2011年 狭山再審の年に! (新年のごあいさつ 委員長・瀬川博)

(2011年01月13日)

 

寝屋川、東大阪の選挙に勝利しよう!
たたかう部落解放運動の再生を!
4・2〜3 部落解放同盟全国連合会第20回全国大会へ


当面のスケジュール(2011年)
1月16日(日) 阪神淡路大震災16周年 被災地反失業総行動集会
午後2時〜 新長田勤労市民センター・大会議室  (神戸市)

2月14日(月) 狭山要請行動
午前10時 弁護士会館集合
午前11時〜東京高裁要請行
午後1時30分〜 東京高検要請行動

 

新年のごあいさつ 部落解放同盟全国連合会委員長 瀬川博

新年にあたり、同盟員とすべての支持者、読者のみなさんにごあいさつ申し上げます。

差別糾弾貫き20年目


2011年、全国連はその結成から20回目の大会を迎えます。
私たちはこの20年、全国の部落の寄る辺となるべく、部落解放闘争の歴史の教訓を全国連の血と肉と骨とに化して、差別撤廃、部落の完全解放にむけてたたかってきました。
全国連の20年のたたかいは、いま小なりといえども、戦後解放運動史上特筆すべき歴史といえます。
全国連は、そのめざす部落解放=人間解放という目的に照らして、解同本部派の転向ときっぱりと決別して誕生しました。また「革命的左翼」を標榜しながら腐りきったエセ左翼、差別者集団=革共同とも決別した全国連は、部落解放運動の責任と誇りにかけてたたかいます。
いま若者をはじめ、多くの部落では仕事を奪われ、生業は立ちゆかぬ苦境に追い込まれ生活苦にたたき込まれています。労働者を食い物にし、どこかの国を犠牲にして発展してきた資本主義という経済体制の行き詰まりがあらわになってきたということです。
生活の糧を奪い、差別を野放しにして、「国家の危機」を吹き込み、戦争をあおるこんな世の中だからこそ、それとたちむかう全国連の解放運動が必要です。
2011年の今年こそ、きりひらいてきた地平を確実な勝利に導く年にしましょう。
石川一雄さんの無実をかちとり、差別裁判糾弾の闘いに勝利しよう。検察は全証拠を開示せよ! 三者協議に石川さんを入れろ! 高裁は事実調べ、再審を開始せよ!
あらゆる差別にたちむかう差別糾弾闘争の嵐をまきおこそう。長野結婚差別事件・一審長野家裁の差別判決弾劾!

実態調査に全力を

運動の本格的な創造のため、しっかりと大地に根ざした全国実態調査をやりとげよう。
反戦・反核、反改憲のたたかいと狭山の全人民的な共同闘争をつくりあげよう。
そして4月寝屋川、9月荒本の選挙に必ず勝利して全国連の裾野を広げよう。
  私たちに求められていることは、全国の部落大衆の拠り所としての全国連であり、部落解放をめざすたたかいの道標であり、部落解放=労働者階級解放の全人民の共同のたたかいをつくりあげることです。
全国連は、解放運動のすべてをひきうけ、たたかう部落解放運動を再生させます。このことを、すべての部落のきょうだい、労働者の仲間にたいする年頭の誓いといたします。部落のきょうだいは、4月全国連第20回全国大会に集まろう!
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