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差別犯罪への怒り新たに 各地で5・23統一行動  (2004年5月)
婦人先頭に街宣行動にたつ (5月23日 新小岩駅前)
差別裁判糾弾に手ごたえあり
-東京・江戸川-

 江戸川支部は5・23狭山統一行動の取り組みとして、JR総武線の新小岩駅で婦人が中心になって街頭宣伝をおこないました。
 マイクの訴えにずっと耳を傾けて署名していく人。ビラを受けとって熱心に質問をして、署名してくれる人。何も言わずに署名をしてカンパをくれる人。
 狭山を知らない若い世代も、年輩の世代からも、確かな手ごたえを感じました。
 その日の夜の支部会議でも、「思ったよりも反応がよかった。ビラもよくとってくれた」「真剣に訴えればこたえてくれる。もっと街宣をやろう」と感想が出されました。
 事実調べなき決定を絶対に許さず、石川さんと連帯して再審をかちとろうとさらに決意をかためました。

学促に集まる青年たちが決起 (5月23日 広島市内)
若い力で署名あつめる
-広島-

広島支部は石川さん不当逮捕41ヵ年を迎えた5月23日、学促に参加する青年を中心とした街頭宣伝と学習会を行いました。
 午前中の街宣は、市内の商店街で共闘の方々といっしょに130筆の署名を集めました。
 お店の店員が自ら署名とカンパをしてくれたり、狭山を知らない若い人に説明したら真剣に聞いてくれて署名に応じてくれたりしました。
 村の青年が今までで一番多く参加したので、元気あふれる街宣を展開することができました。
 また午後の学習会は初めて狭山を知る参加者もいたので、その事件のいきさつや裁判の近況などを確認しました。
 参加した青年は今回のとりくみを通じて、「多くの人に差別について関心を持ってもらえたと思う」「街宣は出会いのチャンスだからどんどんやろう!」などの感想をのべています。
 はじめての参加者も、「とても楽しかった。またやりたい」とやる気をみいだしています。狭山や学促などのとりくみから、今後青年の団結を大きくつくりあげていきたいと思います。

支部員あげて無実の証拠を学ぶ (山口・陶)
新証拠について学習会
-山口・陶-

 陶支部では5月22日に狭山学習会をおこないました。要請行動で最高裁や最高検に訴えているテーマを話し合いました。とくに齋藤鑑定について、『脅迫状』と封筒のどの点が決定的証拠になるのか学習しました。また6月に狭山署名にうってでることを決めました。
 また、6月6日には宇部支部と合同で狭山再審署名行動を行いました。
 山口市の中心街に出て、狭山再審を訴える紙芝居のカラーコピーの看板を出して、署名をよびかけました。
 102人の人が署名に応じてくれました。中には、「年金を減らす自民党は許せない」と怒る婦人も多くいて、話の輪ができました。

集会後、街宣にうってでた杉並の仲間  (5月23日 西荻窪駅前)
地域のつながり強める狭山のとりくみ
-杉並-

 杉並支部は、石川さんの不当逮捕41カ年を糾弾し、狭山勝利にむけて、5月23日、支部の学習集会と狭山署名街宣をおこないました。
 集会では、「わたしは無実!」のビデオを上映し、「齋藤鑑定」について詳しく学習しました。都政を革新する会の長谷川代表と新城区議も参加し、共にたたかう決意を長谷川さんが述べました。
 学習会では、とくに狭山情勢について、今が第2次再審闘争の正念場であることが提起され、事実調べと証拠開示を強力に求めていこうと、確認しました。
 また、支部でこの間取り組んでいる狭山署名の報告で「狭山をもっとがんばってほしい」と地域のきょうだいから支部に電話があったことや、街宣で署名した青年が要請行動に参加したことなど、半年間のつみかさねの成果が報告されました。その後、参加者全員で西荻窪駅で署名・街宣をおこないました。

部落の婦人のよびかけに、若いお母さんが署名でこたえる  (5月23日 つくば西武歩道橋)
県連・共闘で学習と大街宣
-茨城-

 茨城県連は5月23日、つくば市内で狭山学習集会および街頭宣伝活動にとりくみました。
 午後1時より行なわれた学習集会には、支部員が続々とつめかけ、また共闘のなかまも数多く参加し、会場のイスがたりなくなるような盛況となりました。
 司会の山口副委員長が開会を宣言し、原口副委員長が主催者を代表してあいさつ。婦人部からの石川一雄さんの5・23メッセージ朗読をうけた後、高橋書記長が集会基調を提起しました。つぎに、県連から学習講演をうけました。
 また、中川婦人部長から、狭山勝利にむけての決意とうったえがありました。
 共闘からのあいさつとして、里内・青い芝の会茨城会長と国分・動労水戸委員長から、石川さんと連帯し、狭山勝利をともにかちとる決意の表明をうけました。
 集会の最後に、松本統制委員長の音頭で、団結ガンバローが行なわれ、参加者は、街頭宣伝にむかいました。
 久しぶりの人、はじめて参加した人、共闘もふくめて40名をこえる大街宣です。
 県連旗、「石川さんは無実だ! 再審を行なえ」の横断幕をかかげて、原口副委員長らがハンドマイクでアピールを行ない、買い物帰りの家族連れや学生風の若者たちに、ビラをわたし、署名をうったえました。
 狭山事件の説明や署名の意義についての議論の輪があちこちにできます。
 用意したビラはすべてわたしきり、多くの署名がとれました。
 街宣活動の締めに、署名の成果が報告され、大会の成功にむけてがんばろうという提起が行なわれ、23日の行動は終了しました。

要請行動の参加報告をする尼崎の学生 (5月23日 番町・長田文化会館)
高松差別裁判糾弾闘争の復権を
-兵庫-
 5月23日、狭山兵庫討論集会が神戸番町地区の長田文化会館で開かれました。住宅家賃闘争の決戦をたたかっている番町住民、雇用を求める長田の労働者のグループの仲間、30名が参加しました。
 今回の集会の目玉は、全国連元中執の沼田さんの講演。沼田さんは、「今日は、これまで話したことのない話をしたいと思います」と切り出し、18才のときに狭山再審の署名をしたことがきっかけで、自分が部落民であることを知ったこと、そして、それまでお母さんが過酷な部落差別を受けて生きてきながら、息子である自分に部落のことを隠してきたことを聞き、大きなショックを受けたとのべ、「部落差別を受けながら、家族や友だちや誰にも話すことができない、そういうムラではいけない。部落差別を受けたら、みんなで話し合い、みんなで団結して、差別とたたかうことができるムラをつくろう」と訴えられました。
 また、高松差別裁判糾弾のたたかいを例にとり、「石川さんの不当逮捕も、もともと部落差別による完全なデッチあげで、起訴自身が無効とされなければならない。検事総長に起訴の取り消しを求めてたたかおう。水平社がやったように、全国津々浦々の部落に、差別とたたかう団結をつくろう」と訴えられました。
 沼田さんの講演後、活発な自由討論が行われました。尼崎の青年は、5・21最高裁要請行動に行って来たことを報告。「自分の大学で、狭山闘争をたたかう仲間をつくる」と決意を表明しました。
 集会終了後、初参加の高校生や労働者のグループもいっしょに長田駅前で1時間の街宣を元気に行い、狭山再審勝利を誓い合って、この日の行動を締めくくりました。

短時間で155の署名をあつめる (5月23日 西鉄久留米駅前)
短時間に思い思いの署名あつまる
-福岡-
 石川一雄さん不当逮捕41年めの5月23日、全国連福岡県連・準備会と狭山実行委員会は西鉄久留米駅前でマイクでの訴えと署名活動にとりくみました。ビラをうけとって読み、もどってきて署名してくれる人、マイクに耳を傾け署名してくれた外国からの旅行者、かけよってきて「拉致も大事かしらないが、狭山をいつまでほっておくのか」と怒りをこめて署名する人。中学校のとき学校で狭山のとりくみをしていたと言う人など、多くの人が署名に応じてくれました。
 とりわけ、石川さん無実の新証拠がだされていることを知って、いっしょうけんめい最高裁への要請内容を一字づつ確認するお年寄りの、祈るような姿が印象的でした。2時間の行動で155筆の署名がよせられ、手ごたえを感じながら行動の最後に、特別抗告審での「事実調べ・再審」の実現にむけ、狭山のとりくみをいっそう強めていくことを誓いました。

街宣の先頭にたつ青年たち (5月23日 長野)
街宣、学習、村内… 1日狭山やりぬく
-長野-
 長野県連では、5・23統一行動の取り組みとして、昼間は狭山街宣行動をおこない、夜は各支部において学習会や村内署名行動をおこないました。
 街宣行動には多くの市民が注目し、署名とカンパに応じてくれました。とりわけ、広島で教師をしていて、結婚のために長野にきた女性が、街宣隊に積極的に話しかけてきました。狭山闘争から「日の丸・君が代」反対まで討論がされて、県連の機関紙も「ぜひ送ってほしい」と要望されました。
 夜の学習会では、参加した支部員さんから、「戦争の時代だから差別がひどい。狭山で勝ちたい」「本部派は狭山をやらないし、もう終わりだね」など、活発に意見が出されました。
 村内署名でも、今までわたしたちに反動的な対応をしてきた解同本部派の役員たちも、狭山の署名には応じて、「狭山闘争だけは是が非でも勝ちたい」という思いをぶつけてきています。

村ぐるみの狭山強化を誓った荒本支部 (5月22日)
狭山で差別とたたかう力をつける
-大阪・荒本-
 荒本支部では5月22日、支部狭山集会が開催されました。
 狭山闘争本部事務局からの特別抗告審の報告につづき、阪口書記長が支部大会の成功にむけて、このかん荒本をめぐっておこっている差別事件、行政の差別的な生活破壊の攻撃に対して、荒本のきょうだいが総団結してたたかうことをよびかけました。
 討論では、意岐部東小学校にいた教員が、「78年だったか、5・22に狭山同盟休校をやって、扇町のデモに出た。楽しかった。いま、自分が卒入学式で『日の丸・君が代』に対して着席闘争をたたかうことができているのも、荒本の人の糾弾闘争から学んで得た力があるからだと確信しています」と、ともに狭山をたたかう決意を述べました。
 関西合同労組東部支部の女性労働者からは、「国労臨大弾圧被告である夫の裁判傍聴にいくが、本当に歯がゆい。狭山では事実調べがまったく行われていない。裁判そのものが差別。この差別を許さないたたかいを」と語りました。
 最後に、青少年センターの職員から、「今朝、狭山早朝登校をおこないました。先日の解放学習で狭山について子どもといっしょに勉強した。いま、イラクの人たちへの虐待・拷問がニュースで流れているが、同じようなことが部落民というだけで石川さんにやられたことに、子どもたちは怒りを表明した。『裁判官は石川さんに謝れ』という作文を書いて、今日はみんなの前でそれをよんで登校しました」と報告されました。
 あらためて狭山闘争を地域でとりくむことが勝利の原動力であることを確認できる集会でした。

「日の丸・君が代」、住宅… 差別への怒りで狭山への思いを新たにした奈良狭山集会 (5月22日 西之阪)
部落差別への怒りをひとつに
-奈良-
 5月22日奈良「狭山」集会が西之阪集会所で奈良のきょうだいと解放共闘の仲間50名の参加のもと開催しました。
 仲嶋かおり狭山闘争委員会の代表の挨拶の後、特別報告として、大橋ひかりさんから「日の丸・君が代」闘争の卒業式でのたたかいのビデオを観た後、たたかいのなかで多くの仲間ができた事、中学校で友達と楽しく学校生活を送っていることなど、報告を受けました。
 次に、北浦裕樹久さんから5月26日の奈良住宅裁判の証人尋問に先駆け、証言内容を基にした報告を受けました。自らの生い立ちを語り、奈良市の差別行政のあり方を徹底糾弾する内容でした。
 解放共闘の田中さんから41年目の5・23を迎えた集会基調がされ、特別抗告審での勝利を絶対に勝ち取るたたかいをみんなで確認しました。  そして、参加者のフリートークがあり、特別報告や基調報告の内容をさらに深めることができました。
 最後に橿原市大久保の木村さんの団結がんばろうで集会を締めくくりました。
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