3・7広島差別事件 東京真相報告集会が成功

(2010年03月19日)

  3・7東京真相報告集会全国連は3月7日、東京・社会文化会館において「広島差別事件」の真相報告集会を221人の参加者をえて開催しました。
集会には全国連の同盟員をはじめ、この部落差別を許さないという多くの首都圏の労働者が参加しました。

森島吉美・広島修道大学教授の講演では豊富な活動のなかから具体的な部落差別の事例を紹介しつつ、「差別は具体的であり攻撃的である」ことから、差別とのたたかいも「具体的、攻撃的」であるべきことが指摘されました。広島差別事件を考える上で、革共同の差別犯罪からの逃亡を許さぬ講演となりました。
差別発言をうけた当該である金平玲さんから、あらためて糾弾闘争の先頭にたつ決意があきらかにされました。
基調提起では中田書記長から、広島差別事件糾弾をたたかう意義について提起が行われました。
また、この集会に先立ちたたかわれた前進社(革共同の本部)への糾弾、事実確認会開催の申し入れ行動の様子がビデオ上映されました。応対する者もなく、ただ窓から顔をゆがめてのぞき見し、写真を撮ることだけに終始する差別者の無様な姿が映し出され、会場の怒りは一層かき立てられました。
この日をもって、広島差別事件糾弾の一層の拡大と強化、首都圏での解放運動のあらたな前進がはじまりました。
翌日3月8日、狭山第3次再審をめぐる重大局面に、東京高裁、東京高検への狭山要請・糾弾行動がたたかわれました。
「この第3次再審で再審・無罪を!」とたたかう石川一雄さんとかたく連帯して、権力の差別犯罪を糾弾し、全証拠の開示、事実調べ、再審開始を求めてたたかいぬかれました。
5月にも行われるという三者協議に8点の証拠開示勧告を受けた検察側に対しては、証拠隠しは絶対に許されないこと、今すぐ全証拠の開示を行うことが検察に課せられたただ一つの選択であることが鋭く追及されました。
3月7日〜8日、全国連は狭山差別裁判糾弾をはじめとする差別糾弾闘争を部落解放運動の基軸に据え、現代の水平社をよみがえらせる決意をあらたにしました。
全国連はこの成果をひきつぎ、全力でたたかいます。4月17日〜18日、いよいよ全国連第19回全国大会です。すべての部落のきょうだいのみなさんに参加を訴えます。

 

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