結審策動を粉砕! 住宅追いだしを阻止しよう!

(2012年05月02日)

 

【芦原支部】四月二五日、住宅追いだし阻止裁判の控訴審がはじまりました。芦原の供託者と、関西各地からかけつけた全国連と共闘の応援で傍聴席は満杯、廊下まであふれ出ました。同和住宅家賃値上げ反対運動を支える会の家会長も傍聴にかけつけてくださりました。

 裁判所は、開廷前から傍聴者の怒りを抑え込もうと戒厳体制で、冒頭から控訴審一回で結審する気満々の態度でした。 冗談ではありません。部落民を改良住宅からたたき出すという間違った地裁の判決に対する控訴を、一度も証拠を調べることなく棄却することなど絶対に許せるものではありません。 この裁判所の狙いに対して、東口・芦原地区自治会連合会長の冒頭意見陳述がたたきつけられました。

東口会長は、「原審の判決では、もっとも肝心な第一次裁判以降の、具体的な私たちと西宮市とのやりとりをすっぽりと判断から抜かしている。私たちの問題も長期分割という方法を採りさえすれば、現実的に解決できる。地方自治体の本来の目的は、住民を住宅から追い出すことではない。西宮市は、今なお『部落差別撤廃する』という改良住宅を建てる時の約束を果たしていない。申請した証人を採用せよ。十分に審理を尽くせ」と述べ、裁判所も次回七月四日に第二回口頭弁論を設定せざるを得なくなりました。
 緒戦、大勝利と言っていいと思います。 この負けることのできない決戦に対して、全国のみなさんへ支援をお願いします。共にたたかって、絶対に勝利しましょう!(写真は裁判終了後の総括集会)。

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