長野県連狭山要請行動(11・25)

(2013年12月19日)

  署名とメッセージを集め、高裁・高検を糾弾!
警察・検察による「手ぬぐい配布先」の数字書き換え(証拠改ざん)弾劾! インクの鑑定を行え!

    11月25日、 長野県連独自の狭山要請行動を行いました。県連では、要請行動にむけた事前のとり組みとして、狭山署名をもって、部落のムラ回りを展開しました。一つの部落が数軒から多くても10数軒という、部落の規模が小さい長野において、320筆の署名を集めることができました。同時に、狭山差別裁判に対する怒りの思いを書いてもらった、「一言メッセージ」も37名から寄せられました。
    寄せられたメッセージは、本当に怒りに満ちたものです。いくつか紹介します。
石川さんの人生を奪った権力は絶対許さない
    この事件は、部落差別そのもの。生きた犯人を捕まえるべく、部落の村へ入り、無実の石川さんを不当に逮捕した。石川さんの人生を全て奪って捨てた警察、そして裁判官、検察官たちを私は絶対に許さない。三者協議をして、新たな証拠資料が出てきますが、どれも石川さんの無実を証明し、この裁判がデタラメなことがわかる。ただちに全ての証拠を出し、再審をおこなえ。そして石川さんに謝罪しなさい。(Kさん)

娘を思うとき、 部落差別への怒りはやまない
    自分が部落出身であることを狭山事件で知りました。それから37年。今なお部落差別はなくなりません。自分の娘たちにもこれからふりかかって来るであろう差別を思うとき、部落差別への怒りはやみませ 事実調べを行え(東京高裁前) ん。一日も早く差別のなくなることを祈ります。(Tさん)
高裁・高検はうそやごまかしをやめろ
    石川一雄さんは無実です。東京高裁は、1日も早く再審を開いて下さい。検察は全ての証拠を提出し、ウソやごまかしはやめて下さい。法を守るべき側が、法をやぶることはあってはなりません。(Sさん)
石川さん50年の訴えに応えて証拠開示と事実調べを
    新しく出た新証拠、手ぬぐいは決定的に石川さんは無実!ということがはっきりわかります。裁判所は直ちに事実調べをおこなえ!そしてまだ開示されていない全ての証拠の開示命令を出すべきです。検察も全ての証拠を直ちに出しなさい。そして、再審を開き、正しい裁判をおこなえ! 石川さんは部落差別によって50年あまりも無罪を訴えているのです。(Yさん)
筆跡は石川さんの無実を証明 再審開始を
    脅迫状の筆跡と、石川一雄さんの上申書を見比べると明らかに別人が書いたものである。直ちに再審を行うべき。腕時計に関しても、バンドの穴の位置からして中田善枝さんの物でないのは明らかです。直ちに事実調べを行い、再審を開始すべきである。(YMさん)
証拠のゴマカシで石川さんに罪をきせるな
    検察は、証拠の改ざんまでして何をしたいのか。証拠をごまかし、法を守るべき警察が無実の人に罪を着せようとするのか。どうしても理解できません。差別をやめ、再審を開始するよう、強くお願いします。(Sさん)

    こうした思いを受けとめて、11月25日の要請行動を、文字どおりの糾弾闘争として、たたかい抜くことができました。
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