第24回大会の総括と今後の課題

(2015年07月10日)

  第24期第1回中央執行委員会を開催(6月21日)
    全国連第24期第1回の中央執行委員会が、6月21日、荒本会館において開催されました。24回全国大会から3ヶ月も経過した中央執行委員会で、大会以降三カ月のたたかいの総括をし、夏秋に向かっての方針を討議・決定しました。とりわけ、10月25日、狭山中央集会を開催することを決定しました。
24回大会の総括
    大会から3カ月が経過します。しかし、重要議題のひとつとして、提案と討議をしました。また、9月拡中委でも討議することにしました。だから、総括の出発の論議をしたというところです。
    その一つは、参加数の総括です。また関連して、今後のあり方―曜日・日程、規模、企画なども検討します。
    二つめは、内容です。本部の基調はー答申から50年、ムラも運動も大きく様変わりしました。安倍政権はクーデター的な憲法改悪に打ってで、運動つぶしも画期をむかえました。差別があっても、声もあげられないようにさせられようとしています。全国連の存在と三大闘争の意義は大きい。新たな挑戦を推進し、安倍政権と全面対決しよう。基調とタイアップした講演は好評でした。これをベースに狭山闘争をはじめ今年度の方針を決定しました。
寝屋川選挙闘争の総括
    本部提案(5月号参照)の上で、木邨中執より敗北のおわび、支援へのお礼が述べられ、「次は支部大会。軸は住宅闘争になる。秋には支部大会を開催したい」と新たな決意表明をされました。 青年部沖縄行動の総括を新聞6月号と写真、現地の新聞などをつかって全体で確認しました。沖縄と部落解放運動との連帯は、青年の行動を先陣にして、新たな重要な意義をもつ段階を切り開いています。辺野古基金もふくめ、拡中委でもより重視して報告・討議しましょう。
5・23狭山統一行動の総括と10月にむけた課題
    今回の中執のもうひとつの重要議題でした。「ニュース」6月号と議案を軸に論議しました。担当裁判長の交代もうけて、夏秋の行動プランの討議をし、大枠次のように決定しました。
●要請行動については
    ① 7月21日~24日の間、できれば7・23(石川さん街宣の日)に、全国代表結集(茨城軸)で予定します。② 長野県連大会で「秋に長野県連独自のとりくみを予定」されています。
●10・31について
    ① 中央闘争の検討をし、断固やろうと決しました。日程は10・25です。
    *なお、10・11三里塚全国集会です。全国連としてもとりくみます。
    ② 翌日の10・26に西日本軸に要請行動をやる方向で検討していくことになりました。ただし、長野県連の予定との調整が必要です。
被爆70周年8・6ヒロシマ 8・9ナガサキの課題
    8・6実行委員会としては、今後も地元の討議を重ねられますが、全国連としては、今回の中執しか論議の機会がありません。金平中執からもちよりのニュースを参照に、詳しい報告がなされました。
    今年は被爆70年、初めて福島地区内で行われます。地区内では、多彩な顔ぶれで毎週会合を重ねながら進んでいます。
    次の課題は、全国連としては、この地区内の集いにどういう形で全国から参加するのか、なぜ全国から参加するのか、ここを企画、内容ではっきりさせることです。
    被爆から70年。被爆者にとって最大のテーマは「自分が死んだら、あと、誰がひきついで8・6を続けてくれるのか」(李さん)という切実な思いに応え、「被爆体験」や被爆者解放闘争をどう継承していくのか、そういう存在を生み出すような取組をどう作り出していけばいいのか、ということです。もちろん、自覚した被爆二世三世を主体として生み出すということですが、それは全国連の部落解放運動としては、地域を母体とした継承性のある8・6を全国連支部建設の課題としてしっかりすえたものにしていくということだろうと思います。その第一歩としての被爆70年の今年のとりくみとして、全国テーマに考えるべきでしょう。
    ●地元の寺の住職による法要からはじまります。被爆70周年―追悼と平和への誓いの地域的に重要不可欠な企画です。高齢者から若者まで参加する鎮魂の場、被爆と差別を告発する場として大切に、尊重して、全国からも参加しましょう。
   スピーチ、出演、出店などの企画が盛りだくさんに進んでいます。また、全国連婦人部では、地元と共同で出店を検討しています。例えば、パネル展示―原爆、狭山、沖縄行動など、ステージでのスピーチ、医療・介護の近未来劇、狭山紙芝居など。被爆者の語り部を囲んだ交流会もぜひほしいです。地元を尊重しつつ、各地からの企画もどしどし集中しましょう。「そのために行く」でもかまわないのです。
大量差別文書配布事件について
    新聞6月号でも取り上げたように、大阪・関西において、許しがたい差別文書が広範囲かつ継続的にばらまかれています。荒本支部では、住民からの事情聴取、全貌把握、糾弾ビラ、報告集会、糾弾宣言の立看板など、行動を開始しています。こうしたとりくみのなかで、住民の勇気ある行動も生み出され、差別者を現場で摘発し、差別者があわてて逃げ出すという事態も起こっています。絶対に許さないという徹底した信念で迫っていけば、必ず全国連の糾弾闘争として成功すると思います。
    住宅闘争では① 西宮から別紙報告が出され、7・5集会がアピールされました。② 奈良から、その後の住宅攻防が報告され、次のステージに向かっての課題が確認されました。③ 寝屋川からは団地建て替えをめぐる攻防が報告されました。
    また支部・県連大会では、6・7長野県連大会の成功を全体で確認しました。今後の日程は、6・28野崎支部大会、7・5茨城県連大会、7・19荒本支部大会が決まっています。奈良全青にむけて―小林部長のレポートおよび奈良現地実行委のもようを確認し、婦人部は7・26に幹事会の開催を確認しました。
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