寺尾判決40カ年糾弾! 全証拠の開示、事実調べー再審をかちとろう!

(2014年11月18日)

  10・26狭山中央闘争集会の発言から
主催者あいさつ
  村上久義副委員長
村上副委員長     40年前の10月31日、日比谷公園に巨万の人々が集まった。誰もが石川さんの無罪判決を確信して開かれた集会です。しかし、寺尾裁判長は多くの人々、石川さんの思いを打ち砕く「無期懲役」判決を下した。それから40年、きびしいたたかいのなかで、私たちは狭山闘争勝利のためにたたかいぬいて 第3次再審闘争勝利へ! 全力でたたかおう! きた。そして今、大きな山場を迎えている。私たちはこの土壇場のなかで、再審勝利のために裁判所や検察をとことん追いつめていこう。 私たちがたたかいの主導権を握っている。必ずや事実調べ、再審をかちとるまでたたかいぬこう。
住宅からの追い出しとたたかう奈良・西宮ょうだい
■西宮 寺下眞治さん
    今年1月16日、最高裁はこれまで経験したことのない早さで私たちの上告を棄却しました。この9ヶ月、西宮市の許せない住宅追い出し攻撃と闘い抜いてきました。20世帯50人の追い出しは前代未聞の暴挙です。7月6日の集会で全国からのあたたかい支援で熱い団結の力を感じ取ることができました。10月4日には、住宅から退去された方、今ものこっている方を交え交流会をおこないました。これからも定期的に集まりを持つことが決められ 住宅闘争の勝利へ、奈良、芦原からアピール ました。芦原支部は健在です。これから長いたたかいが始まります。
■西之阪 大橋昌広さん
    3世帯の明け渡し攻撃ですが、奈良地裁の不当な明け渡し判決に、即刻3世帯とも控訴をおこないました。もうひとつ、奈良では、改良住宅には応能応益は適用されていませんでしたが、奈良市は改良住宅にも適用するといってきました。村の共同浴場もつぶそうとしています。私たちは絶対に許しません。私たちのたたかいは着々と進んでいます。石川さんのたたかいと一体となって、奈良市長をつぶし、村を守り住宅を守っていきます。

安倍政権の集団的自衛権行使容認、原発再稼働に反対しよう
■広島 金平玲さん
    安倍政権は危機を迎えていますが、とても危険な政権です。 被爆70年の8・6へ 金平玲さん 御嶽山の噴火、この100年のうちに鹿児島の火山の大爆発が言われているなか 、その近くにある川内原発を安全だといい再稼働させるとしています。これは日本全体を破滅さえるに等しいことです。全国連は全国のたたかう人々を支援し立ちあがります。 この情勢でたたかわれる被爆70年の取り組みは重要です。全国連にとっても西日本最大の部落・福島町を解放区にしてたたかうことは、部落解放運動の拠点を打ち立てることでもあります。この1年間、広島は反戦・反核、反差別の先頭でたたかっていきます。
沖縄知事選、来春統一地方選に勝利しよう
■寝屋川 木邨秀幸さん

    来年4月、寝屋川市議選に立候補します。時代の大きな転機にさしかかっています。憲法9条が大きな危機にさらされています。安倍内閣は、今の9条のもとでも同盟国を守るために戦争ができると強引に解釈の変更をおこないました。それと一体で、秘密保護法を成立させました。戦前の治安維持法と同じです。原発の輸出、原発の 寝屋川選挙必勝への決意を述べる木邨さん 再稼働もねらっています。消費税の値上げ、社会福祉の解体、労働法制の改悪、これ以上の暴走を許してはなりません。沖縄では知事選挙が戦われます。基地撤去のたたかいと連帯してたたかいます。安倍政権は安保関連法案の審議を統一地方選の後におこなおうとしています。 寝屋川市議選は一地方の選挙ですが、日本の未来を決めるたたかいです。全国連の総力を挙げて寝屋川市議選の勝利をかちとりましょう。私がたたかう原点は、狭山闘争です。そして、選挙に立とうと思った最大の理由は、同和住宅の家賃の一方的な値上げが許せないということでした。解放運動を守り、同和住宅を守るためにたたかいます。
各ブロック、婦人部、青年部が決意表明
■九州・あさくら支部 寺垣正徳さん
    事実調べをかちとろう。そのためにも、反戦・反原 各ブロックが再審決戦への決意をのべる 発たたかう広範な人々との共同闘争のたたかいが重要です。それが、狭山10万人決起をつくり出す一歩となります。弱者を切り捨てる安倍政権とたたかいましょう。寝屋川市議選・木邨(予定)候補の当選をかちとりましょう。
■中四国・広島支部 金平久美子さん
    世の中にある部落差別に目を背けて生きることはできないと若いときに腹を決めました。福島町の婦人と話をすれば、「万人筆をカモイの上などに置くはずがない。そんなところにあること自体がデッチ上げだ」と言っています。これが当たり前の感覚です。反原発のたたかいと連帯してたたかいます。
■大阪・荒本支部 池本秀美さん
    支部の機関紙「闘魂」、紙芝居で訴えてきた。証拠開示されたインクの成分鑑定をすること、被害者がしばられていた手ぬぐいについて米屋の配布メモの「1本」が「2本」に書き換えられた問題、殺害現場のルミノール検査報告書の開示を訴えてきました。狭山の日常化のための、担い手を増やす取り組みとしておこなっています。事実調べ・再審へ全力でたたかいます。
■関東・長野県連 高見沢浩一さん
    狭山闘争を差別糾弾闘争として闘い抜いていきます。「まともな裁判をやれ! やらないのは部落差別だ」と糾弾する要請行動を裁判所は恐れている。波状的要請行動を長野県連としてもたたかっていきます。村の中で差別徹底糾弾を訴えていきます。要請ハガキに取り組んでいきましょう。
■青年部 小林拓也青年部長
決意表明にたつ小林青年部長     今日は私たち青年にとって、寺尾判決40ヶ年を糾弾する待ちに待った日です。デモによって青年部は心の底から差別徹底糾弾を訴え、石川一雄さんとともに事実調べ・再審をかちとっていくことを訴えていきます。
■婦人部 大橋利香さん
    子どもが赤ちゃんだったとき、ベビーカーを押して千葉刑包囲闘争にいきました。子どもが文字を書けるようになれば要請文をつくり、それを持って裁判所や検察庁にいきました。石川さんが無罪となり、その「無罪」文字をもって裁判所から走ってくる人の夢を見ます。これをみんなの力で現実としましょう。
■集会のまとめ 中田潔書記長
    狭山闘争の解体と部落解放運動の弱体化の攻撃のなかで40年間、狭山闘争の再生と部落解放運動の発展のために闘い抜いてきた。無駄な40年ではなかった。敗北を重ねた。しかし 石川一雄さんの不屈のたたかいと、差別を許さないという部落のきょうだいの思いがたたかいを支えてきた。勝利の展望をこじ開けられるかどうかのところにきた。今日のたたかいと、明日の要請行動から、さらに狭山闘争の広がりをつくりだそう。 
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