5・23 茨城県連、江戸川支部が狭山要請行動

(2011年06月21日)

  5・23要請行動 差別糾弾の力で、全証拠の開示、事実調べをたたかいとろう!

  【茨城県連】5・23狭山全国一斉行動として、茨城県連と江戸川支部では、東京高裁と東京高検への要請行動にとりくみ、16名が参加しました。
小川裁判長に対して
東京高裁は、南須原管理官らが対応しました。参加した支部員からは、「今日は石川さん不当逮捕から48カ年になる。この長さを考えろ」「俺は石川一雄と 同じ歳だ。再審を開けば、無実が分かる」「今日は年配の人が多く参加している。あなたの親くらいの年代だ。みんな必死の思いで来ている。その気もちを、直 接裁判長に届けたい」など、新しく担当になった小川裁判長への要請をつきつけました。
また管理官が、裁判長に私たちの要請がどのように伝えられているかは分からない、とくりかえすことに対して、「分からないなら、分かる人を出せ。今度来るときまで、分かる人が出れるようにしておけ」ときびしく追及しました。
管理官は、「要請は私から主任書記官に伝えるが、主任は、本日要請があったことは裁判長に伝えている。要請文は、裁判長が見れるところに置いてある」などと答えました。
最後に、要請書8通を読み上げて提出しました。
証拠隠しをやめろ
つづいて東京高検では、上田検事らが対応しました。冒頭、7月の三者協議の変更はあり得るのかたずねたところ、上田検事は「それは裁判所が決めることです。いま裁判所からはそのような話は来ていません。どうなるのか、私にも分かりません」ということでした。
要請団からは、「48カ年もの間苦しんでいるのは、検察の責任だ」「部落民だから、大きな問題にはならないと思って、石川さんをつかまえて有罪にしたん だろう」「検察の出す証拠によって裁判所が判断するのに、証拠を隠すとはとんでもない」「明日、布川事件の再審で無罪判決が出るだろう。検察はデッチあげ を反省し、その原因を明らかにすべきだが、それは狭山事件では全証拠を開示することから始めるべきだ」と追及しました。
狭山は重要な局面を迎えていますが、その中で裁判長が交代しました。23日の要請行動は、小川裁判長への最初の要請として、怒りをつきつけるものとなりました。
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