川内原発の再稼働をやめさせよう

(2014年12月11日)

 

    11月7日、鹿児島県の伊藤裕一郎知事は、川内原発の再稼働を容認しました。「(安全性が)ある程度約束されるなら」などというまったくでたらめな理由でです。福岡県連準備会・あさくら支部から現地でのたたかいのレポートが寄せられましたので掲載します。

ストップ川内原発再稼働! 九州・鹿児島川内行動に参加(8/31)
    戦争と差別、格差をひろげ住民を苦しめる安倍政権の原発再稼働のたくらみが強まっています。「東 「再稼働やめろ!」と怒りの声(写真はネットから無断転載) 日本が壊滅(かいめつ)する」と吉田所長(当時)が叫んだような事態を絶対に繰り返す事はできません。
日本で一番危ない
    再稼働が最初に狙われているのが火山と地震のため「日本で一番危ない」と言われている鹿児島の川内原発です。
    事故が起これば偏西風の影響で「西日本壊滅」におちいりかねない川内原発の再稼働阻止の闘いが連続してとりくまれました。
    8月31日には現地JR薩摩川内駅前で初めての大規模な現地集会がもたれ、福岡からもバス3台で参加。台湾からも3万人の座り込みの闘いで原発建設をストップさせた代表からの力強い連帯の挨拶がありました。
川内と玄海、2つの原発の廃炉までたたかう
    9月28日には鹿児島市のど真ん中で7500人による集会とデモがもたれました。集会の最中に御嶽山(おんたけさん)の爆発でたくさんの犠牲者が出ているとの知らせがあり、川内原発の危険性がひしひしと感じられました。
    住民にろくな説明もせず、他の自治体や住民の意見も聞かずに危険な原 川内原発は火山で「日本で一番危ない」と言われる 発を再稼働させようとしている薩摩(さつま)川内市と県に対する激しい怒りが次々とぶつけられました。いちき串木野市の住民は市民の過半数を超える再稼働反対署名をあつめた事を報告 。玄海原発(佐賀県)プルサーマルと全基を止める会の市民からは30キロ圏内自治体の避難計画が全く役に立たないものや、要介護者や弱者を見捨てるデタラメきわまりないものであることが暴かれました。
玄海も差し止め判決へ
    多くの市民の「疑問」「不安」「なっとくいく説明と話し合いを」という声を踏みにじって10月28日立地自治体の薩摩川内市が再稼働を決め、11月7日には鹿児島県も容認を強行してしまいました。こんなデタラメで民意(みんい)を踏みにじった暴挙を許すことはできません。
    12月15日には九州電力本社への再稼働阻止の申し入れ統一総行動が予定され、来年3月の玄海プルサーマルの差し止め判決勝利に向けた闘いも不屈に進められています。川内と玄海、九州の2つの原発を廃炉に追い込むまで全国の仲間と力を合わせて闘いましょう。 

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