寺尾差別判決40ヶ年糾弾!狭山再審闘争勝利

(2014年10月27日)

      今年の10・31は、寺尾差別判決から数えて40年をむかえます。狭山事件から51年、しかしいまだ石川さんの無実は晴らされていません。
    部落差別によってデッチあげられ、いわれなき「殺 狭山中央闘争(日比谷図書文化館2012年10月28日) 人犯」の汚名をきせられ、国家権力による差別犯罪のイケニエにされた、この差別裁判をただすのは石川さんと全国の部落のきょうだい、たたかう労働者・市民の共同の闘いです。なんとしてもこの三度目の再審請求で再審をひらかせなくてはなりません。
    10・26狭山中央闘争と27日の要請行動の連続したたたかいに全国連とたたかう仲間の総決起をかちとりましょう。
    第3次再審請求はいま検察との証拠開示を巡る攻防がたたかわれています。9月17日には高裁から筆跡資料が複数開示されました。これはいままでに開示された証拠の内、番号が飛んでいる(未開示)の筆跡資料で、検察側がプライバシーを口実に開示を拒否していたものです。また証拠リストについても検察は開示を求められています。
    再審闘争においては徹底した証拠開示と事実調べは不可欠です。国家権力の差別犯罪を糾弾し石川さんの無実をかちとる闘いは、検察の証拠隠しを弾劾し、裁判所への事実調べを迫る闘いの爆発の中にあります。
    狭山闘争の全国各地での日常化の闘い、要請行動、要請ハガキ運動の広がりをなんとしてもかちとりましょう。
    また10・26狭山中央闘争は、部落の団結と解放運動の新たな発展を勝ちとる「全国連のあらたな挑戦」を指し示すものとしてかちとりましょう。
    安倍政権の戦争に向けた秘密保護法の制定、集団的自衛権の容認、武器輸出の解禁、原発再稼働などの攻撃や消費税増税や社会保障制度解体の攻撃が激化しようとも、それを食い破る私たちの闘いを押さえ込むことは出来ません。
    狭山闘争をはじめとして、住宅追い出しと闘いながらあらたな部落の団結を作り出す奈良・西宮の闘い、地域住民の幅広い団結を基礎に、安倍の戦争政策に反対し、住民のための「まちづくり」をめざす寝屋川市議選の闘い、反戦、反核・反原発をめざす広島の闘いなど、全国のあらたな挑戦の総決起の場としましょう。
    10・26狭山中央闘争、27要請行動へ、各地から「すべての証拠を開示せよ!事実調べを行え!再審を開け!」の声を集め、連続的に決起しよう。
▲このページのトップにもどる