部落解放同盟全国連合会第22回大会のご案内

(2013年02月24日)

 

部落解放運動の飛躍への新たな挑戦!

部落解放同盟全国連合会(以下、全国連)は、来る4月6日(土)から4月7日(日)、大阪・荒本人権文化センターで第22回全国大会を開催します。

部落解放運動の新たな発展を誓った昨年の大会 今大会は、部落解放運動にとってきわめて重要な局面で開催されます。何よりも、全国連が創立前から全力を挙げて取り組んできた狭山再審闘争が、いよいよその決着の時をむかえようとしています。三者協議がはじまって3年、この間、証拠の開示、事実調べをめぐっての攻防がつづいてきました。開示を拒否する検察にたいして石川一雄さんと部落大衆、全国連は糾弾闘争をたたかってきました。弁護団も粘り強く開示要求、そして新たな鑑定書を提出してきました。検察側も新たな鑑定書を出し、三者協議もすでに12回を数えています。今年中にも、裁判所が何らかの判断を出してくる情勢です。全国連は今大会を、まず何より狭山再審へ決戦体制を築く大会とします。

さらに、安倍政権の登場とその反動の政治との対決が部落解放運動にとって非常に大きな課題となりました。自民党・安倍政権は増税、生活保護の切り捨てをはじめとする社会保障の解体、原発推進、集団的自衛権の容認、自衛隊の「国防軍」化、憲法改悪へと大きく動き出しました。こうした動きには、必ずたたかう民衆への攻撃と差別主義・排外主義の強まりがともないます。部落解放運動に対する攻撃も強まります。昨年、『週刊朝日』による部落民全体にたいする公然たる差別せん動がおこりました。私たちは自らにかかる差別を断固はねのけつつ、差別の根源となっている安倍政権の改憲・戦争の反動政治とのたたかいを最先頭で担っていきます。

全国連は、これら決戦をかちぬくために部落解放運動の新たな飛躍への挑戦を断固として推し進めていきます。そしてその成就こそが、部落大衆のみならず労働者・市民の未来を切り開いていく道と確信しております。 すべての部落のきょうだい、労働者の仲間に第22回全国大会への参加を呼びかけます。2013年2月

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