第19回全国連婦人部大会が成功(11・20〜21)

(2010年12月16日)

  婦人部大会 11月20日〜21日、滋賀県・近江八幡国民休暇村で全国連婦人部第19回大会を開催しました。大会には全国から112人が参加し、成功をおさめました。「全国のすべての地域に全国連婦人部をつくる」との強い決意をもった地元・関西の婦人でつくられた「地元実行委員会」の奮闘が、大会を成功に導きました。
全国に全国連を!
大会の主催者あいさつで中田書記長は、「全国連の運動への期待をうけ、しっかりと闘いっていきます。決戦まっただ中の狭山再審闘争と、部落の実態調査に 全力でとりくみましょう。たたかう解放運動の再生をめざして、仲間意識をはぐくみ、元気に闘っていきたい」とかたりました。
北浦寿恵子婦人部長は、「全国連が立ち上がって、1日もはやく実態調査を広め、今の世の中、何が必要なのかを知ろう。狭山闘争も再審にむけてうごきはじめた。これから全国連が大きくはばたこう」と訴えました。
地元実行委の婦人からは、「私自身が婦人部として闘っていく。地元で差別事件がありました。私は逃げたらいけないと、差別糾弾闘争をたたかいました(4面参照)。大会の成功をかちとり、糾弾闘争の先頭に婦人がたちましょう」とのアピールが発せられました。
 選挙必勝をアピール
来賓の動労西日本のあいさつ、三里塚反対同盟婦人行動隊、新城せつ子元杉並区議からのメッセージの紹介のあと、特別報告として選挙戦の勝利へのアピール がおこなわれました。まず、寝屋川支部婦人部から、「木邨さんが市議選に立候補します。これまで、荒本で共に選挙をたたかい、弾圧とたたかい無罪を勝ち とってきました。今までの活動を超えた挑戦です。村から議員をださないと行政に村がつぶされる。せっかくのチャンス、絶対に勝利します」と決意を明らかに しました。荒本支部の阪口由貴美さんからも、9月東大阪市議選への支援が訴えられました。
一人でたたかった差別糾弾闘争
紙芝居を上演

活動報告、運動方針の基調、具体的闘争の課題についての提案のあと、特別企画として、関西の婦人がたたかった差別糾弾闘争を紙芝居にして上演されました。
せりふは地元実行委員会が担当、何度も練習をかさねた語りで、差別を目の当たりにした衝撃、一人で奮起して糾弾をはじめていったこと、まわりの人たちの決起の様子が再現されました。また、たたかった本人からのアピールもおこなわれ、会場に大きな感動をよびました。
このあと、役員人事案、会計にかかわる議案の提案がおこなわれました。夕方から場所を食堂に移し、恒例の交流会が行われました。
分散会で討論
2日目には、朝から2つの分散会に別れ自由討論がおこなわれました。討論の中心は、やはり前日の紙芝居や本人からの訴えをうけての感想です。このなか で、ある地方の婦人から、地域の隣保館の行事なかで差別事件がおこっていることが明らかにされました。この婦人は、前日の関西の婦人のたたかいにふれ、自 分もたたかうことを決断したと言います。
このほか、地元での日常活動、婦人部建設をめぐって、真剣な話し合いがおこなわれました。
分散会のあと、ふたたび全体集会がひらかれました。全国連中央本部から「差別糾弾闘争を中心にすえたということが感じ取られる大会であった。狭山の12 月の三者協議に向け、総決起でたたかおう。新たな支部を全国につくろう」とのまとめの提起をうけて、議案の一括採択がおこなわれました。北浦婦人部長(再 任)をはじめ新たな執行部が選出されました。また大会の決議案では、「狭山第3次再審に勝利する決意」「生きるために、差別とたたかう団結を強める決議」 「戦争反対のとりくみを強める決議」「統一地方選に勝利する決議」の4本の決議をあげ、大会を終了しました。

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