狭山事件50年! 5・23全国一斉行動へ

(2013年05月10日)

 

石川一雄さん不当逮捕50年を徹底糾弾し、5~7月波状的要請行動にたちあがろう!

第22回全国大会は、昨年の大会をひきついで、さらに一歩前進するなかみのある大会として成功することができました。全国の同盟員の皆さんの力でかちとっ 第22回全国大会が成功! 解放運動の復権へ、新たな挑戦が再スタート た勝利として、ともに喜びたいと思います。そして、この勝利を全国のきょうだいにご報告いたします。 さて、大会においても今年のもっとも大事な課題として、全国連は狭山闘争の緊迫した情勢を確認し、「狭山事件50年」の今年、5・23統一行動、「10・31」中央闘争を軸にして再審実現へ全力で決起することを決定しました。また、継続的なとりくみの軸として、婦人部、青年部につづいて波状的要請行動にとりくむことを決定しました。各支部や県連におかれましては、それぞれ各地の方針を早急に確立し、全力で決起しましょう。また、全国のきょうだいに、各県連・支部の行動に合流されんことを呼びかけます。

第3次再審の近況について

3月5日の東京高裁第四刑事部・裁判長の交替( 小川裁判長から河合裁判長へ)につづき、左右の陪席裁判官の2人も交替しました。これで、第四刑事部裁判官3人全員が変わったことになります。この大詰めにきての裁判官の交替にたいして、わたしたちは警鐘乱打し、棄却策動など断じて許さず、 新体制にたいして、これまでにも増して、「証拠すべての開示」「事実調べ・再審の開始」を迫っていかねばなりません。また、他方で3 月末、手ぬぐい関係を中心に26点の証拠開示がありました。

河合新体制のもとでの三者協議は、5月上旬に行われるとのことです。この場での裁判官の態度、やりとりの中身に大注目です。これまでの流れを踏襲するのか、それとも逆流させるのか。河合新体制 の動向を決するのは、この5月から初夏にかけてであると十分予想されます。いずれにせよ、全国連としては、5~7月を第3 次再審のもっとも緊迫した情勢と考えます。河合新体制にたいして、「流れを逆 流させたらとんでもないことになる」「事実調べをやる以外にない」と思い知らせる、インパクトのある行動をもって臨みます。狭山事件―石川一雄さん不当逮捕から丸50年。「今年こそ再審実現の年に」という石川さんの願いをわがものとして、第3次再審闘争に勝利しましょう。

狭山闘争の原点

今年の5月23日は、狭山闘争の原点―石川一雄さん不当逮捕50年の日です。国家権力の差別犯罪の歴史に残る日であり、今現在にいたる最大最高の部落差別攻撃の記念日です。これをあいまいにやり過ごすことは、一人たりともありえないことです。 5・23石川一雄さん不当逮捕50年を、全国連は全国一斉行動でたたかいます。5月23日を軸に、その前後をふくめて「狭山事件―石川さん不当逮捕50年糾弾」の行動週間として設定し、村内街宣・ビラまき・署名とり、駅前街宣、キャラバン、現地調査、学習会などそれぞれの条件にあった創意的なとりくみを決定し、全国例外のない統一行動としてとりくみましょう(茨城県連は現地調査を決定しています。青 年部の沖縄行動と連帯してとりくまれます)。 その50年行動週間の柱として、5・23当日、全国全支部・県連一斉行動に取り組くみます。中央本部としては、統一ビラ、署名用紙を更新しました。これを活用し、例えば5・23当日早朝、全国一斉村内ビ ラ入れ( ビラ、署名セットで)行動をやりましょう。

波状的要請行動にとりくもう

全国の県連、支部単位として、5~7月に毎週1単位ペースで集中的にとりくむことを提案します 。 自分たち単独の単位でとりくむその気になって、はじめてこの方針は活きるものと思います。各県連・ 支部の奮闘、そして全国のきょうだいの決起を訴えます(具体的スケジュールはホームページで発表します)。

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