各地から新年にかける想い(承前)

(2015年02月12日)

  村全体の狭山闘争の復権を   茨城県連合会
    昨年暮れの総選挙を受けて、2015年は私たちにとって大きな節目の年になるでしょう。
    安倍政権は立て続けに反動政治をつきすすむでしょうが、それは必ず国民大衆の生活や願いとぶつかることになります。
    私たち全国連がかかげてきた三大闘争は、ますます重要になっています。そしてそれをおしすすめていく組織的な力も求められています。しかし、いま私たちは支部員の高齢化や組織力の減少という現実に直面しています。このことを率直に見すえて、それをいかに組織強化へとつながるようなとりくみにしていくのかが、今年の最大の課題です。
改革なしとげ組織建設を
    これまでスローガン的には何度も訴えられてきたことですが、それを具体的にして行かなくてはなりません。なぜ支部員が増えないのか、なぜ若い世代が運動に参加しないのか、私たちの運動の欠点は何か、どう改革すべきなのか。
    本当に真剣に考え、まずは支部員みんなで率直な話し合いを始めていきたいと思います。
    またそのような解放運動の強化に向けたとりくみは、狭山再審闘争や反原発、沖縄基地撤去、戦争国家化、そして改憲を許さないたたかいと一体にすすめていく中でこそ明らかになっていきます。
    特に狭山闘争の勝利は今年にかかっており、全力でとりくんでいきます。「村全体の狭山闘争、村ぐるみの解放運動」の復権をめざしてたたかっていきます。
三大闘争の基本で組織建設を   長野県連合会
    長野県連の2015年の抱負と方針は、なんと言っても組織建設にあります。
    その基軸は、狭山闘争(糾弾闘争)と、生活要求闘争(解放ボランティアのとり組み)、共同闘争の推進にあると考えています。つまり、全国連創立の基本にたちかえり、三大闘争をきっちりととり組んでいきます。
    とりわけ、狭山再審闘争は、文字どおり正念場を迎えています。長野でも、証拠開示と事実調べをもとめる要請ハガキのとりくみをすすめてきました。今年もひき続き要請ハガキや一言メッセージを集め、県連独自の要請行動をたたかいます。
    組織建設の具体的な実践方針として、解放ボランティア、『しょうり』の定期購読者の拡大などを実践しています。こうしたとり組みによって、現在ある支部の組織を大きくしていきます。
    中でも重要なのは、仕事保障のとり組みにあります。差別によって仕事に就けない青年が村の中に多くいます。一方、高齢者の方は、退職後の年金だけでは生活がなり立たない人が大勢います。こうした現実の中で、実際に生活をしていくために、各市町村のハローワーク交渉、行政交渉などをおこない、仕事保障を実現していきます。
長野全婦の成功を
    また、今年は全国連婦人部大会の長野開催です。県連としても、組織拡大のために位置づけ、各支部での新たな婦人の起ち上がりをつくりだします。支部拡大、県連組織拡大のたたかいそのものとして、全婦大会の成功を、婦人部とともに勝ちとっていきます。
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