全証拠の開示、事実調べ開始へ!いよいよ勝利を決める闘いのとき

(2012年01月17日)

  「狭山再審を行え!」東京高裁にたいする要請・糾弾行動に立ち上がる全国連と共闘の労働者(2011年7月8日) 2012年がはじまりました。私たちは、この新しい年を狭山再審開始の年とするために全力決起することを、年頭の誓いとします。なによりも、昨年に再審開始がかちとれなかったことが悔しくてなりません。今年にかける石川一雄さんと思いを一つに、私たちはたたかいぬきます。
昨年の前進を土台に
昨年、狭山第3次再審のたたかいは、石川一雄さん、弁護団、全国の部落大衆、労働者・市民の「東京高裁 は再審を行え! 検察は証拠を開示せよ!」のたたかいのもと、前進してきました。
全国連も、東京高裁、東京高検にたいする要請・糾弾のたたかいを7回たたかいぬいてきました。そのいずれもが三者協議の前に、東京高裁と検察、とりわけ狭山担当の主任検事に直接、部落のきょうだいの怒りの声をたたきつけるものとなりました。また、5・23、10・31の2回の全国一斉行動のとりくみをはじめ、私たちは労働者・市民と共に、1970年代のような「全人民共闘」の復活をめざすたたかいをやりぬきました。
こうした石川一雄さんと全人民の力で、検察の「これ以上の証拠開示は必要ない」という態度をうち破り、12月に三大物証(万年筆、時計、カバン)に関する14点の証拠開示をかちとることができました。
2012年決戦へ
しかし、本当の勝負は今年です。検察はなおも「殺害現場」のルミノール検査報告書や、そこで撮られた8ミリフィルム、死体の写真、スコップの指紋検査報告書など、「石川=無実」に直結する重要な証拠h「不見当」と隠し続けています。また、検察は筆跡や死体について新たな「鑑定書」を出すと言っています。ほころびはじめた差別判決を守るために検察も必死になっているのです。
だからこそ、私たちは昨年以上に、検察の証拠隠しを徹底弾劾し、全証拠を開示させるたたかいに全力をあげなければなりません。
次の三者協議は4月です。そこにむかって、再審要求署名や高裁・検察へのハガキ運動で、部落大衆と労働者・市民の怒りの声を2~3月の要請行動で、検察・裁判所にぶつけていきましょう。
4月全国連第21回大会から5・23闘争へ、連続してたたかいぬきましょう。
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