沖縄知事選で、辺野古への基地移設反対の翁長氏が当選!

(2014年12月11日)

      11月16日投開票された沖縄県知事選は、米軍普天間基地の代替施設を名護市辺野古に移転することの是非を最大の争点にして、前知事仲井真と翁 当選を喜ぶ翁長さんと支持者(地元紙に掲載されていた写真です) 長氏の事実上の一騎打ちとして激しく闘われました。
    辺野古移設反対をかかげた翁長氏は、仲井真に10万票の差を付けて圧勝。沖縄県民は、県民との約束を踏みにじり、集団的自衛権行使容認を閣議決定した安倍政治にすり寄る仲井真への怒りを爆発させ、翁長氏を初当選させました。
    また知事選と同日に行われた名護市の県議補選(定数2)では、辺野古反対派が2名とも当選しました。
    仲井真は前回の知事選で「普天間の代替施設は県外に」を公約にして当選したにもかかわらず、昨年12月27日に辺野古沖合の埋め立て申請を許可し、その見返りとして日本政府・安倍政権が14年度予算案で沖縄への一括交付金3300億円を決定するとの報道が流れると「これでいい正月が迎えられる」と記者団に語っていたが、県民は裏切りを許さなかったのです。
    ところが、安倍政権はますます居丈高に辺野古推進を呼号し、知事選直後から一時中断していた辺野古沖埋め立てのためのボーリング調査再開を策動しています。
    これに対して翁長氏は、防衛局が申請している埋め立て工事計画の変更を「厳格に審査する」と明言しています。12月14日の総選挙でも、普天間基地の辺野古移設を再度決定的な争点として争うべく、沖縄の4選挙区全てに翁長支持者を候補に立てて闘っています。
    名護市辺野古への新基地建設絶対反対、普天間基地閉鎖の闘いはいよいよ本番を迎えています。たたかう沖縄県民と心を一つに、今度こそ本土の私たちが総決起しなければなりません。
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