8・19狭山要請行動の報告

(2014年09月05日)

      8月19日、全国連は狭山第3次再審の実現のため、検察の証拠隠しを徹底糾弾し、東京高裁に事実調べを迫る要請行動をおこないました。この日の行動には、茨城県連 東京高裁を糾弾する要請団(2014年8月19日) 、江戸川支部と関西から駆けつけた荒本、野崎、芦原、古市のきょうだいが参加しました。
    午前11時、要請団はまず検察にたいする要請にはいりました。対応には狭山事件を担当する白木検事がでてきました。この日の要請では、狭山とおなじく権力による証拠ねつ造によるデッチ上げ事件である袴田事件をめぐって、検察が「ない」と言い続けてきた証拠のネガフィルムを、何と検察が自ら出してきたこと追求しました。

    要請団は「弁護団が開示を要請してもないと言い張っておきながら、再審が決定され、検察が窮地にた 東京高検前で証拠隠しを糾弾する(2014年8月14日) てば一転して自分たちのデッチ上げを補強する証拠として出してくる。あまりにもふざけている」と怒りの声を上げました。そして、「狭山でも『不見当』(ない)といっているのはウドだ!」「殺害現場の8ミリフィルム。警察がやったといっているルミノール検査の報告。死体の検死時の写真。事件の核心中の核心ばかりだ。これが『不見当』になるはずがない!」と追及しました。そして、検事に対して「検察の回答の信頼が揺らいでいる。『ない』『不見当』ではすまされない。もう一度ちゃんと探せ!」と強く申し入れました。
    この後、中央本部、茨城県連、荒本支部が要請文を読み上げ、提出しました。
    午後から、東京高裁に対して要請をおこないました。はじめに各地から参加した代表らが口頭でそれぞれの思い、要求をうったえました。「検察は証拠を隠す。 東京高裁は直ちに事実調べをおこなえ(2014年8月19日) ねつ造する。それを認めてきたのが裁判所だ。無実の人を有罪にしてきたのだ。その反省にたつなら、証拠開示勧告ではなまぬるい」「証拠は絶対にある。全部出させて、事実調べをおこなえ」「一審の内田判決。石川=部落=悪の巣=犯人………こんな判決を出した。許せない」。要請団の訴えが続きました。
    裁判所にたいしても要請文が3通と荒本支部の岩崎喜子さんの「裁判長あての手紙」を提出しました。そして、要請団は次回に必ず、裁判長もしくは主任書記官の要請に対する回答を持ってくるよう強く申し入れ要請を閉じました。
    この日の成果のもと全国連は10・26中央闘争にむけ要請行動、要請ハガキ運動など取り組みを強めていきます。
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