奈良、西宮からの「明け渡し」とたたっている住民の初顔の参加もありました。関東のきょうだいは、昨年をおおきく超える結集で奮闘しました。
    共闘でも、福岡反戦共同から力のこもった参加をいただきました。
    昨年より決して大幅な増加ではありませんが、着実に参加者を増やして、りっぱに首都での中央闘争としてやりぬきました。しかも、それは決して一日かぎりの動員主義ではなく、通年をとおしたとりくみとして、波状的要請行動を自分たちでひきうけるなかで、学習会、映画会や署名をはじめ、狭山闘争の日常化に挑戦し、その苦闘のなかからの結集でした。
    集会は、中執総がかりで、熱気ある中央集会としてかちとられました。デモも、銀座から東京高 「新たな挑戦」をうったえる今年の22回全国大会 等裁判所のある日比谷まで、途中で原発事故をひきおこした東京電力を通って、若者を先頭に元気のいい都心デモでした。
    さらに、翌28日には、もっとも遠方の西日本勢による要請行動を、20人制限をこえる参加でたたかいました。
    このように振り返ってみると、全国連は、狭山中央闘争を単独の力で定着させることに成功したと、その意義深さとともに、確信を持つことができます。さらに、中執では、当面の目標を実現することを、来年の課題としてしっかり確認しました。何が足りなかったのか、何が必要なのか、はっきり見えてきました。支部の日常活動のなかでの狭山のとりくみ、狭山闘争の日常化。その軸となる、署名と要請行動。今年年間をとおして、波状的要請行動と命名して苦闘してきたことに、糾弾の復権があり、狭山闘争の復権があります。この環をしっかりつかんで、来年を躍進の年にしましょう。
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強制執行弾劾! ぜったいに我が家を奪い返す!

(2013年12月19日)

「新たな挑戦」で陣形と闘争の強化・拡大へ
【部落解放同盟全国連合会・奈良県委員会】同和住宅家賃の一方的な値上げ、応能応益制度の導入、部落大 執行官、警官を弾劾する西之阪、全国のきょうだい 衆の生活破壊。この15年にも及ぶ一連の攻撃に真っ向から対決し、「同住連運動」の先頭で闘ってきたきょうだいを狙い撃ちしている国、行政、そして裁判所…。住宅闘争・生活防衛闘争は新しい段階に突入した。 先月号の速報に引き続き、奈良における同和住宅明け渡し強制執行「11・12抗議行動」のドキュメントレポートを紹介する。今後の闘いについても共に考えていきたい。
ドキュメント 11・12
▼朝7時30分ごろ。
    西之阪集会所に大衆が続々と詰めかける。40人、50人、60人…。8時には大広間が満員となり廊下まで人があふれる。地元の住民を中心に、関西、関東、中四国、九州の仲間も合流してくる。怒りと熱気が充満する。同住連の事務局長であり、全国連の中央執行委員である大橋さん、そして家を取られる家族がお礼と決意をのべる。「きょうは朝早くから本当にありがとうございます。家をとられることへの悔しさは言葉には言い表せません 住宅課に全員で抗議 課長は対応不能に 。ただ言えることは西之阪で闘い続けるということ。そして絶対に自分たちの家をとりもどすということです!」。駆けつけた参加者から割れんばかりの拍手が起こる。次々と激励・連帯のあいさつが続く。
    全国連中央本部を代表して立った中田書記長は「西之阪で、自分たちの団結で生活と権利を守る新しい闘いをつくり出す第一歩としましょう!」と呼びかけた。
    重要な意思統一点「激しい闘争が予想されるが、弾圧をさせず一人の逮捕者も出さない」「新しい闘いの出発点として怒りを爆発させ元気に貫徹する」ということを確認。
▼8時50分
   
全員で執行現場となる団地の前に移動。団地の正面には大阪のきょうだいや全国連婦人部の仲間が作ってくれた仲川市長を糾弾する特大の立て看板と横断幕が目を引く。掲示板やドアには無数の抗議の貼り紙。
    トラメガで「我々の先輩が血と汗を流して建てさせ、かちとった我が家・住宅を奪う差別行政を許さず断固闘うぞ!」大きな声がムラじゅうに響き渡る。さらに地元住民が集まり出す。「抗議団」の数は80人を超えた。
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第23回全国大会へのスケジュール

(2013年12月19日)

●議案書起草委員会 1月26日
●拡大中央委員会       2月22日~23日
●第23回全国大会     4月12日~13日

長野県連が狭山要請行動(11・25)

(2013年12月19日)

    11月25日、長野県連独自の狭山要請行動をたたか 高裁前でシュプレヒコールをあげる長野の要請団 いました。
    要請行動に向けてとりくんだ、再審を求める署名、一言メッセージをもって、婦人部、青年部も会社を休んで、マイクロバスで東京に向かいました。
東京高検への要請行動
    この日は、とくに、手ぬぐいの証拠偽造について、「法治国家を名乗る限り、検察としても『あってはならない』と表明すべきだ」と追及しました。さらに要請団一丸となって、「改ざんは悪いと言えないということは、デッチ上げを認めるのか」と、弾劾の声をあげました。
    このあと要請団は、全ての要請文を読み上げ、東京高検を糾弾し抜きました。
東京高裁への要請行動
    高裁でも、冒頭から手ぬぐいの証拠偽造について追及しました。対応した訟廷管理官は、手ぬぐいの改ざんについては「報道を見て知っている」と答えましたが、それ以上はまったく答えられませんでした。要請団は「判決の根幹が揺らぐ大問題ではないか。なぜ事実調べをしないのか」「まともな手続きをしないのが差別だ」と、糾弾しました。
    裁判所には、再署署名320筆、一言メッセージを37名分を、要請文と共に提出しました。 

長野県連狭山要請行動(11・25)

(2013年12月19日)

署名とメッセージを集め、高裁・高検を糾弾!
警察・検察による「手ぬぐい配布先」の数字書き換え(証拠改ざん)弾劾! インクの鑑定を行え!

    11月25日、 長野県連独自の狭山要請行動を行いました。県連では、要請行動にむけた事前のとり組みとして、狭山署名をもって、部落のムラ回りを展開しました。一つの部落が数軒から多くても10数軒という、部落の規模が小さい長野において、320筆の署名を集めることができました。同時に、狭山差別裁判に対する怒りの思いを書いてもらった、「一言メッセージ」も37名から寄せられました。
    寄せられたメッセージは、本当に怒りに満ちたものです。いくつか紹介します。
石川さんの人生を奪った権力は絶対許さない
    この事件は、部落差別そのもの。生きた犯人を捕まえるべく、部落の村へ入り、無実の石川さんを不当に逮捕した。石川さんの人生を全て奪って捨てた警察、そして裁判官、検察官たちを私は絶対に許さない。三者協議をして、新たな証拠資料が出てきますが、どれも石川さんの無実を証明し、この裁判がデタラメなことがわかる。ただちに全ての証拠を出し、再審をおこなえ。そして石川さんに謝罪しなさい。(Kさん)

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10・27狭山中央集会に続き、波状的要請行動たたかう!

(2013年12月19日)

中四・九州からの報告
10・28狭山要請行動をたたかって(あさくら支部・準)
    10月28日、東京高裁と検察庁に対する狭山要請行動に参加しました。全国連大会で決定した波状的要請行動の取り組みとして、今回は九州、中四国を中心とし全国から20名を超え 狭山中央集会の熱気そのままに、高裁に向け要請行動(10月28日) る参加がありました。
    前日の狭山中央集会(東京・銀座)では第三次再審請求のたたかいがいよいよ最終局面に入り、このまま検察の証拠隠しや居直りを裁判所が認めたままなら、棄却という最悪の結果も招きかねないという切迫した事態にあることを確認、狭山事件50年の今年こそ再審開始を!と訴える石川一雄さんに連帯し、その思いにこたえる要請をするぞという気迫をこめて午前11時からの検察への要請に向かいました。
    狭山担当の白木検事は「出張のため」欠席と聞いていましたが、対応した事務官は白木検事が庁舎内にいることを「自白」。これに要請団の怒りが爆発。「庁舎内にいてなぜでてこないのか」「検事が手を離せない打ち合わせがあると言うならもう一人の検事をだせ」と追求。事務官がしぶしぶ白木検事にお伺いを立てにいくが「二人とも打ち合わせに出ていて出席できない」との回答。すかさず「それなら要請文だけでもうけとりにきてほしい」「休憩時間でも、昼休みでも受け取るくらいできるだろ」と迫り、事務官はふたたびお伺いに行くが 「やっぱり出席できません」と同じ回答のくりかえし。
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住宅強制追い出し阻止を固く誓う 11・17芦原支部第10回大会

(2013年12月19日)

【芦原支部】11月17日、支部定期大会を開催しました。大会は、住宅追い出し阻止の決戦のただ中での開催となりました。
    11月12日(火)に行われた奈良 20世帯50人の追い出しを絶対に阻止するぞ! の大橋中執宅への強制執行をわたしたちも徹底弾劾します。仲川打倒! 住宅奪還! の西之阪のきょうだいのたたかいと想いを一つにしてたたかいます。
    会場には支部旗とともに、先の狭山全国集会でいただいた全国からの檄布が飾られました。
    司会を梶野副支部長が務め、全国連本部からのあいさつ、東灘区住民の会、関西合同労組から連帯のあいさつを受け、活動報告を寺下書記長、運動方針を東口支部長が提案し、狭山再審勝利、住宅からの強制追い出し阻止をしっかりと確認しました。
    この2ヶ月の論議を通して、「なんとしても生まれ育った芦原地区に住み続ける。芦原地区の解放の旗を守る」という大きな柱をつかみとりました。これは当たり前のようですが、住宅追い出し、それも20世帯50人から住まいを奪うという前人未踏の大攻撃をどのようにはね返していくかという丁寧な、時間をかけた論議の中で、単なるスローガンではなく、実際にそれしかないものとしてつかみとった大きな柱です。 そのためには実に多くのことをなしとげなければなりませんが、なんとしてもこの決戦に勝ちきります。 前人未踏のたたかいに勇躍と突入します。

「12・1NO NUKESえひめ」に参加

(2013年12月19日)

【広島支部】今年の8・6ヒロシマのつどいで愛媛県 伊方原発の再稼働を許さない! 伊方原発の再稼動阻止を訴えられた堀内美鈴さんより、松山で反原発と再稼動阻止の大集会があるとの情報をいただいておりました。
それに連帯すべく「12・1NO NUKESえひめ」に参加してきました。
    集会場には全国各地の原発に反対されている団体ののぼりが掲げられ、全国から8300人が結集しました。ステージでは発言や音楽とアピールがつづきました。とくに山本太郎さんは、処理しきれない放射性物質の実態をあきらかにし、また特定秘密保護法を批判、そして「きょうここに集まる人の力で再稼動を止めよう! 国を変えよう! 」と分かりやすくアピールされました。
    集会のあとサウンドデモに出発しました。デモは「再稼動反対!」「原発反対!」「子どもを守れ!」と訴えながら、小雨のなか約1時間のデモでした。熱気や怒りを多くの力で示すことのできた画期的な集会、デモでした。

11・10婦人部幹事会 奈良・西之阪に支援を

(2013年12月19日)

【婦人部】11月10日荒本会館において第22回全国連婦人部大会が開催されて初めての第22期第1回全国連婦人部幹事会が行われました。
    第1回幹事会では、第22回全婦の総括、10・ 27狭山中央集会へむけた各地婦人部の取り組 みの報告。11月12日の奈良・西之阪支部への 住宅明け渡し強制執行に対して全国から西之 阪へ。また、次回23回全婦について話合われ ました。
    11月12日の西之阪支部へ全国から駆けつけ ること。次回第23回婦人部大会(全婦)は9月の第1土日に 開催する、開催地は関西・奈良で決定されま した。
    この日、地元の取り組みなどで欠席者もい て、具体的な取り組みについては次回幹事会 で話し合われることになりました。
    西之阪支部への強制執行の二日前に幹事会 が行われたいうこともあり、当日駆けつけら れない婦人の思いも込め、幹事会終了後みん な一字ずつ怒りを込めて全国連婦人部の横断 幕をつくりあげました。
    次回第2回幹事会は2月2日に行います。
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