狭山事件50年、今年こそ再審勝利へ渾身の決起をかちとる決議

(2013年05月14日)

 

全国連第22回全国大会決議

石川さん不当逮捕から半世紀の50年、狭山再審勝利へ全国連の総力を結集し決戦に挑む時は来た。 今年こそ、第三次再審実現への正念場である。

今年3月、小川裁判長から河合裁判長へ第三次再審請求の間だけでも、これで6人目の裁判長の交代は三者協議の打ち切り、再審棄却の策動とまさに背中合わせの背水の陣とも言うべき情勢にあり、私たちは最大の警戒心を持って5月三者協議に向けた闘いに総力をあげて立ち上がらなければならない。

石川一雄さんの無実を証明する証拠を隠し、開き直る検察を粉砕し、河合健司裁判長に検察への証拠全面開示命令を出させるとともに、事実調べを行わせる闘いに総決起しよう。  5月に行われると言われる13回目の三者協議では、裁判所は何らかの判断を下す段階に入っていると予想され、第三次再審闘争は大きな山場を迎えています。  間近に迫っている5・23全国統一行動に総力をあげてたちあがり、寺尾判決から38年目の10・31までには、裁判所に事実調べを開始させる。それを実現させる闘いに我々全国連は総決起しよう。  青年部、婦人部に続き、裁判所、検察へ休むいとまもあたえない、渾身の波状的要請行動を各地で創意工夫をこらして、裁判所、検察に「生の声を聞かせる」そういった要請行動を継続して闘いとる取り組みを実現させ、狭山事件の再審棄却策動を我々全国連をはじめ、部落民の力で徹底的に粉砕する闘いにしていこう。狭山署名、要請はがきを持ち、むらの中に入る日常活動を通じて、部落民総決起で狭山闘争を闘う陣形を拡大していこう。  「石川命、わが命」、狭山闘争の勝利なくして部落の解放なし。部落解放運動の闘い、全国連の闘いの原点は狭山闘争勝利にこそあった。石川一雄さんの無実が晴れずして、部落差別の撤廃はない。  今年こそ原点に立ち返り、すべての闘いの力を狭山闘争に総結集させ、我々の闘いの真価を発揮するときだ。  狭山闘争の勝利への前進の力を、すべての闘いのテコとして、狭山闘争再審勝利!部落完全解放を実現へと導く闘いの年にしよう。  右決議する     2013年4月7日
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