パネルで広めよう 下山鑑定

(2017年10月12日)

 

・・・リーフ、署名と三点セットでムラへ!街頭へ!

フレット、署名用紙せは全国連本部


 決めての物証は警察のねつ造だった

万年筆・インキは被害者のものではない


2度の家宅捜索で見つからなかった万年筆 

 ・1963年5月23日 逮捕された石川一雄さんの自宅に対する1回目の家宅捜索。捜査の専門家の刑事12人が、2時間以上も家宅捜索しています。

 ・1963年6月18日 2回目の家宅捜索。この日も刑事14人が、2時間以上かけて家宅捜索しています。

 ・3回目の家宅捜索で、石川さんの自宅の鴨居の上から万年筆が発見さ れます。兄の六造さんに素手で持たせています!

 ・事件から23年、「最初の捜索の際、同じ場所を調べたが何も見つからなかった」と、捜索をした刑事も証言。


万年筆には疑問がいっぱい???

 ①3回目の家宅捜索で発見?

 ②簡単に見つけることができる鴨居の上から発見?

 ③兄の六造さんに素手で取らせた?

 ④一雄さんや被害者の指紋は一つもない?

 ⑤被害者が使っていたインキとはまるで別物?


科警研もインキが別物と鑑定していた!

 実は、科学警察研究所おこなったインキの鑑定(荏原第1、第2鑑定)で、インキの色が違うことがわかっていた。検察は、その事実すら隠していた。

 第三次再審になって、2014年に開示された証拠によって、被害者がふだん使っていたインキが、「パイロット社製のジェットブルー」というインキであったことがわかったのです。 


裁判所は「インキを補充した可能性がある」と言う。

 ところが・・・!

 色素の研究で著名な下山博士が鑑定したところ、「インクを混ぜれば両方のインクが検出できる」「しかし、発見万年筆からはブルーブラックしか検出されない」

  ●左が発見万年筆のインキ。ブルーブラック。

  ●真ん中がインキを混ぜたもの。

    被害者が使っていたジェットブルーのインクが無くなって

    ブルーブラックのインクを補充したという裁判所が認めたケース

●右が、被害者が使っていたジェットブルー


警察は「発見万年筆は級友や郵便局のインキと同じ」と言い逃れ。 しかし・・・

 分析した結果は、パネルにあるように「級友」や「郵便局」のインクもブルーブラック。発見万年筆と同じ。この場合も、被害者が使っていたジェットブルーのインキはどこにもないのです。


下山鑑定で科学的に証明された万年筆・インキの違いは、狭山事件では、DNA鑑定に匹敵する決定的な新証拠です。(狭山事件では、血痕などの証拠は存在しないとされています)。下山鑑定を裁判所が事実調べすることが、真実への扉を開きます。

下山鑑定を事実調べさせよう!全国民に知らせ、裁判を監視しよう。①まず、自分たちで、パネルの説明練習をしよう。

②地域で、街頭で、職場や学校でパネルで宣伝しよう。

③署名、ハガキで東京高裁・検察に届けよう。

   

狭山事件とは?

(2004年02月10日)

 

 1963年5月1日、埼玉県狭山市で女子高校生、中田善枝さんが誘拐され殺害される事件がおきました。警察は身代金をうけとりにきた犯人を取り逃がし、世論の批判にさらされました。 そこで警察は部落民ならやりかねないという差別的予断と偏見をもって、部落民をイケニエとして「犯人」にデッチあげることを画策。無実の部落民・石川一雄さんを「犯人」にデッチあげました。警察は、連日、石川さんに激しい拷問をくわえ、「お前がやっと言わないなら、兄をパクる」、「殺したと言わないなら、お前を殺して埋めてしまう」などと脅しました。そして、警察は、自分たちでデッチあげたストーリーを、石川さんの「自白」だと言わせたのです。 裁判所も部落で生まれ育ったことをもって、「親の愛情に恵まれなかったから犯罪者になった」と、「部落は犯罪の温床」という部落差別むきだしの偏見をもって、1審の浦和地裁・内田裁判長は、わずか3ヵ月の裁判で石川さんに「死刑」を宣告しました。 また、2審の東京高裁・寺尾裁判長は、さらに警察官の証言はすべて「信頼できる」とし、逆に石川さん本人や事件当日の石川さんのアリバイを証言した家族の証言は「信頼できない」と、あらかじめ「石川=犯人」という予断と偏見をもって1974年10月31日、「無期懲役」判決を下しました。
 1986年、石川さんは2度目の再審請求をおこない、無実をあきらかにする数々の新証拠がだされてきました。しかし、裁判では1度もまともな事実調べもせず、1審で死刑判決、2審で無期懲役が確定。
 石川さんは32年間も投獄され、94年の仮出獄いこうも「殺人犯」として警察や保護司に監視されるなか、再審を訴えています。05年3月、最高裁の第2次再審棄却決定に対しても「わたしの人間の尊厳をふみにじった裁判官たちは断じて許せません」と不屈にたたかっています。

   
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