青年部から普天間基地包囲闘争(5・16)の報告

(2010年06月15日)

  普天間基地包囲闘争    【全国連青年部】私たち全国青年部は、階級的共同闘争の大きな柱である沖縄のたたかいと連帯し、全国連青年行動隊として現地に行って、普天間基地包囲闘争を中心に様々な闘争に参加してきました。昨年の八月に全国青年部を結成してから独自の闘争としては、はじめての経験であり、全国的動員でたたかいぬきました。
  沖縄現地入りして初日は、「5・15平和とくらしを守る県民大会」に参加しました。あいにくにもドシャブリの雨で、ずぶ濡れになりながらも野外の集会に合 流しました。全体で3000人規模の大集会で、フィリピンや韓国の方の発言などもあり、「沖縄に基地は必要ない! 戦争反対!」といった訴えを、世界共通 の課題として取り組んでいる沖縄のたたかいに圧倒されました。また、地元青年団の発言もあり、登壇した青年の人数も何十人といて、全国連も負けていられな いと率直に思いました。

辺野古 座り込みテントを訪問
  翌二日目には、辺野古・新基地反対の座り込みテントを訪問しました。ここでは、これまでの沖縄の歴史や現地情勢を詳しく説明してくれました。写真なども掲 示されていて、「未亡人造成機」と呼ばれるオスプレイを使った米軍の空中訓練の様子や、事故によって起きた山火事の様子が写されていました。
「辺野古の海に基地は作らせない」と、命をかけた座り込みのたたかいに衝撃をうけると同時に、現地で生の声を聞くことが、どれだけの意義を持つのか改めて考えさせられました。別れ際に青年部全員で檄を書いて手渡しました。とても貴重な学習になりました。

1万7千人で普天間基地を包囲
  午後はいよいよ普天間基地包囲行動です。市役所が街に呼びかけて、基地の周りを12キロメートルにもわたって人の輪を作り、「人間の鎖」で包囲する大行動 です。全国連のゼッケンに全国青年部の荊冠旗を揚げて合流し、沖縄の人々と実際に手を繋いでたたかう一体感は実力闘争の中でしか生れません。これこそが、 沖縄の島ぐるみのたたかいであり、日本のあり方の変革を求める動きであることを肌で感じました。本当に良い体験ができたと思っています。
米軍基地を沖縄に押し付け、沖縄への差別政策を容認してきた私たちのあり方も変わっていかなくてはいけないと思います。
今回の沖縄闘争を通して全国青年部は、また一つ大きく成長しました。良かったという思い出ではなく、これからの青年部が進むべき道筋が広がったと思っています。今後も様々なたたかいに参加して、どこの青年部にも負けない組織を作っていきたいです。
つぎは8・6ヒロシマのとりくみです。反戦・反核、反差別のたたかいをさらに強めていきます。
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