西宮・芦原のきょうだいが裁判所包囲デモ

(2011年06月21日)

  追い出しを許さない 裁判所前 同和住宅からの追い出しを絶対に許さない!
【芦原支部】5月24日、住宅追い出し阻止裁判の大詰めにあわせて、裁判所糾弾デモをたたかいました。芦原地区の供託者が全力で結集しました。
裁判所へデモ 正午から裁判所近くの石田公園で集会。三里塚現闘本部裁判の公判での50名もの大量逮捕が行われその中に、いつも芦原の裁判にかけつけてくださる関西実 行委員会の山本善偉先生が含まれているとの報告があり、国家権力に対する怒りがふつふつとわきあがりました。中田書記長はじめ、全国連関西各支部、共闘か ら次々と連帯のあいさつをいただき、「住宅追い出しを絶対に阻止するぞ」という供託者の決意を参加者全員のものとし、デモに出発。
裁判所はガチガチの警備で、鉄の扉が閉められていました。しかしこれは、ようやく裁判所に住宅からの追い出しという極悪の部落差別攻撃の重大さを、はじめて考えさせた証です。裁判長に向かって「追い出し請求を棄却せよ!」との声を精一杯届けました。
住民が堂々の証言
証人尋問ではまず住民を代表してSさんが意見陳述。同対事業が在日住民を排除して行われてきたことへの怒りや、立ち退きの際、西宮市が「差別をなくすた めに改良住宅を建てさせてください。値上げの時は、十分に話し合います。」との約束を破って、いまや11倍もの家賃になっていることなどを明らかにし、西 宮市の住宅明け渡し請求を徹底弾劾し、裁判長に訴えの棄却を求めました。
つづく証人尋問では、東口会長、Kさん、Tさんが証言にたちました。それぞれ住民さんは、結婚の時に受けた痛苦な差別体験、「払えないなら母子寮にでも 入れば? そこも一杯だけどね、フフフ」などと西宮市の都市局職員から受けた屈辱的な言葉、現在の賃下げからくる生活状況など、実態としても西宮市の住宅 明け渡し請求など認められるはずがないことを堂々と証言しました。西宮市の反対尋問は、立証趣旨も不明で、被告とされた住民と傍聴席からの怒りをあびまし た。
裁判は次回8月9日(火)で結審です。今回のたたかいで叩きつけた怒りの地平をさらに発展させ、全力でたたかいぬき、必ずや住宅からの追い出しを阻止します。全国のみなさんの団結したご支援を心から訴えます。

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