狭山再審勝利! 新たな挑戦、飛躍の一年に

(2015年01月13日)

  各地からの新年にかける想い
あなたを一人にしません! 寝屋川市議選に勝利するぞ!

きむら秀幸さん(寝屋川支部)
    秘密保護法の強行成立と施行、閣議決定による集団 盛況にかちとられたきむら秀幸を励ます会(20141005) 的自衛権の容認など、強行突破を続けてきた安倍政権。これに対して、国民の側は沖縄の闘いに象徴的に見られるように怒りは沸点に達しています。
    辺野古への基地移設反対を掲げた翁長氏が仲井眞に10万票の差をつけて沖縄知事選に勝利しました。それにつづき総選挙も、沖縄全区で基地建設反対の立候補者が自民党をけ落とし全員当選を果たしています。原発再稼働阻止、労働法制改悪反対などのたたかいはこれからです。戦後約70年、平和を守りつづけてきた人々と固く連帯し、安倍政権による改憲・戦争への道を断固阻止するために闘います。
24万市民を対象に!
    さて、市議選まであと3ヶ月余となりました。残す3ヶ月を全力でたたかい必ずや「勝利」の二文字をかちとります。
    私はこれまで、全国連の「新たな挑戦」路きました。
    「もう一度、ゼロから全国連の手で団結をとりもどす。自分たちで、もう一度荒れ地を掘り起こす。そうしないと花も実もならない。」と。この実践を地元地域からはじめ、今日では、寝屋川24万市民を対象に取り組んでいます。「困ったときに一人にしません」というスローガンをかかげ、市民の中に入り、福祉、介護、年金、仕事、子どもなど住民から出されるありとあらゆる要望・意見を聞き取り、できることは住民と一緒になって役所の窓口に行くなど精力的に取り組んでいます。
    狭山差別裁判糾弾!再審勝利! 石川さんの不屈の闘いと連帯し、また沖縄をはじめとするあらゆる大衆運動に学び、今度こそ必ずや勝利します!
    これをもって新年のあいさつにかえます。がんばりましょう!
運動方針の愚直な実践で運動の拠点に
福岡県連準備会(天神町支部)
    2014年を振り返ると、何よりも住宅問題に明け暮れました。四十数年経過した古い住宅12件の建て替 福岡での狭山キャラバンのとりくみ えを行政が提案。家賃問題、引越しのわずらわしさ、建て増しや愛着等々住民の中でも意見が分かれました。したがって支部としてはこの相反する思い・意見を対立させず、お互いを認め合って、高い段階へ、つまり決して団結を崩さない方針のもと話し合い方針のもと話し合いを進めてきました。
    来年もこの方向で進み、新たな段階へ団結と組織を発展させていきたいと考えます。
    昨年の全国大会で論議決定された運動方針は、今日おかれたわれわれの状況から極めて実践的なものと捉えました。問題は、われわれ支部が実践しているかどうかです。振り返るに、自己満足的場当たり的取り組みであったのではなかろうか?
    支部の高齢化や財政問題などを理由に漫然と居直り的に一年が終わろうとしています。こんな組織に誰も魅力は感じないだろう?
    どんなに苦しくとも愚直に献身的に運動方針を確信持って実践していくことが活動家や支部役員に求められていると強烈に感じます。
    2015年。反動安倍政権の戦争国家化、格差社会化、労働運動、部落解放運動つぶしの政治がさらに強烈に襲いかかってくるでしょう。
住宅闘争を発展させ支部大会へと結実させよう
    われわれ天神町支部は、新年を迎え決意も新たに「新たな挑戦」を実践していく。狭山を日常化するための大衆的運動を始める。住宅闘争を全国の仲間と共に守り発展させていく。福岡の地で反戦反核運動などの市民運動や労働運動の拠点となるべくがんばりたい。そのためにも、今年の全国大会を成功させ、支部大会をなんとしても開催して、新たなたたかいの旗を高くはためかせることを決意して、天神町支部の新年のあいさつとします。
生活防衛! 住宅奪還! 西宮市糾弾! のたたかいの推進を
兵庫・芦原支部 支部長 東口博さん
    あけましておめでとうございます。昨年は、西宮市行政と裁判所による改良住宅からの追い出し攻撃に 東口博芦原支部長 対するご支援、本当にありがとうございました。熱い団結の力を感じました。
    今、現に住む住宅からの追い出しなど本当に許すわけにはいきません。まともに審理することなく私たちの訴えを退けた裁判所、入居者一人ひとりの事情などいっさい考慮せず「粛々と強制執行」をすすめた西宮市の暴挙を、わたしたちは一生忘れることはないでしょう。絶対にこの怒りを晴らします。
    わたしたちは11月9日(日)に第11回芦原支部定期大会を開催し、今後のたたかいの方向性を「生活防衛! 住宅奪還! 西宮市糾弾!」と確立し、芦原支部の旗を守りぬきました。支部を核にして今年一年のたたかいをすすめていきます。
阪神大震災から20年 生きんがためのたたかいを
    支部創立の大きなきっかけになった阪神大震災から今年1月17日で20年を迎えます。いつも根底にあったのは「生きんがためにたたかう」ということでした。家賃値上げ反対 住宅追い出しの西宮市を糾弾してデモ(2014年7月6日) も、「生活防衛! 住宅奪還! 西宮市糾弾!」のたたかいも、必死のたたかいとして推進していきます。
狭山再審の門をこじ開けよう
    何よりも今年、狭山再審は大きな山場を迎えます。「狭山再審を求める市民の会こうべ」のみなさんと共に、進んでいきたいと想います。南武庫之荘、番町、加古川の仲間とスクラムを組み、「生きんがため」に支部ー県連建設を推し進めていきます。
    昨年来のご支援、本当にありがとうございました。以上で、全国連兵庫としての年頭のあいさつにかえます。
証拠リストの開示こそ勝利のカギ
荒本支部(大阪)
    今年は、安倍(自・公)政権とのたたかいになります。
    総選挙の投票率は、53%ほどで有権者の半数ほどしか投票していません。沖縄では、県知事選につづき、すべての小選挙区で自民党候補を落選させました。私たちの「民意」は自民党安倍政権にまかせてなどいないのです。 景気の先行き不安、「アベノミクス」の破綻を前にして大企業の 減税、金融緩和が続きます。大企業、投資にお金を回せる富裕層にますます「富」が集中していきそうです。
    来年の通常国会では、閣議決定して先のばしにしてきた「集団的自衛権」を行使する法律案の審議も始まります。この4年間のうちには、憲法改悪の動きを加速させていくにちがいありません。
    自民党の長期政権を予想して、鹿児島の川内原発、福井の高浜原発など原発の再稼働の動きも激しくなってきています。事故隠しが判明した高速増殖炉「もんじゅ」まで稼働させようとしています。
    沖縄のたたかい、原発の再稼働をめぐって、被災地福島から怒りがふつふつと沸き起こっています。 総選挙での自民党の圧勝は、部落解放運動にとっても油断ならないものです。冤罪事件に対する再審の流れが、大きく変えられようとしています。袴田さんの再審事件では、検察側がDNA鑑定にケチつけをして、袴田さんの再審開始の決定をひっくり返そうとしています。
    「ヘイトスピーチ」が、排外主義的な差別扇動であると認める判決が確定しました。しかし、差別扇動はまだ続いています。私たちのたたかいが求められています。
    4月は、統一地方選挙です。安倍政権、安倍の戦争政治に反対の意志を示さなければなりません。寝屋川市議選に、きむら秀幸さんが立候補を予定しています。荒本支部も全力で支援し、勝利をめざしてたたかいます。
    狭山再審を勝ち取るため荒本支部は、日常的な狭山活動を取り組みつつ、「SAYAMA 見えない手錠を外すまで」の上映会を開催したいと考えています。2015年も、部落解放運動をしっかりと取り組み、狭山・三里塚、反戦反核、反原発でたたかいます。
被爆70周年 福島町を解放区に
広島支部
   
まずはこの新年を、再審・事実調べの開始、また証拠リストや開示勧告されているすべての証拠開示と、狭山闘争勝利の年としなければなりません。そのためには私たち部落解放運動の立場から、まずは地元福島町において狭山の差別性や再審の必要性を訴え、署名やメッセージを集めて、支持を拡大していく行動が求められます。その声を要請行動で直接突きつけ、再審への扉をなんとしてもこじあけたいと考えております。
    また、本年被爆70年 を迎える中で、毎年とりくんできた「8・6ヒロシマのつどい」を地元福島町内での開催として発展させ、町内のみならず全国各地から結集できる一大企画として進めてまいります。「ノーモアヒロシマ」そして「部落とその住民そして解放運動の活性化」をめざし、行政や町内の関係機関や住民のご協力をたまわり、信頼関係を構築して成功させていくプロセスをなんとしてもつくりあげ、成功へ導きたいと思います。
    そのうえで、奈良や西宮で必死にたたかわれている住宅の問題として、この度親から子への継承を行政が認めないとの相談が寄せられ、いま住民の会とともに行政交渉にうってでようと調整しています。今後も住民に矛盾をつきつける行政を糺し、住民のくらしや生活を守る運動を継続、維持してとりくんでまいります。
    また8・6によって築いてきた福島や沖縄、愛媛との共闘関係をさらに強化させていきます。安倍政権は、地元の怒りや民意を今も踏みにじり、原発の再稼働、沖縄辺野古新基地建設を狙っています。いまも差別や分断を強制し、さらには憲法改悪、戦争を仕掛ける国づくりを本気で進めようとしているのです。私たちはこの情勢に危機感をはっきりと示し、「過ちを繰り返しませぬから」と誓ったヒロシマの思いとともに、各共闘の皆さんと連帯して安倍政権を倒す行動にうってでたいと考えています。
    これら一つひとつのとりくみが、部落や在日そして共闘の仲間の皆さんの団結を強化させると信じています。互いの苦悩を共有し、人として健康に生きる希望を与えられる組織を目指して本年も取り組んで参ります。
改良住宅家賃値上げに市内10部落の反撃を
奈良・古市支部
    新しい年を迎えるたびに個人的にも組織的にもあらためて決意を固め、新鮮な気持ちで出発するもの。2015年は『新たな挑戦』をさらに推し進める年にしたい、そう考えます。何よりもムラ丸ごとのつながりの復活と地元住民自治の確立。すなわちムラびとの総決起をめざした運動と組織化です。その中で若い層の獲得(青年の組織化・世代交代)やムラ内外のあらゆる人々 とのとりくみ(共同闘争)も豊かな発想で拡大するものだと確信します。
    奈良では奈良市の仲川市政との対決です。特に、部落民労働者が 多数を占める現業労働民間委託反対闘争と住宅闘争です。とりわけ、同和住宅に対して「平成28年4月から改良住宅にも応能応益制導入」ということを押し付けようとしており、古市や西之阪を含む市内10部落で、全国連がないムラでも当然にも住民の怒りの爆発と反撃が始まっています。宗教や支持政党・支持団体に関係なく「力を合わせよう」という機運が盛り上がっていて、ピンチをチャンスに転換するところにきました。仲川差別行政による部落民を押しつぶそうとする力が、逆に部落大衆の決起と結束を促進し、闘いの拡大を生み出そうとしているということです。ここに勝負をかけ、衆院選で自民党を粉砕した『オール沖縄』ならぬ『オール奈良』のきょうだい的団結を深め、仲川独裁を粉砕したいと考えています。

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