【南武庫之荘支部準備会】南武庫之荘の住宅闘争は、「過去に遡って、適正な方法で、適正な家賃を算定する努力をすること」という裁判所の決定を受けて、勝利にむけて大きく前進しようとしています。最高裁まで追い出しをかけられた在日のHさんの完全勝利を先頭に、一番古い改良住宅50軒の部屋の修改善を引き継ぎ、尼崎市行政との話し合いが久しぶりに再開されました。
7月6日の交渉日。10名の会員が出席。矢野住宅課長は、「『平成21年12月末までに収入申告を拒否したから1・8倍の家賃を負荷する』と言った前課長のやり方を見直す」、「今回、判決文の家賃について供託金を還付した」、「今後の話し合いで残りの供託金を還付してどの年度の家賃に充てるか決めたい」など、説明してきました。
課長の説明に住民は、「判決文の中にある、過去に遡って、適正な方法で、適正な家賃を算定する努力をすることを、住民連絡会との約束事にせよ。これまでの追い出し裁判の責任をとり、誠実な話し合いを行なえ」と怒りをぶつけました。そして、「止むにやまれず供託に踏み切った。そして十数年間犯罪者扱いされながらも行政の差別を糾してきた住民連絡会こそ、家賃問題の窓口にすべきだ」と訴えました。 課長は部下に対して「今言われていることを全部メモしておけ、ちゃんと検討するから。」そして「その点について考えます。今日は貴重なお話ありがとうございます」と次回、八月二日に継続となりました。 改めて、部落差別、民族差別を許さず、粘り強く交渉をしていきます。