連続する差別文書許さん! 荒本支部はたたかうぞ!

(2015年07月10日)

      荒本支部は、5月14日真相報告集会を開き差別文書事件に対する取り組みを開始しています。
    支部機関紙「闘魂」で、差別文書事件の内容をつたえ。5月25日 地域の中心に差別者を糾弾する立て看板 には、荒本住宅の14棟前に『差別者出てこい! 差別文書のまきちらし許さん! 差別糾弾闘争でたたかうぞ』の立て看板を設置し、荒本支部のたたかう決意を示しました。
    差別文書は、A4サイズの用紙にインクジェットのプリンターを使って印刷したものです。配布や郵送は、大阪だけにとどまらず兵庫や京都にまで及んでいます。内容も5月25日現在、3種類の文書が確認されました。兵庫県姫路市内の皮革業者へ郵送されたもの。地区名を記入し、その地区の郵便受けに配布しているものなどです。
    この差別文書には、部落民がおこなう仕事として9から11程度の職業が書かれています。差別者が考え た、職業に対する偏見をもとに職業差別をあおっているのかもしれません。
    「ワーキングプア」といわれるように、不安定な非正規や契約社員で働くことが「当たり前」の働き方。安い賃金で、格差が拡大していく世の中。差別者は、「上見て暮らすな、下見て暮らせ」と社会的弱者を攻撃しているのです。差別文書をまき散らし、差別する側にまわることで「社会との一体感」を感じ、自己満足しているように感じます。
    差別者の思いがどうであれ、郵送から始まり、被差別部落への直接的な差別文書の配布は「ヘイトスピーチ」と同じような差別襲撃です。
差別を扇動する「自由」などありえない
    デモ行進しながら、差別的な暴言をまき散らすヘイトスピーチ。大阪市は、この差別暴言に対して市議会で条例を制定して歯止めをかけようとしましたが「継続審議」となっています。その理由が、「表現の自由を侵害しかねない」というのです。条例を制定するのではなく、国に対して「実効性のある法整備を含める意見書」を提出したのです。ヘイトスピーチの主催者と、政治家との関係が暴露された記憶が思い出されます。差別扇動は、「力あるもの」の意を受けておこなわれているのです。
    理由はどうあれ、部落差別を続ける差別者を放っておくことはできません。荒本支部には、不審者の情報も提供されています。荒本の団結した力で、部落差別に対する怒りを解き放っていきます。部落差別に対しては、差別糾弾闘争でたたかいます。
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