戦争と差別に反対する 安保関連法案を許すな!

(2015年09月10日)

  東京高裁・寺尾判決41ヵ年糾弾! 10・25狭山中央闘争に結集しよう
    部落解放同盟全国連合会は、10月25日、狭山中央集会を開催し、26日は狭山要請行動をたたかいます。部落解放同盟全国連に結集するすべての支部員の皆さん、労働者市民のみなさんは、今秋の狭山中央闘争に総結集し、狭山再審闘争に勝利しよう。

10月31日は、41年前に東京高裁寺 8・30全国各地で戦争法案に反対してたちあがる(写真は大阪・扇町公園) 尾正二裁判長によって、石川一雄さんが「無期懲役」の判決をくだされた日です。無罪判決を確信していた支援者や石川さんの両親は、石川一雄さんの帰りを心待ちしていたのです。寺尾裁判長は、権力犯罪を居直った差別判決で無実の石川さんに「殺人犯」の汚名を着せたのです。この寺尾判決こそは、狭山事件の「確定判決」であり石川一雄さんの両腕に見えない手錠を強制しているのです。
狭山のすべての証拠を開示し、事実調べをおこなえ
    狭山第三次再審闘争は、2006年5月23日に請求して10年目をむかえています。門野裁判長によって始まった、三者協議も24回を数えます。25回目の三者協議は、植村裁判長のもと10月上旬に開催される予定です。
    狭山再審闘争は、これまで181点の証拠を開示させ、検察側が隠し持っていた「証拠リスト(領置票)」も証拠開示させてきました。しかし、すべての証拠が開示されたわけではありません。
    実況見分調書にも記載されている、「犯行現場」を撮影した8ミリフィルムの存在は明らかになっていません。「殺害現場」とされる、雑木林のルミノール検査報告書も隠されたままです。狭山事件にかかわる調書や捜査報告書など、狭山警察署や埼玉地検、埼玉県警などが作成して保管している「証拠リスト」も開示させなければなりません。
    東京高検の「不見当」やプライバシーを盾にとった、証拠隠しを許さず糾弾してたたかおう。 狭山弁護 第24回婦人部大会 松本・浅間温泉に婦人があつまる(報告は次号で) 団は、開示された証拠をもとに石川一雄さんの無実を証明しています。 石川さんを取り調べた録音テープの開示は、脇中鑑定、浜田鑑定として「自白」の変遷は取り調べにあたった警察による誘導の事実を証明し結論づけています。
    狭山事件直後に撮影された、航空写真のネガが開示されたことで、遺体発見現場とカバンや教科書が発見された位置関係がより明らかになっています。そもそも、石川さんが捨てたとされている所と発見場所が食い違っているのです。
    新しく着任した植村裁判長に、事実調べをおこなわせ、石川さんを「殺人犯」とした国家権力の差別犯罪をあきらかにしていかなければなりません。
地域や街頭での宣伝や署名、狭山要請ハガキに取り組もう!
    10・25狭山中央闘争を組織するためにも、地域や街頭での宣伝や署名、狭山要請ハガキの取り組みを重視していきましょう。戦争法案である「安保関連法制」が制定され、安倍政権によって実行されようとしています。部落解放同盟全国連は、戦争こそ最大の差別であるととらえ、反戦反核をたたかい、あらゆる戦争策動と対決していきます。
    すべてのみなさんが、10・25狭山中央闘争に結集されんことを訴えます。

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