差別文書を絶対に許さない! 大阪、兵庫に極悪の差別文書

(2015年06月08日)

  全国連荒本支部は闘うぞ!
全国連荒本支部は直ちに真相報告集会で反撃

    5月1日以降、荒本地区に差別文書が投げ込まれるという差別事件が続いています。1日の午後9時過ぎ、荒本の住民から「嫌なビラが集合ポストに入っていた」という連絡から始まりました。
    同じ差別文書は、4月15日の消印で荒本会館へも郵 差別ビラは許さん!5月14日に真相報告集会 送されていました。差出は、東大阪に実在する住所地を使い。民族名を使うなど、悪質な差別事件であると対応を協議している矢先の差別文書の配布でした。
    正体を隠しコソコソと、差別投書や落書きをすることと、差別者が荒本へ来て差別文書を配り歩くことはまったく違うものです。差別暴言を組織して、デモをおこなうヘイトスピーチと同じ「差別襲撃」そのものです。子を持つ親からは、不安を訴える声も出ています。
    5月14日、荒本支部は「差別ビラ許さん! 差別事件真相報告集会」を開催しました。
    参加者からは、「荒本に対してこれだけの差別文書は始めてのこと」。「5日の朝、嫁さんから『目が覚めるで』と文書を渡された」。「行政の責任で、事実を調査させる必要がある」。「住宅に数軒づつ入れられて、どこにも相談できないで孤立している家もあるのではないか」という意見が出されています。
    荒本支部は、差別事件に対して泣き寝入りなどせず、差別糾弾でたたかう決意です。
差別文書の郵送から荒本のポストへの投げ入れ
    差別者は、住民からの抗議や怒りの声が上げにくい連休中に行動を開始しています。しかも、荒本にある29棟の住宅すべてを対象とせず、配布された住宅でも3、4軒程度しか配布していま せん。差別者が、住民の不安をあおる目的でポツポツと配り歩いているのか。配布された住民からは、「なんでうっとこだけ。なんか悪いことでもしたんか」という不安や恐怖心を訴えています。この差別事件を曖昧にしてしまえば、「差別してもたいしたことはない」とますます露骨な差別へとつながっていく。部落差別とのたたかいを、差別糾弾でたたかうこと。差別者に、「正しく」恐れを持ってもらわなければなりません。
    荒本の団結した力で、部落差別とたたかいます。
【差別文書の郵送、配布状況について】
①、4月14日消印で「解放同盟矢田支部」「日の出支部」など
②、4月15日消印で「荒本会館」
③、4月25日消印
④、5月1日の午後 26棟の集合ポストと28棟9階。29棟1階の玄関
      ポスト  時間帯の特定は、「昼頃には、なかにもなかった。差別文
      書の上に、宣伝のチラシがあった。」という証言から。
⑤、5月3日 28棟5階の玄関ポスト
⑥、5月4日午後11時30分頃  15棟1階、2階、6階の玄関ポスト
⑦、5月5日の報告として 28棟10階の玄関ポスト。乗教寺横の路上
      の車のワイパーに挟み込み
⑧、5月9日に、支部の機関紙『闘魂』発行後14棟、15棟、28棟の住宅から報告
    5月25日現在、荒本へ郵送されたものと配布されたものを含めて差別文書は3種類が確認されています。兵庫県姫路市内の業者へ郵送されたもの。蛇草(はぐさ)地区へ配布されたもの。いずれもA4サイズで、パソコンを利用して作成されインクジェットのプリンターで印刷されています。
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