3・7狭山要請行動うちぬく

(2012年03月21日)

 

検察による「新たな鑑定書」など許さない!

3月7日、全国連と共闘は2012年に入ってはじめての狭山要請行動にたちあがりました。午前の東京高裁にたいする要請では、要請団ははじめに「証拠開示勧告から2年。しかし、検察の勧告にたいする抵抗、悪あがきの2年だった。あるはずの証拠を『見当たらない』などとウソをつく検察に、裁判所ははっきりとした態度をとるべきだ。再度の勧告、従わないなら開示命令を出すべきだ」と迫りました。次に要請団は、「検察が新たな鑑定書を出すといっている。これまでの有罪の根拠が崩れたということだ。裁判所はただちに事実調べを始めるべきだ」と迫りました。

各支部、共闘の要請文を読み上げたあと、さらに口頭で「何で無実の石川さんがこんな目にあわされ、何で高裁がこんなにふんぞり返っているのか。高裁の態度はおかしい!」など、率直な怒りをぶつけました。

石川さんを激励

高裁への要請を終えて正門前に出ると、ちょうど、石川一雄さん、早智子さん夫妻がアピールを始めようとしていました。要請団は石川さん夫妻を激励しました。 午後からは、検察への要請をおこないました。今回も、狭山担当の主任である広瀬検事が対応に出てきました。要請団は、「勧告を重く受け止めるといいながら、2年たっても開示していない。証拠隠しをやめ、すみやかに全証拠を開示せよ」と広瀬検事に怒りをぶつけました。また、筆跡に関して石川さんに罪をなすりつけるための「新たな鑑定書」などもってのほかです。要請団は徹底弾劾しました。 全国連は4月に再び要請行動に立ち上がります。全国から怒りの声を集中しましょう。街頭宣伝や署名、ハガキ、再審のためのあらゆる取り組みを強めましょう。すべての部落のきょうだい、労働者は全国連と共に闘いましょう。

 

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