狭山「自白」調書は誘導によって作られた 録音テープを分析した浜田鑑定(2)

(2014年11月18日)

  【取り調べ録音テープの反訳】
    浜田鑑定は、2010年5月に開示された取り 1963年6月25日の取調録音の反訳書の一部 調べ録音テープを反訳したものを「心理学的分析」として鑑定したものです。
    今回、「いったん被害者を芋穴に逆さづりにして隠した後、脅迫状を届け、その後農道に穴を掘って被害者を運ぶところ」の具体的やりとりをみてみます。 (左上より。警官1、2、3と石川さんのやりとり。テープがよく聞き取れないところは***としています。)
    録音テープの反訳を読むと、石川さんは最初被害者を引きずって農道まで運んだと言っている。その割に背中が汚れていないことを指摘され、警官3によく考えろ言われた後、録音が中断し、再開後突然「抱いて運んだ」と変わっています。取り調べ警官の誘導によって自白調書が作られたことがはっきりと見て取れます。
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