5・23全国統一行動に総決起しよう!10・31中央闘争をたたかおう!

(2012年04月26日)

 

証拠開示、事実調べを勝ちとり再審を実現しよう!

全国連は、今大会で、狭山第3次再審闘争の「再審か早期棄却か」をめぐる攻防に勝利する、たたかう方針を決定しました。

狭山第3次再審は2009年の三者協議開始を画期とし、現在、証拠開示と事実調べをめぐる東京高検、東京高裁との激しい攻防のまっただなかです。

昨年7月の第7回三者協議においては、検察の「一切の証拠開示に応じない」との反動的居直りにたいして、すぐさま要請行動をたたかい、12月第9回三者協議には14点の証拠を開示させました。

再審闘争勝利の力は石川一雄さんの不屈の無実・差別の訴えとたたかい、それを取り巻く部落大衆、労働者人民の広範なたたかいです。いま、証拠開示と事実調べを開始させることが決定的に重要となってきている局面に、この力を結集して狭山再審へ大きな前進を勝ちとりましょう。

私たちは、検察に対する証拠開示、とくに「不見当」とされる、血液反応報告書をはじめとする重要証拠と、部落差別によって石川さんを犯人とした国家権力の犯罪を暴露する、捜査段階での100名以上の部落青年から採取した筆跡や血液検査の捜査資料を開示させなくてはなりません。まして証拠開示拒否を貫く検察が、「石川有罪」とするあらたな鑑定書を提出したことなど絶対に許されません。 また私たちは、裁判所には毅然と証拠開示勧告あるいは命令を出すこと、また新証言や新証拠の事実調べを強力に迫っていきます。小川裁判長は、すきあらば狭山再審棄却を狙っていることを忘れてはなりません。 全国連は、5月の全国統一行動と10月の中央闘争を軸にしながら、高裁、高検に対する要請・糾弾行動をたたかいます。各地で広範な共闘陣形つくり、他のえん罪事件とのたたかいと連帯し、その教訓を学びながら、創意あふれる取り組みを展開しよう。それとともに全国各地で、この国家権力による差別犯罪を暴ききる大衆的な学習会、映画会、集会を組織しよう。 署名、要請ハガキ、要請文を裁判所、検察庁に集中し、この虚構と不正義に塗り固められた権力構造に鋭く突き刺さる、大衆的糾弾闘争として結実させましょう。
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