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座談会を日常のとりくみに
全国大会を前にして、各地で部落のきょうだいの要求とたたかいをほりおこす座談会がとりくまれました。(05/02月)
聞き取り活動から座談会へとりくむ
−奈良・古市支部−
村の声に根ざした組織作りへ(古市支部)
 【奈良・古市支部】この冬、全国大会の過程で古市でもようやく「ペンとノート」と「座談会」の本格的な活動が始まりました。まず町内を数軒まわって聞き取りをおこない、同じような声を集めて座談会を設定する、町内まわり〜座談会、町内まわり〜座談会、この活動スタイルの確立をめざしています。
 大衆からは私たち支部員の想像を絶する現実が出されます。「水びたしになった住宅のトイレを修理してほしいと火曜日に役所へ電話したら、木曜日が外回りの日ですからそれまで待ってくださいって言われた」「腰のケガで仕事を2年間も休んだ。当然、収入が減ったから住宅家賃が下がると思ったのに上がりっぱなしや」「昔のテイチクの下請け会社が求人広告を出してたんで息子が面接に行ったら、古市の人はやとわないって言われたらしい」「役所に生活のしんどさを訴えても知らん顔。死ねって言うことですか?って聞いたら、そう取られてもけっこうですって言われた」などなど…。
 こういうムラの大衆を置き去りにしては解放運動も組織建設もあったものではありません。差別糾弾闘争を軸にすえ、こうした大衆の怒り・悩み・要求に根ざした運動・団結・支部づくりを、当面、春から夏にむかっての目標である狭山5月闘争と支部大会をめざしながらとりくみをすすめていく予定です。

医療・介護問題で切実な声あがる
−長野−
長野・豊野支部での座談会のとりくみ
 【長野県連】各支部で座談会がとりくまれています。篠ノ井支部、豊野支部では医療、介護をめぐっての婦人の切実な声があがっています。
 「私たちみたいにお金がなく、何かあっても家族にめいわくをかけたくない、どうすればいいのか?」「介護保険料、年金から勝手に引かれているけど、いざ病気になってもきちんとした介護などうけられない」「週1回、デーサービスをうけているが、毎回2000円ぐらいかかっている。年金は少ししかないので、大変だ」…など、保険料の天引きへの怒りの声、そして安心して暮らせる介護の保障を求める声があがっています。
 座談会では、年金や介護保険のことを、みんなでもっと勉強してこれ以上の制度改悪とたたかっていくことを語り合っています。
 このほか、青年部では仲間づくりについて「座談会」でざっくばらんに語りあっています。

インターネット差別書き込みをテーマに
−兵庫・芦原−
 【芦原支部】芦原地区についての差別書込は、昨年秋に発覚し、芦原地区についてきわめて悪質な部落差別の煽動が繰り返されてきました。その中では、「家賃は三,〇〇〇円」「野良犬が多い」「やたらおなじ苗字が多い」「○○町の子と別れたら金とられた」「この街暗いね」「あそこは素人が立ち入るところじゃねぇ」などが書き連ねられています。
 芦原支部では、ただちに削除させるとりくみはもちろんのこと、インターネットの差別書込を一掃していくたたかいを決定し、その第一歩として座談会を開催しました。
 座談会では、「どういう気持ちでそういった書込をするのか、気持ちを一度聞いてみたい」「行政は、差別語が書込の中にあったから削除依頼したと言っているが、言葉の問題じゃないと思う」など、かつてなく活発な論議が繰り広げられました。部落差別とたたかう自覚を集団的に創り出していくためにも、座談会は有効です。
 わたしたちは、し放題の差別をこのまま放置できません。芦原地区全住民の糾弾闘争を巻き起こしていくことを決定しました。

教育、医療・福祉住宅問題で座談会
−兵庫・番町−
連続してとりくまれた番町の座談会
 【番町支部準備会】小中学生の父母の参加を得て、教育座談会が開かれました。そこでは、学校の番町の子供に対する衝撃的な排除の実態が語られました。タバコをもっていたからと、授業にも音楽祭や体育祭にも参加させない。喧嘩をしたら教師に気絶するまで首をしめあげられる。テストは別室で一人で受けさせられる。
 参加した保護者は、「今まで、学校はおかしいと思っているのは自分だけだと思っていた。みんなに聞いてもらってよかった。差別をただすことを教えるべき教師が差別をしているのは許せない」と、差別扱いをやめさせる取り組みをはじめることを決めました。
 医療・福祉座談会では、高齢者や「障害者」に対する医療費助成が打ち切られることに対して反対署名を集めること、行政に対して、失業者に対する職業訓練や仕事保障を要求することを決めました。
 住宅闘争では、建て替え対象の住宅にとりのこされている住民から「地震がきたらつぶれるのではないかと夜も眠れない。耐震診断をやってほしい。早期に移転させてほしい」との要求がもちこまれ、住民の会世話人会が神戸市住宅局との交渉をもちました。「解体予定なので、耐震診断はやらない」という職員の理不尽な対応に、徹底糾弾をたたきつけました。
 それぞれの座談会の中から、「全国連を大きくして番町を虫けら扱いする神戸市をやっつけよう」と声があがっています。

医師の参加をうけ座談会をとりくむ
−大阪・寝屋川−
医師による健康検査も (寝屋川)
 【寝屋川支部】「医療相談会」をひらきました。
 2月13日に高槻・うえだ下田部病院から医療相談の専門家をむかえ、つづいて26日には同病院の整形外科医の石田龍吉先生を迎えて開催しました。
 集まった住民から「団地に手すりがなくて困っている。階段でけがをするかも…」「共同浴場でも手すりがなくお年寄りが転んでいる」と深刻な実態が訴えられました。
 石田医師からは、「手すりなどは整形外科医の立場から言っても、骨折の予防のためにも大切です」とのアドバイスがありました。
 支部は、住民とともに団結して手すりの全棟設置のために、全力でとりくむことを確認しました。

厳しい村の生活実態わかる
−福岡・天神町−
 【福岡・天神町支部準備会】支部の団結をつくるために3回の座談会をおこないました。そこでは「体をこわし働けず、生活保護を受けている」「年金が6千円しかない」「病気があり、きつい生活」という生活実態が明らかにされました。また「自分が小学生の時と就職の時に差別をうけた」と、はじめて話した婦人もいました。
 座談会に参加した人の25パーセントが生活保護を受けていました。また、多くが病気をしているという深刻な状態であることがわかりました。この根っ子には部落差別があるのです。
 私たちは、座談会ができたところも、できなかったことも含めしっかりと総括して、今後も座談会を続けていきます。
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