東日本大震災と切り結び被災17周年集会を開催

(2012年01月23日)

  東日本大震災と結びついて生きる権利を取り戻そう(1月15日神戸) 阪神大震災からまる17年を迎えた神戸で、1月15日、「子どもたちを放射能から守る福島ネットワーク」代表の中手聖一さんを招いて集会を開催しました。集会では、全国連中執の寺下さん、芦原支部・東口さんより、狭山再審闘争、芦原住宅裁判の支援の訴えがあり、福島と連帯してたたかう決意が述べられました。
◎福島全体が原発の中にー中手さん講演要旨
「家庭や仕事で福島を離れられなかった三人のメンバーで、子どもたちを放射能から守る取り組みをはじめた。当時、福島に10台ほどしか配布されなかったガイガーカウンターが手に入り、福島のいくつかの小学校で放射能汚染の計測を行ったところ、当時安全だと言われていた福島市内の小学校などで極めて高い数値が出た。福島全県での検査と始業式の延期を行政に求め、インターネットを通じて危険を訴えたが、始業式は強行されてしまった。4月になってから行政は検査を行ったが、それでわかったことは、福島の全小学校のうち、76%が「管理区域」、20%は「立ち入り禁止区域」にあるという衝撃的な事実。つまり、福島の76%が原発建屋の中にあり、20%は原発職員ですら立ち入りできない程の放射能に汚染されていた。5月1日に「子どもたちを放射能から守る福島ネットワーク」を250人でたち上げ、現在600人になっている。私たちは「避難する権利」を求め、子どもたちの疎開を求めている。チェルノブイリでは、立ち入り禁止区域の外側に、希望者は避難が保障される区域がある。今思うことは、原発事故は一度起こってしまったら解決というものはないんだな、ということ。それでも私たちは声を上げ、行動していくしかない。」
阪神大震災と東日本大震災をがっちりと結びつけ、生きる権利を取り戻すたたかいをますます強め3・11反原発大集会を成功させましょう。
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