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要求闘争 2004年 3月〜7月 の記事
番町住宅裁判・控訴審はじまる
 「訟務検事」=国の代理人との直接対決へ (04/07/23)

 7月23日、いよいよ番町住宅裁判の控訴審が大阪高裁ではじまりました。
 驚いたことに、神戸市は、新たな代理人として、「訟務検事」3名をたててきました。訟務検事とは、大阪法務局に勤務する国家公務員で、ふつうは、国がらみの裁判で国の代理人を努める仕事をしている連中です。
 裁判後の報告集会では「地方自治体の裁判に、国が直接乗り出してくるなんて、そんなんありか!」「神戸市も、恥ずかしないんか!」「しかし、国だろうがなんだろうが、とことんやったるで!相手にとって不足なしや」…との意見が続出。いやがおうにも意気があがる裁判となりました。
 裁判に先立ち、7月17日、控訴審勝利に向けて、番町住民集会をもちました。
 この集会では、判決以来のたたかいをコントにして上演。神戸市職員の差別発言をあやまらせ、市議会でも、番町はじまって以来はじめて、神戸市の差別を糾弾してたたかいぬいてきたことをみんなで演じ、盛り上がりました。
 さらに、中田書記長の講演が行われ、「差別糾弾をしっかりとすえてともにたたかいぬこう」との訴えに全員が聞き入りました。「さすがは全国連や」「わしらもしっかり勉強していこう」と、大きな反響をよびました。
 違法と差別の神戸市を許すな! のこのこ出てきた国を住宅裁判控訴審でうち倒そう!

再び「応能応益制家賃は違法・無効」の判決!
西宮裁判でも住民が勝訴!

(04/05/27)
「勝訴!」の紙をかかげよろこぶ住民
 西宮市を被告にしてたたかってきた住宅裁判で、5月27日、芦原のきょうだいは、画期的な勝利判決をもぎとりました。3月の神戸判決につづき、堂々の2連勝です。
 「訴訟費用は全事件を通じて被告(西宮市)の負担とする」…主文を聞きおえた瞬間、法廷は沸き立ち、「勝訴」と書かれた幕が玄関の外で広げられると、喚声と拍手がまきおこりました。握手を交わす人、涙をながす婦人。この様子は、夕方〜夜にテレビで放映され、翌朝の新聞はいっせいに西宮市の敗訴を報じました
 判決では、「改良住宅に応能応益制家賃を採用した新条例は違法・無効」であり、「値上げも行政の裁量の範囲をこえて無効」と明快にのべ、「供託は有効」であり、延滞損害金にもわざわざ言及し、棄却としました。
判決のあとの集会で、勝利を高らかに宣言する東口博・芦原地区自治会連合会長 (5月27日)
 判決後の勝利集会で東口博芦原地区自治会連合会長は「部落差別あるかぎり、一律低家賃は当然の権利。西宮市は控訴を断念し、供託者を滞納者あつかいしてきたことをあやまれ!」と勝利宣言を発しました。
 西橋副会長の団結ガンバローで、ただちに西宮市役所に移動して抗議。対応した部長らは、がっくりとうなだれ「判決をみていないのでコメントできない」と繰り返すのみでした。西宮市が「ほかの住民への影響が心配」(翌朝の神戸新聞)と、うけているショックを現実のものにしてやろう!
 番町、芦原と兵庫の2大部落での勝利の意義はとてつもなく大きい! 全国的反乱をまきおこし、2005年(平成17年)問題(激変緩和期間のおわり=大幅値上げ)を打ち砕こう! 全国連はつかんだ勝利を決して離さず、同住連と固く連帯し、組織建設をすすめよう!


年金制度改悪に異議あり! 厚生労働省と交渉
介護保険に異議あり! 全国ネットワーク

(04/05/21)
年金を奪うな! 厚労省前で年金改悪反対をさけぶ高齢者
 全国の介護保険制度に反対する高齢者を中心に組織される『介護保険に異議あり! 全国ネットワーク』が、5月21日、東京弁護士会館内で、年金改悪法案反対を要求して、厚生労働省と交渉をおこないました。
 「少子高齢化で年金危機」とか「100年安心の制度」などのウソをふりまいて、高い保険料をまきあげ、そのくせもらえる額はさらに少なくしよういう、とんでもない制度改悪が狙われています。
 わずかばかりの国民年金で必死に生き抜いている高齢者、年金生活者の実態など考えてもみない議員連中や官僚たちの好き勝手には、我慢なりません。「東大阪国保と健康を守る会」「荒本平和診療所守る会」はじめ、参加者は「年寄りは早く死ね」と言わんばかりに生存権を踏みにじる政府や官僚に対して、「命の叫び」を発して弾劾した。
 とりわけ「保険料の上限」や「給付率確保=50%」の『約束』が実は大ウソであることを追及しました。「私たちがなにも知らないと思っているのか!」「逃げもごまかしも許さない!」と参加者の怒りが爆発しました。参加者は与野党の取引など吹っ飛ばし、全国で民衆がもっと立ち上がれば、法案はつぶせるという展望をつかみとりました。
 交渉のあと、狭山要請団と合流し、全員で厚生労働省まえでシュプレヒコールをあげました。

違法な値上げを直ちに撤回せよ!
同住連、全国連が国土交通省交渉

(04/04/22)
交渉を前に庁舎前でシュプレヒコールをあげる同住連と全国連の交渉団
 4月22日、同和住宅家賃値上げ反対全国連絡協議会(同住連)は、応能応益制による家賃値上げの撤回をもとめ、国土交通省との交渉をおこないました。全国連も同住連に連帯し、ともにたたかいました。
 交渉で同住連は、まず、「改良住宅にたいする応能応益制家賃の適用は違法」「値上げ分ははらう必要がない」という神戸地裁判決をつきつけ、国交省の見解を問いただしました。国交省は「係争中だから答えられない」とか、あるいはおおよそ無関係の判例を引き合いにだして言い逃れようとしました。国交省がいかに神戸判決に打撃をうけているかがあきらかです。
 交渉団はさらに、「『同和住宅にも応能応益の値上げができる』とした『建設省通達』は違法・無効だ」「この通達のために、われわれがどんな不当なあつかいを受けたのかわかっているのか!」「行政も大混乱している。ただちに撤回せよ」と迫りました。
国に同和住宅家賃値上げの違法性を訴え撤回をせまる
 各地の代表が、「改良住宅も同和向け公営住宅も同じだ。家賃に差をつくるのは差別だ」「部落大衆に10万、20万の家賃が払えるか!」「30年も改修をやらないで、なぜ値上げか! 許せない」など、はげしく国を糾弾しながら要望書を提出しました。
 この交渉で、参加者は勝利への確信をさらに深めました。そして、今後の方針として神戸裁判勝利の大宣伝にたつこと、家賃供託を拡大すること、さらに「とりすぎた家賃を返せ!」の運動もまきおこすことなどがあきらかにされました。

神戸市は住民に謝罪しろ! もとの一律低家賃に戻せ!
神戸・番町で裁判勝利報告集会
(04/04/11)
供託の拡大、神戸市糾弾へ 番町で勝利集会
 番町住宅裁判の勝利判決を受けて、4月11日に地元・番町の長田文化会館で、「勝ったで裁判!全関西集会」がおこなわれました。この会場は、これまで使うことができませんでした。裁判の勝利によって、行政も使用を認めざるをえなくなったのです。この日、番町住民をはじめ、約200人の同住連のきょうだいでギッシリと埋め尽くされました。全国連もともに参加しました。
 嵐のような大拍手の中、原告団をはじめ大勢の番町住民が、喜びと自信に満ちあふれて登壇して発言をしました。供託者は、「夜も寝られずに判決を迎えたが、この5年間の私たちの正義の闘いが裁判で認められてうれしい。『ざまあみろ、神戸市!』と言いたい」「番町を『特殊地区』とする神戸市の控訴の悪あがきを許せない! 勝利を確定させるまで闘いぬく」「今こそ、供託者を増やして、村の大きな団結をつくりだす」などの決意を確信をもって明らかにしました。
 集会後には、村内の5カ所で横断幕をかかげた大宣伝をおこなって、番町住民の決起を訴えました。声をかけてくる人や署名をする人が多く出ました。
 今、番町では、事務所や各棟の集会所の「供託説明会」に、毎日のように多くの住民が問い合わせや相談に訪れています。
 住民の会は、6月議会に、村をあげた対市闘争をかまえ「3ヶ月決戦」に突入しています。供託のさらなる拡大に取り組むと同時に、「神戸市はただちに値上げ前のもとの家賃にもどせ!」「控訴を取り下げろ!」を要求して、2700戸への大署名運動に立ち上がっています。
 また、老朽化した住宅修繕の村をあげた要求闘争に突きすすんで、番町の村のあらたな団結をつくりだそうとしています。
 これまで、「裁判は、必ず負ける。追い出される」「神戸市や国に逆らってもムダだ」と、住民をウソとデマで脅して押さえつけてきた本部派や全解連などの反動を打ち倒して、村をあらたにかえる闘いに挑もうとしています。
 神戸判決の全面勝利を、番町の村をあげたあらたな団結をつくりだすテコにして、たたかっています。ともに頑張ろう。

兵庫・番町の住民 住宅裁判で全面勝利!
値上げ分はビタ一文払う必要はない
(04/03/31)
総括集会で住宅闘争へのさらなる住民決起を誓う
 全国14万戸の同和住宅に住むきょうだいのみなさん! すべての部落のきょうだいのみなさん! 3月31日、神戸地方裁判所において、改良(同和)住宅の家賃についての画期的判決がありました。(判決要旨)
 「値上げ分は払う必要はない」「家賃を供託している住民を追い出してはならない」というものです。
 5年前の1999年、神戸市は番町の改良(同和)住宅に最高で10倍をこえるべらぼうな家賃値上げを強行しました。これに対して住民は、法務局に値上げ前の家賃を供託し、裁判をたたかってきました。そしてついに、住民側が全面勝利判決をかちとったのです。
 全国で同じように大幅な家賃値上げに苦しんでいるみなさん! その値上げは違法であり、無効です。値上げ分はビタ一文も払う必要はありません。安心して番町の住民のように供託すればいいのです。
 すでに値上げ分を払ってきた人も、値上げ分を返せと請求できます。役所は法に反してわたしたちをだましてきたのです。詐欺でとられたぶんを取り返す運動をおこしましょう。
 わたしたち部落解放同盟全国連合会と同和住宅家賃値上げ反対全国連絡協議会(同住連)は、同和対策事業のうちきりに対して、部落の生活権を守るために必死にたたかっています。これに比して、解同本部派や全解連は、大衆の生活を切り捨て、私利私欲にどっぷりつかっています。彼らは役所とグルになって家賃の値上げにも賛成してきました。こんな人たちに相談してもムダです。
 供託の方法や組合のつくり方、値上げ分を取り返す運動など、わたしたち全国連と同住連に相談してください。
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