団結して村を守る! 仲川市長打倒!

(2014年11月18日)

  奈良西之阪地区の住宅闘争の報告
    昨年6月24日、西之阪地区住宅住民(2世帯)に対する奈良市による同和住宅明け渡し強制執行と同年11月12日の大橋中執宅明け渡し強制執行から丸1年が経過しました。奈良市・仲川市長による同和住宅住民への明け渡し 追い出し強制執行を弾劾(2013年11月12日) 攻撃にたいして、西之阪地区住民は「仲川市長による差別行政を許さないぞ!」「我が家を守りぬくぞ!」「みんなで団結して、ムラを守りぬくぞ!」と全国連創立時をも超える大衆決起が始まりました。
    そして、住宅明け渡し裁判を迎え撃つ三世帯は、本年6月と9月の奈良地裁による反動判決にたいして即時に控訴を行いました。全国のきょうだいや仲間に支えられ当該の住民はもちろんのこと西之阪地区住民は「仲川市長を絶対に倒すぞ!」と団結をより強固なものにし、西之阪婦人部を結成しました。
    婦人部結成宣言は,9月6日に地元西之阪で開催された全国婦人部大会で行われました。住宅明け渡し裁判は、本年12月と来年1月に高裁判決が言い渡されます。いかなる判決が出ようと仲川市長を打倒し、ムラを守りぬくためにムラぐるみでたたかうことを誓い合っています。
改良住宅への応能応益適用を許さない!
    奈良市は、来年度から改良住宅に「応能応益」制を導入しようとしています。奈良市ではこれまで、地区改良法に基づく改良住宅への「応能応益」制家賃は導入していませんでした。
    これは、全国連の闘いの成果です。16年にわたる住宅闘争のたたかいの中で、奈良市行政は、改良住宅については定額家賃(最高一万千円)を維持しなければ部落の住宅住民の一大決起を呼び起こすとして「応能応益」制家賃の導入を断念せざるを得なかったのです。しかし、その鎖を自ら打ち切って、根こそぎの同和住宅住民の追い出しに手を染めようとしています。
    さらには、同和住宅への共益費の負担と駐車場の運営・管理を住民から取り上げ、共同浴場運営費の住民負担を増加させ、共同浴場の2年後の廃止を計画しています。
    奈良市・仲川市長は、部落解放運動と部落民の根絶に向けた差別行政をもって、私たちに襲いかかってきました。しかし、私たちは絶対に負けません。西之阪地区住民の団結の力で奈良市内の部落のきょうだいの団結を生み出し、仲川市長を打倒するまでたたかいぬきます。
    西之阪地区住民は、年末から来年3月末までを一大決戦としてたたかう決意です。本年11月2日、西之阪町住民集会が開催され、住民総意で仲川市政とたたかうことを誓い合いました。「応能応益」反対! 生活破壊許さん! 私たちのムラを自らの力で守りぬくぞ! と全員で確認しました。奈良市の部落のきょうだいはもちろんのこと、あらゆる人々に「団結して仲川市長を打ち倒そう!」と呼びかけ一大運動にしていく覚悟です。全国のきょうだい、ともにたたかう皆さんの力強い応援とご支援をお願いいたします。
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