2019年11月の記事

寺尾判決45ヶ年糾弾!天皇即位儀式弾劾!

11.3狭山中央闘争に決起!

怒りの声、闘いの誓い高らかに集会―デモ貫徹

11.3狭山中央闘争打ち抜く

(2019年11月3日)

1974年1031日の東京高等裁判所・寺尾裁判長による石川一雄さんへの「無期懲役」判決45カ年を糾弾し、この第三次再審闘争で必ず事実調べ・再審開始を実現すべく11月3日(日曜日)私たちは首都に結集して『狭山中央闘争』を打ち抜きました。

 また、天皇代替わり儀式などが続く渦中であり「正殿の儀」「大嘗祭」を弾劾し、同時に憲法改悪をもくろむ安倍政権にNO!を突きつけるたたかいとして貫徹しました。

 正午、司会の婦人部・阪口さんが宣言して開会。差別裁判への怒りに燃えた兄弟姉妹の熱気に包まれ『中央集会』が始まりました。

 冒頭、主催者を代表して村上副委員長があいさつ。そのあと石川さんからのメッセージを青年部の大橋さんが代読。並々ならぬ決意を全体で受け止めました。次にともにたたかう仲間である東京杉並区のけしば議員、国鉄西日本動力車労働組合の金沢副委員長、狭山意見広告運動のよびかけ人の新井さんから連帯のあいさつを受けました。また、成田軍事空港建設に反対して闘い続ける三里塚決戦勝利関西実行委員会からのメッセージも紹介されました。

 続いて、台風19号と豪雨によって千曲川が決壊、甚大な被害を受けた長野現地からボランティア活動の報告と災害復興支援の訴えがおこなわれました。

 井橋中央執行委員からは「狭山第三次再審闘争の現状」についての報告があり、学習を深めました。そのあと特別企画として「全国連婦人部なんとかなる座」による『狭山・下山鑑定をもっと大きく広めよう』と題した構成朗読劇の発表がありました。

 基調提案に立った狭山闘争本部の小森事務局長は、狭山第三次再審闘争と反天皇闘争、そして安倍政権による改憲攻撃粉砕闘争を一体のものとしてたたかう意義、意見広告運動第二弾を取り組む決意、長野への復興支援を熱烈に訴えました。そして木邨中執がカンパアピールをし、各地・各ブロック代表からの闘争勝利への決意表明を受けました。

 集会の最後に北浦中執によるまとめと行動提起、滝岡統制委員長の音頭で団結ガンバローを三唱してデモ行進に移りました。

検察庁前~法務省と警視庁前~裁判所前~経済産業省前~新橋駅前というコース。首都東京の日比谷・霞が関一帯は元気なシュプレヒコールがこだましました。

デモ解散地では「狭山意見広告運動の再挑戦」と「長野の災害復興支援」をめざして各地での奮闘をあらためて誓い合い、大橋中執の発声で再度の団結ガンバローをおこない『11・3狭山中央闘争』をしめくくりました。




安倍の改憲、天皇制強化許すな!

天皇代替わりに異議あり!

10・22天皇即位式に抗議のデモ(大阪)

10.22 抗議デモ

(2019年11月22日)

 10月22日、天皇代替わりに異議あり!関西連絡会主催の『憲法違反の即位式・大嘗祭にNO!だ』の集会が大阪中央公会堂前水上ステージで開催され、西梅田公園までのデモが取り組まれました。

 関西各地から250人以上の参加者があり、集会後「即位式典に反対」「式典に税金を使うな」など西梅田公園まで沿道の市民に訴えました。

  主催者挨拶では、「安倍政権は、伝統儀式にのっとり天皇制国家をめざしている。このことは国民主権の放棄にほかならない。対中国、韓国、北朝鮮と排外主義をあおり戦争のできる国家に変えようとしている。天皇を頂点とする階層構造を打ち壊そう」と訴えられました。

 参加者からは、「即位儀式に160億円以上の税金が投入されています」「大阪市では、条例で「日の丸・君が代」が強制され、職務命令が出され「処分」されています」「天皇=神」とする宗教儀式を継続し、天皇の権威を維持し国民の考える力を奪う天皇元首化は、戦争に結びついています」などの発言が続きました。「天皇を敬愛し、まつろわぬ者を排除する動きが強まっている」と集会のまとめの提起がおこなわれました。

 身分的頂点に立つ天皇、天皇制がある限り部落差別はなくなりません。

11月14日には、憲法違反の宗教儀式・大嘗祭抗議デモが同じ会場でおこなわれます。ともにたたかいましょう。