1・28 狭山要請行動の報告

(2014年03月02日)

  捜査当局による証拠の改ざんは明らかだ 検察は隠し持つ証拠をすべて開示せよ!
    1月28日、全国連は狭山要請行動をおこないました。福岡から上京した村上久義副委員長を団長に、福岡、山口、大阪、茨城のきょうだいと福岡の共闘が参加しました。
証拠を開示せよ!
    午前中は検察に対する要請をおこないました。狭山事件を担当する白木検事と2人の事務官が対応しました。要請団は、はじめに証拠開示について 東京高裁前で無実を訴える石川一雄さん(2014年1月28日) 追及しました。検事は、「証拠開示について、まったく応えていないと言われるが、『まったく』という意味では、そんなことはない」とこたえました。しかし、要請団が証拠リストの開示、証拠の欠番について追及すると、「お答えできません」という態度です。
    要請団はさらに、「証拠の手ぬぐい配布メモで、捜査当局による数字の改ざんがあきらかになった。であるなら、他にも改ざんされたものがある可能性がある。全部の証拠を開示せよ」と迫りました。検事は、「具体的なことはお答えできないが、門野裁判長の開示勧告のものはすべて出した」などと言い放ちました。要請団は怒りをこめ、「不見当などと言って、出してないものがあるではないか!」と弾劾しました。検事は、「ないものは出せない。嘘つきと言われるなら答えません」などという始末です。要請団は、怒りをさらに強め要請文をよみあげました。 石川さんを激励
    昼休みに高裁前で訴えをおこなう石川一雄さんを激励して、午後1時すぎから東京高裁への要請をおこないました。
    要請団は午前中の検察への要請をもとに、「検察はないものは出せないというが、それを誰も検証できない。裁判所は全証拠を出させるべきだ」と、強く申し入れました。また、「弁護団は新証拠を提出している。これらの事実調べ 、とくにインクのエックス線検査を行うこと」を要請しました。
    本年の第一弾のたたかいをうち抜きましたが、検察の証拠開示態度を見ても再審までは一層のたたかいが必要です。さらにたたかいを広げ、強めていきます。
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