全国の部落青年は奈良にあつまろう!

(2012年08月20日)

 

部落解放同盟全国連合会青年部第四回定期大会のご案内

全国の部落のきょうだいの皆さん。共にたたかうすべての仲間の皆さん。

私たち全国連青年部は、来る8月25日から26日の二日間、奈良県奈良市にて、第四回定期大会を開催します。多くの皆さんのご参加を訴えます。

私たちは、差別糾弾闘争をたたかい抜くために青年部を結成しました。差別と真正面から向き合い、たたかい抜く組織は、いまや全国連しかありません。差別徹底糾弾を軸にして、各地に青年部組織 昨年の青年部大会(広島) を確立させ、解放運動の先頭に立ってたたかい抜いていきます。

家賃値上げは部落から青年を追い出し、村の中に若者がいない状況をつくりだしています。村を出た若者は、孤立無援の状態で生活の不安やさまざまな問題を一人で抱え込み、毎日を必死にたたかっています。部落青年の寄り添う場所がない状況で、青年の組織化は簡単ではありません。今日では、同和事業をはじめとして、解放運動のさまざまな基盤が崩されています。私たちはこの現実を認識し、これらの攻撃と闘える青年部運動を作り上げていきます。

また、狭山闘争は今年が正念場です。検察は証拠の隠蔽に躍起になり、裁判所は「中立の裁定者」をよそおい事実調べ・再審開始を決定する責任から逃げつづけています。石川さんの無罪を勝ち取るため、今こそ総力を結集しなければなりません。今10月には、全国連本部より中央闘争が呼びかけられています。私たちは持てるすべての力をもって10・28狭山中央闘争へ総決起していく決意です。

 とりわけ、長野―中野結婚差別事件糾弾闘争、広島差別事件糾弾闘争、八尾北医療センター解雇撤回闘争など、各地のとり組んでいる課題を青年部全体の課題として共有し、みんなのたたかいとしてかち取っていきます。  奈良では、大阪維新の会のやり方を模倣した奈良市長による部落への差別襲撃が起こっています。マスコミを扇動しての部落差別の大合唱をともなう攻撃を許すわけにはいきません。 今年七月には、野田政権によって大飯原発がなんの根拠もなく「安全」とされ再稼動を始めています。生活と命を守りたいという全国の人たちの願いと固く連帯し、反戦・反核・反基地の共同闘争をつくりあげていきます。  青年部大会の二日間は、なによりも私たちの絆を深めることに意義があります。全国より多くの皆さんのご参集を心からお願いし、ご案内とさせていただきます。  なお、青年部への激励、大会へのメッセージ等、若いきょうだいに対する励ましの言葉をたくさんお寄せいただければ幸いです。重ねてお願い申し上げます。 2012年8月
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