空に突きさせ糾弾の拳!!敢然と狭山闘争の先頭へ!!

(2015年02月12日)

  1/26青年部狭山要請行動報告
●小林青年部長

    1月26日、青年部を中心に今年初となる狭山要請行動をやり抜きました。関東、関西、中四国、九州、 東京高検前でシュプレヒコール(2015年1月26日) 全国各地から権力の中枢である東京に仲間が決起して、「狭山差別裁判糾弾!!」を叩きつけてきました。
    今回は、直前に検察が狭山に関する『証拠リストの開示』がされて、間もなくの情勢ということもあり、とても緊迫したタイミングではありましたが、これをチャンスであると捉え、全力で決起してきました。参加した青年の率直な感想や、参加できなかった仲間の気持ちをいくつか掲載していきたいと思います。
●広島から参加した山ちゃん(30代・男性)の感想
    東京高検と高裁に対し、再審開始や証拠開示を求めて、追及や糾弾の声をたたきつけました。
    22日に検察が弁護団に証拠リスト開示を行なったとの報道をききつけたことにより、今後の権力の方針がとても気になりました。証拠自体は開示していないので、高裁は開示勧告などを迫るのか、それとも今までと変わらず三者協議で惰性的なやり取りをするのみなのか。また、石川さんの半世紀以上にわたる無実の訴えを少しでも汲もうとする姿勢があるのか。今回の証拠リスト開示をわれわれのチャンスととらえ、再審への道を加速させる勢いある行動の場にしたいとのモチベーションでこの要請行動に臨みました。
東京高裁に開示勧告を迫る(2015年1月26日)     検察では、白木検事が「要請のみ受け付け、質問には一切答えません」といつも以上に頑なな姿勢で受けてきたことに対して、長野のきょうだいから、「検事は何をやっているのか、恥を知れ!」といった厳しい内容の作文を読み上げ、それに対して白木検事は何も返さなかったので、相当我慢しているように受け取れた。全体的にそれだけ相手の心に鋭く突き刺さる文言をつきつけることができた。
    高裁では、「再審開始」、「事実調べ」、「証拠開示命令」を迫って口頭や要請文、この日に集めたハガキなどで、要請を突きつけました。自分は、「いまだ、事実調べされていない。差別裁判が放置されていることに怒りをもち、石川さんの思いや訴えを理解し、これ以上(沈黙を)引き延ばさず、再審を行なうよう訴える」と言ってきました。これは、要請団全体の再審への揺るぎない思いや雰囲気があってのことです。
    要請行動に参加して、高裁・高検ともに、ただ要請を受けるだけで、質問しても答えない姿勢がより徹底していた印象を受けました。これからも気を引き締めて、再審無罪まで仲間とともにたたかいぬく決意を固めることができました。
●長野から参加したヌー助さん(30歳・男性)感想
    今回の要請行動では、検察に、「リストだけでなく狭山に関する証拠を全て出せ!」と徹底糾弾を展開してきました。そこで、白木検事自ら対応して来たのですが、要請をただ聞きに来ている。質問には一切答えない。という態度に怒りを感じました。 高裁においては、管理官への要請でしたが、「裁判長にちゃんと届いているのか?」の質問に対して、「担当書記官には、しっかり渡しています。以降の事に関してはお答えできません」という端的な答えでした。
    手続き上だけの態度に腹が立って、徹底的に糾弾を叩きつけ、「すぐに事実調べを行い、検察に証拠開示命令を出せ」と要請し、集めた狭山ハガキを提出してきました。
●和歌山に在住マメさん(20代・女性)の感想
    青年部が主体となった要請行動。今回は直前に証拠リスト開示されるといった緊迫した状況での要請行動になりました。残念ながら、東京に駆けつけることが出来ず、仲間に想いを託すのみとなってしまいました。
    奈良の仲間が集めてくれた色紙へのメッセージ、狭山要請メッセージの2つで想いをぶつけました。旦那にもメッセージをお願いしました。私がこの解放運動を始めたのは、狭山闘争がきっかけなのです。私たちを侮辱する、狭山差別裁判を私は絶対に許しません。
    全ての証拠を開示させ、裁判所の責任で完全なる勝利を石川さんとともに勝ち取るまで、断固として闘い抜く決意です。
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