東京高裁を弾劾する! 狭山要請行動から逃げるな!

(2013年07月12日)

  東京高裁へ大阪ブロック要請行動、怒りのシュプレヒコール(6.13)      私たち全国連は、狭山要請行動を強化してきました。婦人、青年につづき、奈良、大阪と、この春から夏にかけ、毎週ごとに、各地、各支部単位で上京し、まさに本格的に、波状的要請行動を計画し開始してきました。
    ところがそのやさき、東京高裁の窓口である訟廷管理官の加藤は、突如として、「全国連として一団体につき、月一回でお願いしたい」と言い出しました。全国連の再三の抗議・追及にたいしては、「これは高裁決定だ」!?と称して開き直っています。とんでもないことです。断じて許されません。
    何より許せないのは、各地のきょうだいの差別裁判への怒り、糾弾からの逃亡だという点です。波状的要請行動では、これまでのスタイルを変えて、同盟員が自分の体験、自分の胸底からの叫びに基づいて、石川さんの無実を訴え、再審を要求する画期的な内容で行われてきました。裁判所にとっては、まさに、目の前に石川さんを見るような、生々しい告発の場であり、無視しえない心に突き刺さる糾弾の場でありました。
    今回の突然の妨害は、もはやその場には裁判所としていたたまれないという表明いがいの何物でもありません。「一団体月一回」など笑止千万!  そんなことは、逃げるための口実であり、ペテンにすぎません。卑怯卑劣です。「大の東京高裁」たるものが、そんな態度をとるのか!  苦し紛れにあとでこじつけた「高裁決定」など、どうでもいい、ペテンの厚化粧にすぎません。東京高裁は恥ずかしくないのか!  部落民の糾弾から、ウソまでついて逃げるのか!
    そもそも「一団体月一回」など、聞いたことがありません。事実の問題として、全国連だけでも、過去に毎週どころか、毎日の要請にとりくんだこともあります。ハンスト、座り込み、また状況が緊迫した際にも再三そうしてきましたし、その際、東京高裁は一度も要請そのものを拒否したことはありません。ましてや、要請そのものは法(請願法)にも保障されたものであり、裁判所側から拒否できるものではありません。
    さらに、この十数年来、東京高裁が「裁判体としての決定」としてきた「20人」「30分」などの四条件、それに全国連としては不本意ながら狭山闘争全体の部署を守るという点から従ってきましたが、それにもまったく該当しません。「一団体月一回」など、事実にも、ルールにも存在しません。東京高裁こそが、ルールを守れ!全国連は、絶対に認めません。要請行動をダウンさせることもしません。むしろ、行動の自由を与えられたものと理解します。
    東京高裁第四刑事部は、河合新体制をしいてきました。そうしたなかでの、今回の動きです。全国連は警鐘乱打し、さらに一層、事実調べ・再審開始を迫っていきます。この夏を最重要局面としてとらえて臨みます。第14回三者協は7月下旬。次回要請行動―7・23を全国結集でたたかいましょう。
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