狭山、選挙、住宅、8・6ヒロシマ反戦、反核・反原発の共同闘争で勝利の年に!

(2015年01月13日)

 

2015年 解放運動の新境地を!
部落解放同盟全国連合会 委員長 瀬川博
瀬川博 部落解放同盟全国連合会委員長
    新年にあたり、同盟員をはじめ全国の兄弟姉妹、読者、たたかうみなさま方にごあいさつ申し上げます。
   私たち全国連は昨年、狭山第3次再審闘争と住宅追い出し攻撃とのたたかいを軸にしながら、各地であらたな挑戦を実践してきました。
    狭山再審闘争では、要請行動をあらたな地域からの掘り起こしと結びつけ、要請ハガキや一言メッセージを武器にして地域に入り、再度、狭山闘争の広がりを作り出そうとしました。またあらたな狭山陣形づくりの模索も始まりました。
    住宅からの追い出しとたたう西宮・奈良のたたかいは、全国からの500万円支援カンパが開始され、住宅闘争のあらたな地平が切りひらかれつつあります。西宮・芦原では追い出し攻撃を受けた20世帯の団結を固め、住宅奪還を掲げて粘り強い闘いを開始しました。奈良・西之阪では婦人部結成に続いて、奈良市のきょうだいたちのあらたな決起が始まろうとしています。
    昨年末の抜き打ち的な衆議院選挙は安倍自公政権の大勝という結果となりましたが、その内実は空疎なものというほかありません。
    政権の命運を左右する重要な争点を隠して、安倍の経済政策を問うものと称して行われた選挙は、安倍政権の憲法改悪や集団的自衛権、原発再稼働問題,沖縄の基地問題、消費税増税と社会保障費の削減、労働法制改悪など反人民的な戦争政策、経済政策をめぐる労働者・民衆との矛盾を先送りにしただけです。まさにここに安倍政権の弱点がさらけ出されています。問題は何も解決していませんし、これからがたたかいの本番です。
    沖縄や反原発の民衆の闘いは健在です。私たちがたたかう部落解放闘争もあらたな挑戦を開始し、粘り強く闘い抜く中から展望をつかみはじめています。こうした地を這うような民衆の闘いこそ社会を変えていく本当の力です。
    あらたな挑戦から3年、たたかいは具体的な課題をめぐって実践が開始され、展望が切りひらかれつつあります。
    今年こそ、狭山再審闘争は検察の証拠開示拒否を弾劾し、事実調べ、再審を開始させる決定的な年にしなければなりません。
    4月には安倍政権の戦争政策と対決する寝屋川・きむら選挙がたたかわれます。地域のまちづくり問題や奈良・西宮の住宅闘争とともに、あらたな挑戦の新境地を拓く勝利をもぎ取りましょう。
    8・6ヒロシマは被爆70年の節目を迎え、福島町を解放区にしての新たな取り組みを開始します。 こうしたたたかいを闘いぬく中で支部、青年・婦人部の強固な組織建設をたたかい取りましょう。
2015年を勝利の年に!

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