第6回全国連青年部大会が成功

(2014年11月12日)

  青年の組織化へ新たな試み 8月30日~31日 広島・福島町で
    8月30日(土)~31日(日)の二日間にかけて、第6回全国連青年部大会を広島福島町の地で開催しました。今年の全国連大会では、青年部の 全国各地で青年部の組織化にうってでよう! 組織化の課題が、全国方針化され、私たち青年部としても、大会の内容、形式などを一新させ、創意工夫した大会運営で臨みました。二日間の報告をします。
一日目
    まず、全体会に入る前に、奈良の大橋ひかりさんから、24歳の若さで亡くなった佐藤大翔くんと広島で土砂崩れでなくなった方への黙祷をおこないました。
    主催者あいさつでは、小林青年部長から今大会での一新したコンセプトと二日間の決意が述べられました。つづいて、中央本部のあいさつを北浦青対部長にしていただきました。
    今回から大会としての場では、初めてとなる青年アンケートをとって、仕事・恋愛・結婚などの悩みや関心ごとを元に全体討論しました。話しやすい雰囲気づくりをする意味で席を円形にして、事務局の新さんの司会で討論に入っていきました。
    仕事では、「契約社員だけど正社員と同じ仕事をさせられる」、「残業でタダ働き」などの厳しい労働状況の実態が明らかになりました。人生の目標や夢を話している青年もいました。また、「もっと地元での取り組 新たな挑戦へ、一丸となってたたかっていく みや活動を増やしたい」、「今大会に向けて、駅前街宣を定期的に実践してカンパを集めた」、「伊方や山口への原発反対集会へ行ってきた」など、各地からの活動報告がだされました。初参加の青年が発言するということも目立ち、大変盛り上がりました。
    一方では、恋愛・結婚において、差別や解放運動にたいしての理解がパートナーにないことへの苦闘も報告されました。そして、驚いたことに、10代の若者たちには、自分の出身宣言を恋人や好きな人にすることについて、まったく抵抗がないということが明らかになり、非常にジェネレーションギャップを感じる一面もありました。
    また、現在の国内情勢についての討論では、安倍政権による集団的自衛権の話題を取り上げて、戦争についての認識を聞いたところ、ほぼ、全ての青年たちが戦争になることへの危機感をもっていることがわかりました。
    一日目のまとめを金平副部長がおこないました。「今の夢を持ちにくい社会に将来の夢を持っていることや仕事の格差や正規や非正規での分断。恋愛や 狭山、反戦闘争などあらゆる課題を論議 結婚など苦闘、生きにくいために、運動の重要性を強く感じる。反戦・反差別で声を上げていくことは、生きていくために必要なことである」と全体討論を締めくくり、一日目の議事は終了しました。
交流会
    宿泊先に移動して、入浴や幹事会の打ち合わせをすませた後に交流会。
    宴会で広島カープや地元青年部のプライベートの問題を○×ゲームで出題して、大変盛り上がりました。勝ちぬいた人から景品をゲットできるシステムで、すさまじい接戦となりました。
    また、今回から部屋割りをシャッフルさせて、みんなが打ち解け合えるように設定しました。とても、意義のある交流会になったと思います。
2日目
    二日目は、朝食のあとみんなで市電に乗り込み、会場へ向かいました。
    はじめに、2013年の活動報告を金平副部長が、写真付きの議案書で年間の活動を一つ一つふり返り、総括しました。会計報告と予算案を会計の日裏さんから提案、役員人事案は事務局長から提案されました。青年部長から2014年度運動方針案が提起され、青年部組織建設における課題、狭山闘争や沖縄のたたかいに向けて、あらゆる方針が出されました。提案されたすべての議案を全員で採択しました。
    参加者からの発言では、「解放子ども会や学促の復権をする」、「10・26狭山中央闘争に向けた要請ハガキ、メッセージ、署名活動をしていく」、「青年部の目標を定めて、いつまでに何をするかを明確化してはどうか」という意見がでました。そして、大会議事の最後に副部長の団結ガンバローで幕を閉じました。
    とりわけ、これからの一年間を本気になって、各地での青年部支部建設に心血を注ぎ込み、あらゆる課題に挑戦していく決意です。まずは、10・26狭山中央闘争を青年を先頭に勝ちとり、あらたな一歩を踏み出していきたいです。
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