被爆69周年 長崎にて「原爆犠牲者之慰霊式」に参加

(2014年09月05日)

       被爆69周年、8・9長崎にて 「原爆犠牲者之慰霊式」に参加 福岡・天神町支部から8・9長崎で行われた「原爆犠牲者之慰霊式」に参加した報告が寄せ 長崎で行われた「原爆犠牲者之慰霊式」(2014年8月9日) られましたので掲載します。
【天神町支部】
台風11号が超接近する8月9日、天神町支部は、被爆69年を迎える長崎へ行き、長崎郷土親興会主催の原爆犠牲者之慰霊式に参加しました。
    帝国主義戦争と部落差別の中で、被爆し命をなくし、また後遺症で苦しむきょうだい達と共に核廃絶、戦争反対の決意を明らかにしようと参加を決めました。
    この日は、長崎市主催の平和記念式典もおこなわれたのですがそうではなく、この式典に全国から部落のきょうだい達や小学生達100名余りが参加したことの意味は大きいとおもいました。
    主催者を代表して地元の中村支部長があいさつ。原爆は人類とは相容れないこと、700名を越えるきょうだい達がここに眠っており、その約半分が8月9日に命を奪われ、後の半分が原爆症の中で命を落としていったことを明らかにしました。
    そして、今日の安倍政権による集団的自衛権行使の閣議決定をはじめ戦争国家への道を進んでいることを絶対に許してはならないと批判しました。そして最後に、「みなさんお元気で、来年70周年でまた会いましょう」と言われました。その一言に込められた思い、怒り、決意が、参加者全員を奮い立たせたと感じました。 そして原爆が投下された11時2分参加者全員で、サイレンが響く中、黙祷を捧げ、読経の中、一人ひとりが慰霊塔に焼香し反戦反核を誓いました。
     長崎市主催の今年の被爆者代表、城台さんは「憲法を踏みにじる暴挙」と集団的自衛権の行使容認を批判、更には「このような状況の中で、原発再稼働等を行っていいのでしょうか。使用済み核燃料の処分方もまだ、未知数です。早急に廃炉を含め検討すべきです」と原発再稼動の動きを批判。次々と被爆者から怒りや批判が安倍に直接たたきつけられています。
    1945年8月6日、そして8月9日二つの原子爆弾が落とされ一瞬にして年寄りから幼子まで命が奪われ、その後も人生も生活も奪われた。「戦争は最大の差別」人を人と思わない帝国主義戦争が引き起こしたこの惨劇を二度と繰り返してはならない。私達天神町支部は誓いも新たに、戦争や安倍政権を打倒するたたかいを行うため、たたかう人々とがっちり手を結び「来年」は更に多くの支部員と長崎に決起していきたいと思いました。
    もうひとつの8・9 また、8月9日は狭山にとっても重大な日。1977年8月9日、最高裁は石川さんの上告を棄却しました。とうとう日本の司法・裁判所は下から上まで部落差別に手を染める犯罪を行った日なのです。37年目の今日も部落民をイケニエにしたこの権力犯罪は続いており、私達は徹底糾弾しなければなりません。全国連が狭山に責任を取る勢力として断固登場するときが来ています。天神町支部は、要請行動の継続とはがき運動の展開を支部の運動として進めて行きます。更には10・26狭山中央闘争を成功させるため断固たたかう決意です。全国のきょうだいのみなさん、各支部それぞれの課題と格闘しながらこの夏・秋のたたかいを進めて行きましょう。共にたたかわん!
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