部落解放同盟全国連合会 第21回全国大会 第1日め発言より

(2012年04月23日)

 

【自由討論・まとめ】

長野県連・小林あや子さん

生活実態調査から学んだこと。広い地域に少数点在しているなかで171人が協力してくれました。「こんなこと解同にはできない。敬意を表する」「できたこと自体がすごい」と言われます。土地改良や公共事業で移転も多く、また借金で家を取られたり村を出て行く人が多いです。村に入って、部落差別を肌で感じます。それが独りよがりでない調査の良いところ。6割が差別を体験、そのうち7割が結婚差別です。

広島支部・金平久美子さん

今年67周年の8・6ヒロシマを訴えます。フクシマは広島型原爆の130倍もの放射能をまき散らしました。部落差別とたたかってきた私たちが、福島の人を受け入れていきましょう。部落解放運動の真価をかけて、また糧として。

荒本支部・池本秀美さん

869世帯中228世帯から回収。この20年で600人もへり、20年前は65歳以上の高齢者が占める割合は全国平均よりも低かったのに、今は13%以上も高く、36%にもなっています。しかも一人暮らしが多い。行政が応能応益家賃制度で働きざかりの世帯をおいだしてきた結果です。人口を減らしてから住宅を建て替えるのが行政のもくろみです。ここ1~2年が正念場、団結してたたかいましょう。

茨城県連・井橋真理子さん

福島の人の話を聞いて、自分は何も分かっていなかった、と思いました。3・11福島の集会に参加できて良かった。原発はなくさなければならない、と心から思いました。今年の全婦は神奈川県の足柄で行います。茨城県連婦人部も今から踊りの練習をしています。ぜひ参加してください。

●小林拓也青年部長と奈良実行委員会

方針案にもあるとおり、若者の運動ばなれで全国連も高齢化しています。今年は全青を奈良で開きます。三ケタ動員を目指し、各支部で青年部建設を進めてください。僕は決して運動を離れない、裏切らない、みんなを引っぱって人を増やしていきます。

●村上久義副委員長(1日目のまとめ)

たくさんの問題をかかえています。しかし、悲観することはありません。実態調査をやり遂げ、部落の問題、労働者全体の課題にとりくみましょう。そして、今年こそ、狭山闘争に決着をつけようではありませんか。そのために執行部は先頭でたたかいます。福島との連帯、三里塚、沖縄のたたかいにたちあがりましょう。

 

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