被爆70周年 8・6ヒロシマへ!

(2015年07月10日)

  8・6ヒロシマ
福島地区のつどい

午前11時~広島市西区いきいきプラザ

(きずなinふくしま    正午から西区役所前緑地)
被爆者の闘いを受け継ぐとき
【広島支部】
今年は被爆から70年を迎えます。被爆者の平均年齢は80歳を超えました。いま、被爆者の思いを直接受け継ぐ最後のときです。いまこそ、被爆二世や三世、また残された世代の皆さんが、彼らの受けた痛み、悲しみ、怒り、それらを乗り越えてきたたたかいを引き継ぎ、核兵器や戦争をなくしていく。また差別を許さない声を広げていく担い手として、強い使命を抱いて世界へ登場していく。その決意を固める場として「被爆70周年 8・6ヒロシマ 福島地区のつどい」を開催致します。
    ヒロシマが誓った「過ちはくり返しませぬから」が、いままさに崩されかねない危機に瀕しています。 社会は利権や利潤を追求し、使用者が労働者を酷使し、さらに非正規労働で格差を拡大させ、本来人間の持つ人格や尊厳を奪い、格差の底辺に落とし込め戦争に動員していく。いま、そのような非人道的な構図が待ち受けていると見なければなりません。その矛先が、われわれ部落民や在日の仲間、また労働者全体に向けられてくるのは、歴史からみても明らかです。
戦争法案の成立許さない
    いま国会では与党が安保法制の強行採決を企んでいます。集団的自衛権の行使という名のもと、まさに相手を先制攻撃できる戦争法です。安倍政権は「憲法の範囲内」とデタラメや嘘でそれを正当化しています。また同時に辺野古新基地建設、原発の再稼働も強行的に進めようとしています。 わたしたちはあらゆる過去の悲惨な戦争の事実と向き合い、再びあの過ちを繰り返さないことを強く誓い合い,戦争を阻止する行動にうってでる必要があります。
    実際にいま沖縄や川内、また全国各地で草の根の思想を超えた集合体で抗議行動を繰り広げ、戦争政治に立ちはだかる大きな力が形成されています。わたしたちもその一翼として登場しなければなりません。
部落解放運動の再生へ!

    ことしは戦後の部落解放運動から70年を迎える節目でもあります。しかしいま、私たちを取り巻く生活実態、また差別の実態もさらに混沌を極めています。
    住民の少子高齢化、若者の流出、さらに住宅の追い出し攻撃など、ムラの将来を考えると極めて厳しい課題がのしかかっているのではないでしょうか。このままでは、運動はおろか、ムラの存在さえ消滅しかねない危機にあることを、私たちはしっかりと自覚すべきときにきています。 先輩から引きつぎ、差別とたたかってきたムラの歴史や存在意義をとらえ返し、その誇りを守り抜くことも、私たちの指名ではないでしょうか。 このときだからこそ、あらためてムラの世代を超えたつながりや絆をつくりだすとともに、全国の皆様との交流もつくりだし、いまいちどムラの活気を取り戻すとりくみとして、野外の区役所前緑地帯で「きずなinふくしま」も同時に開催します。地元住職による供養や、平和に願いを込めてのステージ、飲食ブース等を設置します。
    差別も、核兵器も、戦争も、基地も、原発も、それらを誘発する根元は一緒です。立場を乗り越えての共闘関係の拡大こそ、すべての戦争政策を阻止し、わたしたち全国連の拡大につながる一歩ではないでしょうか。あわせて地元福島地区の団結、「オール広島」の8・6ヒロシマを、わたしたちの手でつくりあげて参りましょう!皆様のご参加並びにご協賛よろしくお願い致します。
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