2025年2月の記事

「鑑定人尋問開始」を石川さんに届けよう


4月21~25日東京高裁前で毎日行動


 「残された時間はそんなにない」。もはや漫然と、62回目の「5・23」を迎える場合ではない。4月21日から25日の昼間、東京高裁前での波状的集中行動を行います。狭山大運動の皆さん、住民の会の皆さん、何より全国連の仲間、一緒にやりませんか。「家令裁判長が鑑定人尋問を決定」を石川さん夫妻に一刻も早く届けましょう。

中央執行委員会で真剣討議

 第33期第3回中央執行委員会&34回全国大会議案書起草委員会が、2月23日、中央本部で開催されました。
 まず第1に、鑑定人尋問を実現する正念場―狭山春季決戦の検討をしました。
 石川一雄さんが徳島で、大晦日に緊急搬送されました。41度の高熱で細菌性肺炎の診断、医師は「もう少し搬送が遅かったら危なかった」と述べたそうです。1月末に介護タクシーで狭山に帰り、今は自宅静養中ということです。
 他方、三者協議の進ちょくはどうか。新たなインク鑑定の提出、検察は反論を検討。家令裁判長(来年3月定年)は聞き置くという態度で、何らかの判断は「7月」の公算が高いもようです。
 こうしたなかで、5・23を含む春季方針をどう考えるか。その場合、三者協議の模様眺めではなく、本当に切迫した石川さん夫妻の思いに応えて行動をおこすことが正しいのではないか。後で悔やむことのないように。真剣に意見を出し合いました。
 結論は、「東京高裁前での波状的集中行動」の決行です。予想される三者協議の前、4月下旬、6月下旬に週単位=1週間ぶっ通しで平日昼間の行動をやります。毎日2~3人の常駐を軸に、各地各団体の都合でローテを組んで合流し、高裁前街宣、要請行動、法務省行動などに取り組みます。
 具体的には、3/18要請行動は予定通りです。4/21~25日に集中行動です。5/23は1日だけ、6月は状況判断して考えます。

各地でも集中月間―ハガキ・寄せ書き、カンパ、実験を

 また、東京高裁前の集中行動と連携して各地でも、新たなハガキ&寄せ書き運動を4~7月の期間に集中的に取り組みます。
 財政問題をどう解決するのかも、欠くことはできません。特別カンパの全同盟員、共闘への拡大を切に訴えます。
 全国各地で万年筆・インク小実験を。それを必ず動画撮影しYouTubeに。誰でも参加できる、鑑定人尋問の推活として実に楽しい地域活動です。
 再審法改正では、議員連盟、法制審議会、双方が始動しました。おしかけ行動にプラス紹介議員をたてた要請を追求しています。

綱領作成へ論点整理

 第2に、第34回全国大会(6/8大東市民会館)にむけた討議を開始しました。次の大会をどうイメージし、獲得目標をどこに置くのか。
 その1つは、決戦渦中の狭山闘争との関係であり、三大闘争(差別糾弾、生活要求、反戦・共同闘争)をトランプ時代と対峙したあり方で、創造的に取り組む課題があります。
 2つめは、組織建設です。とりわけ綱領作成委員会、青年部の育成、各地の支部大会の開催が実践課題になります。綱領作成委員会にむけての論点整理を提案し、討議を開始しました(次号掲載予定)。

「示現舎=嘘つき」キャンペーンを

 第3に、いくつかの報告等を確認しました。婦人部からは、10/4~5山口・宇部で全婦開催、ついては広島、福岡へ交流オルグの協力要請がありました。
 「青年/生活アンケート」については、2月末100通達成へ各地の尽力を確認しました。
 大阪市港湾局差別事件について、事実確認(全貌を明らかにせよ)の申し入れを確認しました。示現舎については、12月4日付で最高裁が上告棄却し、「差別されない権利」を認めた東京高裁判決が確定しましたが、しかし、今なお手を変え品を変え差別動画を流し続けています。公開質問状での成果として「宮部=嘘つき」が確定したので、今後、そのことをキャンペーンしていくことを決定しました。
 沖縄行動について、これまでの総括から、5月県民集会が様変わりしているなかで、南西諸島拠点化の実態―当該基地、住民のフィールドワークなどを適時にやる方向で確認しました。
 以下、当面の予定を確認しました。拡大中央委員会4/13ごご1じ、荒本人権文化センター。第34回全国大会6/8大東市民会館。「被爆80ヵ年」8・6ヒロシマ実行委員会―3/23広島市西地域交流センター。中央青対部会3/30ごご2じ。長野県連大会4/20。婦人部幹事会5/18ごご1じ。


家令裁判長!鑑定人尋問を行え!

要請行動と街頭宣伝で2025年のスタート

検察を追い詰め、高裁に鑑定人尋問を迫ろう!

1月22日要請行動報告

 1月22日、東京高裁、高検への今年最初の要請行動を取り組んだ。
 昨年末弁護団は二人目の鑑定人によるインクの蛍光X線分析の鑑定結果を裁判所に提出し、今年はいよいよ12人の鑑定人尋問を迫る重大な局面を迎えた。この日茨城県連を中心に、江戸川支部、本部からの参加を加えて10人で闘いののろしを上げた。
 11時、東京高検への要請行動が開始された。最初に要請書が読み上げられた。本部、茨城県連、県連婦人部の3通とも検察の証拠隠しを弾劾し、事実調べに応じろと迫る内容だ。さらにここ何年かに判明している検察の「不祥事」―人権無視の取り調べや証拠改ざん、事件のでっち上げなどをどう考えているのか、反省はないのか、謝罪はしないのかと追及した。
 検察は追及に身を固くして、「要請を聞くだけです、質問にはお答えできません」との対応に終始した。
 検察のこうした姿勢は、インク鑑定をはじめ新証拠に追い詰められ、鑑定人尋問めぐる情勢の緊張を反映したものかもしれない。
 正午から要請団は裁判所前での街宣を開始した。大運動ののぼりを立て、高裁前での署名活動をスタート。家令裁判長に届けとばかり訴えをしながら署名活動を行った。
 午後2時15分、高裁への要請行動を開始。
 要請団はまず要請文を読み上げた。そのうえで、鑑定人尋問の実施を迫った。前回の要請行動では訟廷管理官の面前で万年筆の水洗い実験を実施。検察のでたらめな反論を打ち砕いた。管理官は「要請は第4刑事部主任書記官に伝える」というのみ。なんとも歯がゆい対応である。
 しかし、裁判所へのこうした要請行動は、それを続けることに大きな意味がある。いろいろな人たちが要請行動に立ち上がることが裁判所のでたらめな判断を許さないぞ、という多くの意思を示す場でもあるからだ。
 この春から夏へ、いよいよ鑑定人尋問を実施するかどうか、裁判所の判断が下されるという情勢だ。その第1弾が今回の要請行動。引き続き要請行動をはじめ各地で再審開始に向けた取り組みを強化しよう。

福岡天神街宣
                         
 1月26日、福岡SAYAMAネットは一番の繁華街、天神パルコ前での街頭宣伝に立った。
 毎月最終日曜に街頭宣伝を続けて、この1月で86回目だ。
 今年こそは事実調べを実現するぞ! と、気合が入る。



次世代のムラと運動を見すえて今こそ

「青年・生活アンケート」のさらなる拡大と集約を! 

 新年1月号でも報告したように昨年末12月22日、大阪で中央青年対策会議を開催しました。主たる議題は、中央執行部役員が各地の役員さんにも協力を得ておこなった『青年・生活アンケート』の集計報告と意見交換でした。青年(とりわけ役員さんの子ども)の意外な面や想定内での面も含めて色々な実情が浮かび上がって意義深い調査となりました。
 とはいえ、集まったアンケート用紙は、同盟員さんの数からしても役員さんの数からしても「ぜんぜん」と言ってよいほど多くありません。まだまだこれからだということです。
 そこで今回、ここであらためて訴えたいことは、「第二次『青年・生活アンケート』を実施、展開、拡大しよう!」ということです。「危機的な次の世代のムラと運動を直視しよう!」「雲をつかむような〈青年の組織化〉を論じる前にキチンと青年の現状をもっともっと集めてきちんと向き合おう!」ということです。当然のことではあるものの、そうした基本的な視点と活動ができないままの支部役員・中央役員があまりにも多いことが会議においても露呈したからでした。
 年末のこの会議ではたくさんの意見が出て、時間もオーバーするほどでした。ただ重要なのは、会議で出た意見を活かし、確認しあった方針をじっさいに実践すること。「1~2月の過程で第二次アンケートを展開して3月に集計する」ということです。
 具体的な目標は一旦、三ケタ100人分。各支部・県連5~10人分を上積みするだけで一旦目標にはかんたんに到達するはずです。まずはそうした数から現代の青年の実態をつかみ、ムラ・地元で、また市内レベル県レベルでの議論の資料にできるはずです。全国的な部落解放運動の今後のテーマと展望も見えてくるはずです。逆から考えると「青年の実相もわからない」「データも課題もわからない」という現状では若い層とのつながりや青年の組織化も机の上の空論だけになってしまうということです。
 「地元に若い子がいない」という声が各地から多く出されます。少子高齢化の波が大きく、そうした現状は否めません。しかし、ゼロではないはず。「若い子がいない」のではなく、「若い子を見ようとしていない」「知ろうとしていない」という露骨な指摘もありました。たしかに役員さんの平均年齢はものすごく上がっています。でもそれを嘆いていても始まりません。いや、嘆いていてはムラの近い将来、解放運動の次世代が本当に危機に瀕します。じっさいに危機的状況です。
 ここはひとつムチ打って『青年・生活アンケート』の第二次実施をやりぬきましょう! 2年後3年後のために、ひいては5年後10年後、その次の代の部落と解放運動のために!  各地よろしくお願いします。

 ※次回「第四回中央青対会議」は3月30日(日)ごご2じから。



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