5・23全国統一行動から6月要請行動へ! 東京高裁に事実調べを迫る要請ハガキ運動に取り組もう

(2014年05月26日)

      51年前の5月23日、部落青年・石川一雄(当時24歳)さんは、埼玉県警によって不当にも別件逮捕され、以来石川さんは女子高生殺害という殺人犯の汚名を着せられたままになっている。
    狭山事件は、数々の証拠のねつ造がうた 4.25婦人部の高裁要請行動(詳報次号) がわれ、誰が見ても明らかな筆跡の違いがあり、「自白」によって発見された「証拠」からは石川さんの指紋が一切なく、重要な証拠物はいつの間にかなくなり、証拠改ざんさえ行われている。
    こうした事実から、一刻も早く事実調べ・再審が開始されなくてはならない。にもかかわらず、検察は証拠開示を渋り、裁判所は事実調べさえ行おうとはしていない。警察、検察、裁判所が一体となってでっち上げた差別裁判であり、権力犯罪であるからだ。
    部落に生まれたが故に、不当な扱いを受け、犯人にまで仕立て上げられる、こんな理不尽な部落差別がまかり通って良いはずがない。
    「石川さんは無実だ、再審を行え!」という声は全国の部落、こころある労働者・市民の力ある叫びとならなくてはならない。
    いま第3次再審闘争がたたかわれ、徐々に証拠開示が勝ちとられつつある中で、2審寺尾確定判決はその根拠が崩壊し、石川さんの無実は新証拠とともに明らかとなりつつある。
    第3次再審闘争は検察に対する全面証拠開示を迫るたたかいとともに、東京高裁・河合裁判長への事実調べ・再審開始を迫るたたかいが焦点化してきた。
    この5月狭山全国統一行動から6月要請行動と続くたたかいを裁判所や検察への要請ハガキ運動と組み合わせ、全国各地で狭山闘争を一から掘り起こし、創意工夫のある闘争の日常化を勝ちとろう。
    石川さんの5月アピールでの思いを共有し、何としてもこの第3次再審で無罪勝利をかちとろう。
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